貸金業務取扱主任者資格試験 民法(保証・債権・担保・相続) 練習問題 第26問: 顧客Bは、貸金業者Aから借り入れた400万円の債務を残して死亡した。Bの相続人は子C及び子Dの2人のみであり、いずれも単純承認した。Bは遺言で、Cの相続分を4分
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顧客Bは、貸金業者Aから借り入れた400万円の債務を残して死亡した。Bの相続人は子C及び子Dの2人のみであり、いずれも単純承認した。Bは遺言で、Cの相続分を4分の3、Dの相続分を4分の1と指定していた。この事例に関する次の記述のうち、民法上、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 4. Aは、遺言による相続分の指定にかかわらず、C及びDに対して、法定相続分に応じてそれぞれ200万円を請求することができる。
「法定相続分に応じてそれぞれ200万円を請求することができる」が正しい記述です。民法第902条の2本文は、相続分の指定がされた場合でも、被相続人の債権者は各共同相続人に第900条・第901条による相続分に応じて権利を行使できるとし、第900条第4号により子C・Dの法定相続分は各2分の1なので、400万円×2分の1=200万円ずつです。Aが承継を承認した事情もありません。「300万円…100万円の範囲でしか請求することができない」は誤りで、指定相続分(400万円×4分の3=300万円、400万円×4分の1=100万円)は債権者を拘束しません。「全額について連帯して」は誤りで、第899条により各共同相続人は相続分に応じて承継します。「承認した後であっても…200万円を請求することができる」は誤りで、第902条の2ただし書により、承認の後は法定相続分による行使はできません。
根拠・参照資料: 民法第899条・第900条第4号・第902条の2
関連キーワード: 相続分の指定・法定相続分・相続債務の承継
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