銀行業務検定試験 財務3級 資産の会計 練習問題 第25問: 融資先F社 (事業年度は4月1日から翌年3月31日までの1年) は、2024年4月1日に取得価額1,000,000円の器具備品を取得し、同日から事業の用に供して
融資先F社 (事業年度は4月1日から翌年3月31日までの1年) は、2024年4月1日に取得価額1,000,000円の器具備品を取得し、同日から事業の用に供している。法人税法の定額法 (耐用年数5年・償却率0.200) により毎期の償却限度額いっぱいに償却するとき、5年目の償却と5年目の期末の帳簿価額の説明として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 5年目は199,999円を償却し、帳簿価額1円を残す。
「5年目は199,999円を償却し、帳簿価額1円を残す」が適切です。平成19年度の税制改正で、2007年4月1日以後に取得した減価償却資産は残存価額と償却可能限度額が廃止され、耐用年数の経過時に残存簿価1円まで償却することになりました (国税庁タックスアンサーNo.5410)。
途中式は、毎年の償却限度額=1,000,000×0.200=200,000円、4年目末の帳簿価額=1,000,000−200,000×4=200,000円、5年目の償却額=200,000−1=199,999円で、期末に1円が残ります。「200,000円を償却し0円」は1円を残すことを忘れた誤りです。
「帳簿価額100,000円」「帳簿価額50,000円」を残す肢は、廃止された残存価額や償却可能限度額のように一定額を残す考え方で、2007年4月1日以後の取得分には当たりません。「残る1円も翌年度に償却」は、1円まで償却できるという上限を超えています。
融資の担当者は、帳簿価額1円の資産が並ぶ固定資産台帳から、設備の古さと更新投資の時期を読み取れます。
関連キーワード: 減価償却・定額法・残存簿価1円・耐用年数
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