技術士 第一次試験 専門科目 上下水道部門 下水道 練習問題 第12問: 活性汚泥法による生物学的窒素除去(硝化と脱窒)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
専門科目 上下水道部門 下水道
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第12問
活性汚泥法による生物学的窒素除去(硝化と脱窒)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 脱窒で硝酸性窒素が窒素ガスになるときは、窒素1 g当たり炭酸カルシウム換算で約3.6 gのアルカリ度が消費される。
不適切なのは、脱窒でアルカリ度が消費されるとする記述です。アルカリ度は水が酸を中和する力で、脱窒では還元した硝酸性窒素1 g当たり炭酸カルシウム換算で約3.57 gが消費されるのではなく生じます(US EPA Nutrient Control Design Manual (2010) Eq. 4-27 の説明)。
ほかの記述は同じ資料のとおりです。硝化の反応式から、窒素1 g当たり酸素約4.57 gを要し、アルカリ度を約7.14 g消費します。
硝化細菌は従属栄養細菌(有機物を分解して増える細菌)より増殖が遅く、SRT(汚泥が系内にとどまる日数)が増殖に見合う値を下回ると流出し、増殖は低い水温ほど遅いので長いSRTが要ります(Figure 4-2 の説明、運転の章)。循環式硝化脱窒法は好気槽の前に無酸素槽を置き、硝化液を無酸素槽へ循環して流入水のBODで脱窒します。
硝化はアルカリ度を窒素1 g当たり約7.14 g消費し、脱窒は約3.57 gを生じて、その約半分を取り戻します。
関連キーワード: 硝化・脱窒・アルカリ度・SRT・循環式硝化脱窒法
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