ぴよパス

第一種衛生管理者 時間配分|44問180分を科目別タイムテーブルで攻略 (2026年版)

ぴよパス編集部8分で読めます
第一種衛生管理者 時間配分|44問180分を科目別タイムテーブルで攻略 (2026年版)
目次

結論を先に:第一種衛生管理者は「44問を180分」で解く科目別タイムテーブルが勝負

第一種衛生管理者の筆記試験は 44問を3時間 (180分) で解くマークシート方式だ。単純計算で1問あたり約4分。だが見直しに30分を残すと解答に使えるのは150分で、1問あたり約3.4分まで圧縮される。ここで「全問を同じペースで解こう」とすると、暗記勝負の有害業務で時間を溶かして後半が崩れる。

第一種で合否を分けるのは、科目ごとにかける時間を変えることだ。下のタイムテーブルが本記事の主役になる。

フェーズ科目問題数配分時間1問あたり
第1ブロック有害業務 (関係法令+労働衛生)20問約60分約3分 (即答 or 飛ばす)
第2ブロック有害業務以外 (関係法令+労働衛生)14問約45分約3.2分
第3ブロック労働生理10問約30分約3分
見直し全科目約30分マークミス+迷い問
合計44問180分

第一種衛生管理者 160問オリジナル予想問題で実力確認 →


なぜ「1問4分」を鵜呑みにすると落ちるのか

180分÷44問=約4.09分。この平均値だけを見て「1問4分なら余裕」と考えるのが第一種の最初の落とし穴だ。

理由は2つある。

  1. 見直し時間を引くと余裕は消える。マークシートのズレや塗り忘れ、設問の読み違いは本番で必ず一定数発生する。見直し30分を確保すると解答時間は150分。150分÷44問=約3.4分が実際のペースだ。「4分」と「3.4分」では1問あたり40秒近く違い、44問では約30分の差になる。
  2. 科目によって最適なペースが違う。暗記勝負の有害業務は「3分考えて分からなければ何分かけても分からない」。逆に労働生理や共通科目は落ち着いて読めば取れる。全問を一律4分で解くのは、得点期待値の低い問題に時間を貢いでいるのと同じだ。

つまり第一種の時間配分は「1問◯分」という一律のペース管理ではなく、科目別にメリハリをつける発想に切り替える必要がある。

ペース計算計算式1問あたり
単純平均180分 ÷ 44問約4.0分
見直し30分確保時150分 ÷ 44問約3.4分
見直し40分確保時140分 ÷ 44問約3.2分

広告

第一種の科目構成:有害業務20問が時間配分の主戦場

時間配分を組む前提として、第一種の44問がどう構成されているかを正確に把握しておく。第一種は第二種にない有害業務2分野 (計20問) が加わるのが最大の特徴で、ここが時間配分の主戦場になる。

科目問題数性質推奨ペース
関係法令 (有害業務)10問暗記中心・即答型速く (3分以内)
労働衛生 (有害業務)10問暗記中心・即答型速く (3分以内)
関係法令 (有害業務以外)7問共通分野・得点源標準 (約3.2分)
労働衛生 (有害業務以外)7問共通分野・得点源標準 (約3.2分)
労働生理10問暗記中心・安定得点標準 (約3分)
合計44問

有害業務20問は試験全体の約45%を占める。特化則・有機則の物質区分、局所排気装置の制御風速、特殊健康診断の対象業務など、知識の有無で即決する問題が中心だ。だからこそ「考え込む」価値が低く、時間配分上は最初に素早く処理してしまうのが合理的になる。


科目別タイムテーブルの作り方:60分→45分→30分→見直し30分

ここからが本記事の核心だ。180分をどの順番でどう割り振るかを分単位で示す。

第1ブロック:有害業務20問を約60分 (経過: 0〜60分)

最初に有害業務20問を片づける。1問あたり3分が目安だが、ここでのルールは「3分考えて手が止まったら印をつけて飛ばす」こと。

有害業務は暗記勝負なので、3分粘っても出てこない知識は見直し時間に回しても思い出せる確率が低い。粘るより、確実に取れる後半の科目に時間を温存する方が得点期待値が高い。20問を60分で抜けるのを目標にする。

第2ブロック:有害業務以外14問を約45分 (経過: 60〜105分)

関係法令・労働衛生の共通分野14問はペースを標準に戻す。1問あたり約3.2分。第一種・第二種共通の出題範囲で、安全衛生管理体制、衛生委員会、健康診断、作業環境などが中心だ。得点源なので落ち着いて取り切る

第3ブロック:労働生理10問を約30分 (経過: 105〜135分)

最後の解答ブロックは労働生理10問。1問3分。心臓・血液・呼吸・神経・代謝など暗記で安定して取れる分野なので、ここを後半に置くと「終盤でも確実に得点が積める」精神的な余裕が生まれる。135分で全44問を一周し終えるのが理想だ。

見直しブロック:約30分 (経過: 135〜180分)

残り30分は見直しに充てる。やることは3つ。

見直し項目内容
マークシート確認問題番号と解答欄のズレ・塗り忘れを全問チェック
飛ばした迷い問第1ブロックで印をつけた有害業務に戻る
設問の読み違い「正しいもの/誤っているもの」の取り違えを再確認

このタイムテーブルなら、有害業務で時間を溶かさず、得点源の共通科目と労働生理を確実に取り切り、最後にミスを潰す流れが作れる。


有害業務20問の「飛ばす判断」基準

第一種の時間配分でもっとも重要なスキルが、有害業務での飛ばす判断だ。ここを誤ると第1ブロックで時間を使い果たし、得点源の後半が崩れる。

判断基準はシンプルにする。

状況判断
選択肢を読んで即座に答えが浮かぶ即答してマーク
30秒考えて2択まで絞れたもう1分かけて決める
1分考えて手がかりゼロ印をつけて飛ばす (最大3分まで)
物質名・数値が完全に未知即飛ばし (粘らない)

有害業務は「特化則の特定第二類物質はどれか」「有機溶剤の区分と色分け」のように、知っているか知らないかで瞬時に決まる問題が多い。知らない問題に3分以上かけるのは、後半の取れる問題を捨てる行為だと割り切る。飛ばした問題は見直しブロックで戻り、それでも分からなければ消去法で1つに絞ってマークする (空欄は0点だが、5肢択一なので埋めれば20%の期待値がある)。


残り時間別:時間配分スキルの仕上げ方

時間配分は本番でいきなり実行できるものではない。試験までの残り期間に応じて、何を練習するかを変える。

残り時間やること
残り1ヶ月以上模試を180分通しで解き、科目別の所要時間を実測する
残り2週間有害業務の「飛ばす基準」を固める。1問3分の感覚を体に入れる
残り1週間解く順番 (有害業務→共通→労働生理) を確定させる
前日タイムテーブルをイメージで再現。見直し30分の確保を確認

特に残り1ヶ月以上ある段階で「実測」しておくことが重要だ。自分が有害業務1問に何分かけているかを知らないまま本番に臨むと、配分が机上の空論になる。模試や演習で実際のペースを計測し、3.4分のペース感覚を体に刻んでおく。

第一種衛生管理者の有害業務対策はこちら →


失敗パターンと回避策

第一種の時間配分でつまずく典型例を3つ挙げる。

失敗1:問題番号順に解いて有害業務で時間を溶かす

問1から順に解くと、いきなり有害業務 (関係法令の有害) が来て、知らない物質区分の問題に5分・10分かけてしまう。

回避策: 科目ブロック単位で解く意識を持つ。有害業務は「3分ルール」で即答か飛ばすを徹底し、得点源の共通科目・労働生理に時間を残す。

失敗2:見直し時間を確保せず時間切れ

「1問4分なら間に合う」と油断して全問に4分かけると、44問で176分。見直しはほぼゼロになり、マークミスや読み違いを潰せないまま提出することになる。

回避策: 解答は150分で終える前提を徹底し、見直し30分を死守する。タイムテーブルで135分到達時に全問一周を終える計画を立てる。

失敗3:飛ばした迷い問を空欄のまま提出

飛ばした有害業務を見直し時間に戻り忘れ、空欄のまま提出してしまう。

回避策: 飛ばした問題には問題用紙に大きく印をつけ、見直しブロックの最初に印の問題から処理する。5肢択一なので、分からなくても消去法で1つに絞って必ずマークする。


合格率46%に入るための時間配分チェックリスト

第一種衛生管理者の合格率は令和6年度で46.3%。合格者がやっている時間配分の要点を5つにまとめた。

  1. 44問180分・見直し30分確保で解答は150分 (1問約3.4分) と計算しておく
  2. 有害業務20問は約60分・1問3分で即答か飛ばす を徹底する
  3. 有害業務以外14問+労働生理10問を得点源として確実に取り切る
  4. 見直し30分を死守し、マークミスと飛ばした迷い問を処理する
  5. 模試で自分のペースを実測し、3.4分の感覚を本番前に体に入れる

第一種衛生管理者オリジナル予想問題160問で時間配分を実戦練習 →


出典

※第一種衛生管理者試験は紙のマークシート方式で、2026年5月時点でCBT (コンピュータ試験) は導入されていない。


よくある質問

Q1. 第一種衛生管理者の試験時間と問題数は?

試験時間3時間 (180分) で44問を解くマークシート方式だ。科目は関係法令(有害業務)10問・労働衛生(有害業務)10問・関係法令(有害業務以外)7問・労働衛生(有害業務以外)7問・労働生理10問の計44問。180分÷44問で1問あたり平均約4分、見直し30分を確保すると解答に使えるのは150分で1問あたり約3.4分になる。

Q2. 第一種衛生管理者の科目別タイムテーブルの目安は?

有害業務20問を約60分 (1問3分・即答か飛ばす)、有害業務以外14問を約45分 (1問約3.2分)、労働生理10問を約30分 (1問3分)、最後に見直し30分を残す配分が目安だ。合計150分で解答し、残り30分でマークミスと飛ばした問題を処理する。

Q3. 有害業務に時間をかけすぎないコツは?

有害業務20問 (関係法令10問+労働衛生10問) は特化則・有機則の物質区分など暗記中心で、知っていれば即答・知らなければ長考しても解けないことが多い。1問3分を超えたら印をつけて飛ばし、確実に取れる労働生理や共通科目で得点を固める。有害業務で時間を溶かさないことが44問完答の鍵だ。

Q4. 第一種衛生管理者で見直し時間はどれくらい残すべき?

30分を目安に残す。180分から見直し30分を引くと解答時間は150分で、44問なら1問あたり約3.4分のペースになる。見直しではマークシートのズレ・塗り忘れの確認、飛ばした迷い問の再検討、「正しいものはどれか/誤っているものはどれか」の読み違いチェックを行う。

Q5. 第一種衛生管理者の合格基準と合格率は?

合格基準は各科目40%以上 (各科目10問なら4問、7問科目なら3問) かつ全体60%以上 (44問中27問程度) の同時クリア。1科目でも40%未満だと足切りで不合格になる。合格率は令和6年度で46.3%だった。


第一種衛生管理者の予想問題を無料で解けます

160問 — 登録不要・科目別学習&模擬試験対応

合格率
約46%
受験料
¥8,800
試験時間
3時間

ここまで読めたら、オリジナル予想問題を 1 問だけ解いて、今の理解度を 30 秒で確認しましょう。

広告

Amazon 評価とネット評判を徹底監査して 3 冊に絞りました。あなたの学習段階に合う 1 冊からどうぞ。

  • 2026年度版 スッキリわかる 第1種衛生管理者 テキスト&問題集
    初学者の最初の1冊
    2026年度版 スッキリわかる 第1種衛生管理者 テキスト&問題集
    堀内れい子/TAC衛生管理者講座・TAC出版

    ここでケチって旧年度版や活字だけのテキストを選ぶと、有害業務の専門用語に最初の1週間で心が折れて挫折する典型パターンに陥る。図解で全体像を掴める2026年度版を1冊目に据えれば、3,000円未満で『そもそも何の試験か分からない』段階を確実に抜けられる。

    こんな人に: 簿記等で実績のあるTAC『スッキリ』シリーズで、安全衛生用語・有害業務にゼロから入門したい初学者。図解中心で挫折せず1周したい人。

    解説演習法令
    Amazon で見る
  • これで完成! 村中一英の第1種衛生管理者 過去7回本試験問題集 2026年度版
    過去問演習で仕上げる1冊
    これで完成! 村中一英の第1種衛生管理者 過去7回本試験問題集 2026年度版
    村中一英・KADOKAWA

    テキストだけで突撃するとマーク式独特の引っ掛け選択肢で5点差で不合格になりがち。最新7回分を肢別解説で潰す本書を飛ばすと、有害業務など科目別足切り(40%)に泣く可能性が現実的に上がる。受験料8,800円と1日休暇のロスを考えれば、過去問演習投資は外せない。

    こんな人に: テキストを1周し、本試験形式に体を慣らして合格点を取りに行くフェーズの受験者。なぜ正解か・なぜ不正解か、選択肢単位の根拠を理解しながら詰めたい人。

    解説演習法令
    Amazon で見る
  • 出るとこだけ! 第1種衛生管理者 うかるテキスト&よく出る問題集
    短期合格・直前期の1冊
    出るとこだけ! 第1種衛生管理者 うかるテキスト&よく出る問題集
    株式会社ウェルネット/山根裕基/山根加奈未・SBクリエイティブ

    1冊目で挫折/積読してしまったり、試験直前2週間で全範囲を回す体力がなくなったとき、分厚いテキストに戻ると間に合わない。本書を直前期の保険として持っておけば、頻出論点だけで合格点(各科目40%以上 & 合計60%以上)に滑り込む戦略が成立する。次回試験まで4ヶ月待つ機会損失を回避できる。

    こんな人に: 受験まで1ヶ月以内、または通常のテキスト1周が時間的に厳しい社会人。出題頻度の高い論点だけを最短経路で押さえ、1冊で本試験まで持ち込みたい人。

    解説演習法令
    Amazon で見る

書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。

上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」と「解いて間違えて復習した」では、本試験で 2-3 倍の得点差がつきます。

※ 編集部が 2026-05-13 に Amazon.co.jp + コミュニティ評判サイトを cross-check して選定

※ 本セクションは Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトは Amazon.co.jp から紹介料を受け取ります。価格・在庫状況は変動するため、最新情報は Amazon.co.jp のページでご確認ください。

🐥

この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

この記事をシェア

この記事は に最終更新されました