銀行業務検定試験 財務3級 資産の会計 練習問題 第15問: 同業のK社とL社は、期首の在庫・当期の仕入・販売数量・売上高がまったく同じで、商品の評価方法だけが異なる。K社は先入先出法、L社は総平均法を採用している。仕入単
同業のK社とL社は、期首の在庫・当期の仕入・販売数量・売上高がまったく同じで、商品の評価方法だけが異なる。K社は先入先出法、L社は総平均法を採用している。仕入単価が上がる局面で、当期の資料は次のとおりである (単価・金額の単位: 千円)。両社の売上総利益を比べた記述として、最も適切なものはどれか。 ・期首商品 200個 @5 ・仕入① 600個 @6 ・仕入② 200個 @7 ・当期の販売数量 700個 (期末の数量 300個。棚卸減耗・評価損はない)
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. K社の方が200千円大きい。
「K社の方が200千円大きい」が適切です。企業会計基準第9号「棚卸資産の評価に関する会計基準」は、評価方法として個別法・先入先出法・平均原価法 (総平均法・移動平均法)・売価還元法を挙げています。
途中式: K社 (先入先出法) は期末に新しい仕入が残るので 200×7+100×6=2,000。L社 (総平均法) は平均単価 (1,000+3,600+1,400)÷1,000個=6 で、期末 6×300=1,800。
売上原価は期首+仕入−期末なので、期末が200大きいK社の売上原価が200小さく、売上総利益は200大きくなります。「L社の方が…」は向きが逆です。
「100千円」は期末の100個を期首の単価5で数えた値 (1,900−1,800)、「300千円」は期末300個に単価の差1を掛けただけの値です。「売上総利益は同じ」は、期末棚卸高の差が売上原価に及ぶことを見落としています。
融資の担当者は、同業比較では評価方法の違いで利益がずれることを注記で確かめます。
関連キーワード: 先入先出法・総平均法・売上総利益・期末商品棚卸高
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