技術士 第一次試験 専門科目 電気電子部門 発送配変電 練習問題 第7問: ロータの直径が90 mの風車に、空気密度1.2 kg/m³の風が風速8.0 m/sで受風面(ロータが回転して描く円)に垂直に当たっている。受風面を単位時間に通過
ロータの直径が90 mの風車に、空気密度1.2 kg/m³の風が風速8.0 m/sで受風面(ロータが回転して描く円)に垂直に当たっている。受風面を単位時間に通過する風の運動エネルギーのうち、発電機の電気出力になる割合(出力係数)を0.45とするとき、発電機の出力として最も近い値はどれか。ただし、円周率は3.14とする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 879 kW
発電機の出力は約879 kWです。EIA Energy Explained(Electricity generation from wind)のとおり、風車は羽根で風の運動エネルギーを集めて軸を回し、発電機を駆動します。
受風面積をA、風速をvとすると、1秒間に受風面を通る空気の質量は ρAv、その運動エネルギーは ½(ρAv)v²=½ρAv³ です。
A=3.14×(90/2)²=3.14×2,025≒6,359 m²
½ρAv³=0.5×1.2×6,359×8.0³≒1.953×10⁶ W
出力=0.45×1.953×10⁶≒8.79×10⁵ W=879 kW
質量 ρAv≒6.10×10⁴ kg を先に出し、½×6.10×10⁴×8.0²×0.45 としても同じ値です。110 kWは単位時間の量にせずv²のまま計算した値、1,760 kWは½を落とした値、3,520 kWは直径を半径として面積を出した値、1,950 kWは出力係数を掛け忘れた値です。
風車の出力は ½ρAv³ に出力係数を掛けた値で、風速の3乗と受風面積に比例します。
関連キーワード: 風力発電・風車の出力・出力係数・受風面積・運動エネルギー
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