- 東京都の受験料は13,600円。千葉県14,000円、神奈川県14,300円、埼玉県15,000円と、都県で違う。
- 出願は5月中旬から2〜3週間(令和8年度の東京都の郵送は5月18日〜5月29日、千葉県は6月5日まで)。
- 午前に第1章・第2章・第4章(法規)、午後に第3章・第5章が出る。
首都圏では、法規(第4章)が午前に、配点の大きい第3章が午後に出ます。ぴよパスの登録販売者の薬事法規・安全対策の練習問題には登録販売者の研修の問題のような制度の問題があり、主な医薬品とその作用の練習問題では解熱鎮痛薬のアスピリンの問題のような成分の問題を解説つきで解けます。
この記事の日付・金額・人数は、東京都保健医療局の「令和8年度登録販売者試験について」・Q&A・過去の年度のページ・販売従事登録のページ、千葉県・神奈川県・埼玉県の令和8年度の案内と結果で、2026年10月24日に確かめました。
結論: 令和8年度の首都圏の登録販売者試験
| 項目 | 東京 | 千葉 | 神奈川 | 埼玉 |
|---|---|---|---|---|
| 試験日 | 9月6日(日)10:00〜15:30 | 同じ | 同じ | 同じ |
| 会場 | 芝浦工大豊洲・昭和女子大世田谷・東京外大府中 | 幕張メッセ | 國學院大たまプラーザ・日大生物資源科学部 | 獨協大学 |
| 受験料 | 13,600円 | 14,000円 | 14,300円 | 15,000円 |
| 出願 | 郵送(5月18日〜5月29日・当日消印有効)か電子申請 | インターネット(5月18日〜6月5日) | インターネット(5月18日〜5月29日) | インターネット(5月18日〜5月29日) |
| 合格発表 | 10月16日(金) | 10月16日(金) | 10月16日(金) | 10月16日(金) |
| 受験者数 | 4,696人 | 2,855人 | 3,321人 | 2,725人 |
| 合格者数 | 2,003人 | 1,140人 | 1,562人 | 1,169人 |
| 合格率 | 42.7% | 39.9% | 47.0% | 42.9% |
どの都県も、受験資格はありません。学歴や実務経験に関係なく受けられます。住んでいる都県と別の都県で受けることもでき、東京都のQ&Aは「合格した都道府県と勤務する都道府県が違っても合格は有効です」としています。
首都圏の4都県は同じ日・同じ時間割で実施する
登録販売者試験は都道府県ごとの試験ですが、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県は、同じ日に同じ時間割で実施しています。公表された問題と正答も同じ内容で、令和7年度と令和8年度は4都県の正答が120問すべて一致していました(ぴよパスで4都県の正答のPDFを照らし合わせた結果です)。ただし、4都県が問題を共同で作ると書いた公式の案内は見当たりません。
令和8年度の時間割は、次のとおりでした。
| 区分 | 時間 | 出題(問題数) |
|---|---|---|
| 午前 | 10:00〜12:00(120分) | 医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)・人体の働きと医薬品(20問)・薬事に関する法規と制度(20問) |
| 午後 | 13:30〜15:30(120分) | 主な医薬品とその作用(40問)・医薬品の適正使用と安全対策(20問) |
東京都は午前9時30分までの着席を求めていて、神奈川県は「集合時間:午前9時30分(厳守)」、埼玉県は午後の着席を13時15分としていました。神奈川県の受験案内には、午前・午後のどちらかを欠席すると採点しないとも書かれています。時間割は地域ごとに違うので、関西や九州の試験と同じ配分で練習しないようにしてください。当日の時間の使い方は登録販売者 試験当日の過ごし方にまとめています。
出題の範囲は、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和8年4月一部改訂)」でした。令和8年4月の改訂の中身は手引き 令和8年4月改訂の要点で確かめられます。
東京都の会場 — 豊洲・三軒茶屋・府中のどれかを受験票で指定
令和8年度の東京都の会場は3つで、どこになるかは受験票で知らされます。希望は出せず、定員を超えたときは都内の別の会場になることがあります。
| 会場 | 所在地 | 最寄り駅 |
|---|---|---|
| 芝浦工業大学豊洲キャンパス | 江東区豊洲三丁目 | 東京メトロ有楽町線「豊洲駅」から徒歩約7分、ゆりかもめ「豊洲駅」から徒歩約9分 |
| 昭和女子大学世田谷キャンパス | 世田谷区太子堂一丁目 | 東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」から徒歩約7分 |
| 東京外国語大学府中キャンパス | 府中市朝日町三丁目 | 西武多摩川線「多磨駅」から徒歩約5分 |
令和7年度も同じ3会場でした。東京都は、試験会場の周りで有料の試験結果の通知などを勧誘する人がいても東京都とは関係がないと注意を出しています。
東京都のQ&Aにある持ち物は、受験票・HBの鉛筆・プラスチック消しゴム・時計です。電卓、通信やメモの機能がある時計は使えず、携帯電話を時計として使うこともできません。昼食はなるべく持っていくようにと案内されています。
出願 — 東京都は5月の約2週間、郵送か電子申請
令和8年度の東京都の出願は、次の流れでした。
| 手順 | 令和8年度の東京都 |
|---|---|
| 願書の配布 | 5月12日(火)〜5月28日(木)。都内の保健所、都庁第一本庁舎・第二本庁舎の受付、薬務課の窓口 |
| 受付(郵送) | 5月18日(月)〜5月29日(金)〔当日消印有効〕。願書に付いた出願用封筒で、郵便局から簡易書留 |
| 受付(電子申請) | ホームページの電子申請(LoGoフォーム)。郵送とどちらか一方だけ |
| 受験手数料 | 13,600円。ATMでは納付できず、納めた手数料は返されない |
| 受験票 | 8月14日(金)から郵送 |
写真は縦4.5cm×横3.5cmの上半身で、出願前6か月以内に撮ったものです。千葉県・神奈川県・埼玉県は、令和8年度はインターネットでの出願でした(神奈川県は紙の受験案内の配布もありませんでした)。出願の期間が短いので、4月から自分の都県のページを見ておくと安心です。ほかの地域の日程と受験料は登録販売者の受験料と2026年度の地域別日程にまとめています。
合格率と合格基準 — 東京都は40%前後で推移
東京都の受験者数と合格率は、年度ごとのページで次のとおりです。
| 年度(試験日) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度(9月6日) | 4,696人 | 2,003人 | 42.7% |
| 令和7年度(9月7日) | 4,186人 | 1,671人 | 39.9% |
| 令和6年度(9月8日) | 4,257人 | 1,948人 | 45.8% |
| 令和5年度(9月10日) | 3,729人 | 1,639人 | 44.0% |
| 令和4年度(9月11日) | 4,570人 | 1,898人 | 41.5% |
| 令和3年度(9月23日) | 4,888人 | 2,112人 | 43.2% |
同じ問題でも、都県によって合格率は違います。令和8年度は神奈川県が47.0%、千葉県が39.9%でした。
合格基準は、東京都では「総出題数(120問)に対する正答率が7割以上(84点以上)」と「試験項目ごとの出題数に対する正答率が3割5分以上」の両方を満たすことです。埼玉県は、3割5分を「20問の科目については7点、40問の科目については14点」と点数で書いています。合格基準が確定して載るのは結果の発表のときで、試験の前の案内は「7割程度」とだけ書いています。ほかの地域との比べ方は登録販売者の合格率と都道府県差で見られます。
過去問と点数の告知
東京都は、令和3年度〜令和8年度の6年分の試験問題(午前・午後)と正答をPDFで公開しています。都庁第一本庁舎3階の都民情報ルームでは、紙の閲覧とコピーもできます。神奈川県は令和4〜8年度、千葉県と埼玉県は令和5〜8年度の分をホームページに載せています。令和7年度と令和8年度は4都県で正答が全部同じだったので、この2年分はどの都県のPDFで解いても同じ問題です。ほかの地域の公開ページは登録販売者の過去問の入手先にあります。
東京都で受けた人は、希望すれば総合得点と試験項目ごとの得点を教えてもらえます。令和8年度は合格発表の10月16日から11月16日までで、窓口なら受験票を持って行き、郵送なら受験票と返送用のレターパックプラスを送ります。
合格したら — 東京都での販売従事登録
登録販売者として働くには、勤める店舗のある都道府県で販売従事登録をします。東京都で申請できるのは、都内の店舗で働く人だけです。複数の都道府県で登録することはできません。
| 項目 | 東京都の内容 |
|---|---|
| 窓口 | 東京都保健医療局健康安全部薬務課薬事免許担当(都庁第一本庁舎31階南側) |
| 受付時間 | 午前9時から午後2時まで(水曜日は午前9時から午後5時まで。手数料がかかる手続きは午後4時30分まで) |
| 手数料 | 7,300円(現金かキャッシュレス決済) |
| 主な書類 | 販売従事登録申請書・合格通知書・戸籍謄本か抄本など(本籍の載った住民票の写しも可。発行から6か月以内・コピー不可。試験の申請の後に氏名や本籍が変わった人は戸籍謄本・抄本などに限る)・使用関係を示す書類 |
| 診断書 | 原則として不要 |
| 登録証の受け取り | 窓口か郵送(郵送はレターパックプラスを使う) |
登録した後に、名前や本籍の都道府県など名簿に登録された事項が変わったときは、変更から30日以内に届け出ます(手数料なし。住所は名簿の登録事項に入っていません)。登録証の書換え交付は3,200円、再交付は4,200円です。合格後の研修や、店舗管理者になるための実務の条件は登録販売者 合格後の流れで説明しています。
令和9年度に受ける人へ
令和9年度の試験日は、4都県ともまだ発表されていません。東京都は「詳細が決まり次第、ホームページに掲載します」、神奈川県は「令和9年4月下旬に掲載予定」、千葉県は「令和9年4月以降の予定」としています。
令和8年度の東京都は、5月中旬に願書の配布と受付、8月中旬に受験票、9月上旬に試験、10月中旬に合格発表という流れでした。試験までの時間を考えると、配点の大きい第3章から勉強を始め、午前に出る法規は手引きの改訂後の内容で覚えるのが効率的です。関西と九州の試験は、大阪の登録販売者試験(関西広域連合)と福岡県の登録販売者試験にまとめています。
出典
- 東京都保健医療局「登録販売者試験について」「令和8年度登録販売者試験について」「令和8年度登録販売者試験 Q&A」・令和3〜7年度の各年度のページ・「販売従事登録(新規)」「販売従事登録後の手続きについて」(2026年10月24日確認)
- 東京都「令和8年度 東京都登録販売者試験 問題(午前・午後)」の表紙・正答(PDF)
- 千葉県「令和8年度千葉県医薬品登録販売者試験」のお知らせ・実施結果
- 神奈川県「登録販売者試験の概要」・令和8年度 受験案内(PDF)
- 埼玉県「登録販売者試験のご案内」・令和8年度 合格者受験番号一覧(PDF)・受験案内(PDF)・よくある御質問(PDF)
- 厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」





