- 出願は6月1日〜6月15日の約2週間。原則は電子申請で、受験料はクレジットカード払い。
- 前半の2時間に第1章と第3章(主な医薬品とその作用)、後半の2時間に第2章・第4章・第5章が出る。
- 合格したら、最初に勤める店舗のある都道府県で販売従事登録をする。大阪府は薬務課の窓口で7,100円、郵送は不可。
試験の配点がいちばん大きいのは、前半に出る第3章です。ぴよパスの登録販売者の主な医薬品とその作用の練習問題で、たとえばかぜ薬の抗ヒスタミン成分の問題から解いてみてください。法規の範囲は薬事法規・安全対策の練習問題にあり、一般用医薬品のリスク区分の問題のような基本から始められます。
この記事の日付・金額・人数は、関西広域連合の「【令和8年度】登録販売者試験のご案内」・受験案内(PDF)・令和8年度の試験結果のページ、大阪府の販売従事登録申請のページ、厚生労働省の登録販売者試験実施状況(令和6年度・令和7年度)で、2026年10月24日に確かめました。令和9年度の要項は、この日の時点ではまだ出ていません。
結論: 大阪で受けるときの要点(令和8年度)
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 実施する団体 | 関西広域連合(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の7府県分) |
| 試験日 | 8月30日(日)。集合は午前11時30分 |
| 時間割 | 前半 12:00〜14:00(2時間)・後半 14:45〜16:45(2時間) |
| 大阪の会場 | 大阪商業大学(東大阪市御厨栄町)・大阪経済大学大隅キャンパス(大阪市東淀川区)。どちらになるかは選べない |
| 受験料 | 12,800円(非課税) |
| 出願 | 6月1日〜6月15日。原則は電子申請(クレジットカード払い)。郵送は簡易書留で、受験料は金融機関の窓口で納付 |
| 合格発表 | 10月13日(火)午前10時頃に、関西広域連合のホームページで合格者の受験番号を掲示 |
| 合格基準 | 総得点84点以上(総出題数の70%以上)で、試験項目ごとに35%以上 |
| 合格率 | 令和8年度52.2%(受験者10,139人・合格者5,289人。関西広域連合全体) |
| 合格した後 | 大阪府内で勤めるなら、大阪府薬務課で販売従事登録(7,100円・窓口持参のみ) |
大阪の試験は関西広域連合がまとめて実施する
登録販売者試験は、医薬品医療機器等法第36条の8第1項にもとづいて都道府県知事が行う試験です。ただし関西では、滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県の試験を令和元年度から、奈良県の試験を令和7年度から、関西広域連合長が実施しています。大阪府のページも「関西広域連合にお尋ねください」としていて、出願・受験票など試験についての窓口は、府ではなく関西広域連合です。合否は電話などで問い合わせても答えてもらえず、ホームページの掲示と合格通知書で確かめます。
鳥取県は関西広域連合の構成団体ですが、登録販売者試験は県が自分で実施しています。関西広域連合が実施するのは上の7府県分だけです。「関西広域連合=近畿の全部」と思い込まないようにしてください。
受験地は7府県から選び、会場は関西広域連合が受験票で指定します。願書を出した後に受験地は変えられません。
| 受験地 | 令和8年度の会場 |
|---|---|
| 滋賀 | 長浜バイオ大学(長浜市) |
| 京都 | 龍谷大学深草キャンパス(京都市伏見区) |
| 大阪 | 大阪商業大学(東大阪市)・大阪経済大学大隅キャンパス(大阪市東淀川区) |
| 兵庫 | 神戸市外国語大学・兵庫県立大学神戸商科キャンパス(どちらも神戸市西区) |
| 奈良 | 天理大学杣之内キャンパス(天理市) |
| 和歌山 | 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ・フォルテワジマ(どちらも和歌山市) |
| 徳島 | 徳島大学常三島キャンパス(徳島市) |
大阪の2会場の最寄り駅は、大阪商業大学が近鉄奈良線の河内小坂駅(徒歩約5分)、大阪経済大学大隅キャンパスが阪急京都線の上新庄駅(徒歩約15分)か大阪メトロ今里筋線の瑞光四丁目駅(徒歩約2分)です。受験票で会場を確かめてから道順を調べてください。会場は出願者の数で変わることがあると、受験案内に書かれています。
令和8年度の時間割 — 第3章は前半に出る
令和8年度の試験は、マークシート方式の筆記で、前半と後半に分かれていました。
| 区分 | 時間 | 出題(問題数) |
|---|---|---|
| 前半 | 12:00〜14:00(2時間) | 医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)・主な医薬品とその作用(40問) |
| 後半 | 14:45〜16:45(2時間) | 人体の働きと医薬品(20問)・薬事に関する法規と制度(20問)・医薬品の適正使用と安全対策(20問) |
前半だけ・後半だけの受験はできません。試験が始まってから30分(12時30分・15時15分)を過ぎると入室できないので、昼の集合時刻に遅れないようにします。出題の範囲は、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」でした。
時間割は地域で違います。関西では第3章が前半にあるので、昼の最初の2時間で40問の第3章を解き切る配分が要ります。当日の時間の使い方は登録販売者 試験当日の過ごし方にまとめています。
出願は電子申請が原則 — 期間は6月の約2週間
令和8年度の出願期間は、電子申請が6月1日(月)9時30分〜6月15日(月)17時00分、郵送が6月1日〜6月15日(当日消印有効)でした。受験案内は「原則として、電子申請によるものとします」としています。
| 方法 | 受験料の払い方 | 受験票 |
|---|---|---|
| 電子申請 | クレジットカードだけ(領収証は出ない) | マイページで発行(メールで知らせる)。自分で印刷して持っていく |
| 郵送(簡易書留) | 納入通知書で金融機関の窓口に納付 | はがきサイズを普通郵便で送付 |
どちらも、収入印紙・府県の収入証紙・現金では払えません。郵送の願書は1人1封筒で、写真は縦4.5cm×横3.5cmです。受験票は7月末頃に発行・郵送され、試験日の2週間前までに届かないときは問い合わせます。納めた受験料は、試験が中止になった場合を除いて返されません。
受験案内一式は、出願期間中にインターネットから取れるほか、大阪府薬務課・府の保健所・大阪市や堺市などの担当課でも配られていました。受験の資格は無く、実務経験や年齢に関係なく誰でも受けられます。
当日の持ち物と決まり
受験案内の「試験当日の注意事項」で、持ち物と禁止事項は次のとおりでした。
- 受験票と筆記用具(BかHBの黒鉛筆。シャープペンシルも可)、消しゴム。忘れても貸し出しはない。
- 時計は持ち込めるが、計算・翻訳など多機能のもの、アラームのあるもの、秒針の音がするもの、大きなものは不可。携帯電話を時計の代わりに使うことも禁止。
- 試験会場での食事は不可(水分補給はできる)。試験中は目薬・耳栓も使えない。
- 受験票を忘れたり失くしたりしたときは、本人確認の書類を持って試験会場の本部で再発行を受ける。
試験室には午前11時から入れ、11時40分頃と14時25分頃から注意事項の説明があります。
合格率と合格基準 — 令和8年度は52.2%
関西広域連合の合格率は、年度で大きく動いています。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 10,139人 | 5,289人 | 52.2% | 関西広域連合の試験結果 |
| 令和7年度 | 9,244人 | 3,570人 | 38.6% | 厚生労働省の実施状況(全国は40.7%) |
| 令和6年度 | 6,400人 | 2,987人 | 46.7% | 厚生労働省の実施状況(この年の奈良県は単独で842人・352人・41.8%) |
令和7年度から奈良県の分が加わったので、受験者数は令和6年度と単純には比べられません。大阪府だけの受験者数・合格率は、関西広域連合のページにも厚生労働省の表にも出ていません。
合格基準は、1問1点・120点満点で、次の2つを両方満たすことです。
- 総出題数の70%以上の正答(総得点84点以上)
- 試験項目ごとに35%以上の正答
20問の項目なら7問以上、40問の第3章なら14問以上が要る計算です。合格率が38.6%の年も52.2%の年もある一方、基準そのものは変わっていません。ほかの地域との差や足切りの読み方は、登録販売者の合格率と都道府県差で比べています。
過去問は令和元年度から8年分が公開されている
関西広域連合は、自分が実施した令和元年度〜令和8年度の試験問題(前半・後半)と解答をPDFで公開しています。正答は試験後1週間以内を目途に載せると受験案内にあり、令和8年度の分ももう載っています。
古い年度の問題は、出題の元になる手引きが改訂される前に作られています。とくに令和8年4月の改訂では第4章(法規)を中心に第5章も変わったので、古い年度の法規などの問題は今の手引きで答えを確かめてから使います。改訂の中身は登録販売者 手引き 令和8年4月改訂の要点にまとめました。ほかのブロックの公開ページは登録販売者の過去問の入手先に一覧があります。
受験した本人は、総得点と試験項目別の得点の開示を申し込めます。令和8年度の受付は10月13日〜10月27日(当日消印有効)で、結果は電話で伝えられます。
合格したら — 大阪府での販売従事登録
合格しただけでは、登録販売者として医薬品を売れません。最初に勤める薬局や店舗のある都道府県で、販売従事登録をします。関西広域連合は販売従事登録を行わないので、関西で合格して東京の店舗で働くなら東京都に申請します。合格の効力に期限はありません。
最初の勤務先が大阪府内のときの申請は、次のとおりです(大阪府のページと申請の手引き「R7.6版」)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請先 | 大阪府健康医療部生活衛生室薬務課 医薬品流通グループ(大阪市中央区大手前、府庁本館6階) |
| 手数料 | 7,100円(府の手数料納付窓口で現金・キャッシュレス) |
| 申請の方法 | 窓口に持参(郵送は不可・代理の申請は可)。平日9時〜12時・13時〜17時 |
| 主な書類 | 販売従事登録申請書・戸籍謄本か抄本など(本籍の載った住民票の写しも可。マイナンバーの載っていないもの・発行後6か月以内。合格通知書の氏名や本籍の都道府県が住民票と違う人は、住民票の写しでは申請できない)・使用関係を証する書類・合格通知書の原本(返却されない) |
| 医師の診断書 | 原則として不要 |
| 交付 | 申請日に知らされる交付日(概ね2週間後)以降に窓口で。即日交付はない |
一般用医薬品の販売などに従事していない人は、申請できません。合格通知書を失くした人は、販売従事登録をまだしていない場合に限り、関西広域連合に合格証明を申し込めます(手数料400円)。登録した後の研修や、店舗管理者になるための実務の条件は登録販売者 合格後の流れで説明しています。
令和9年度に大阪で受ける人の準備
令和9年度の日程は、2026年10月24日の時点で発表されていません。関西広域連合の試験は年1回で、令和8年度は次の流れでした。
| 時期(令和8年度) | できごと |
|---|---|
| 6月1日〜6月15日 | 受験案内の配布と出願 |
| 7月末頃 | 受験票の発行・郵送 |
| 8月30日(日) | 試験 |
| 10月13日(火) | 合格発表 |
出願の期間は約2週間しかないので、春のうちに関西広域連合のホームページで新しい年度の案内が出ていないかを見ておきます。勉強は、配点の大きい第3章から始めるのが効率的です。ほかの地域の日程と受験料は登録販売者の受験料と2026年度の地域別日程に、東京都と福岡県の試験は東京都の登録販売者試験と福岡県の登録販売者試験にまとめています。
出典
- 関西広域連合「登録販売者試験」「【令和8年度】登録販売者試験のご案内」「令和8年度 登録販売者試験結果について」「登録販売者試験 過去問題及び解答」「販売従事登録について」「登録販売者試験合格証明」(2026年10月24日確認)
- 関西広域連合「令和8年度 登録販売者試験 受験案内」(PDF)
- 大阪府「登録販売者制度について」「今年度の登録販売者試験について教えてください。」(FAQ)「販売従事登録申請」・販売従事登録申請の手引き(R7.6版)
- 厚生労働省「令和7年度登録販売者試験実施状況」「令和6年度登録販売者試験実施状況」
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 第36条の8





