- 出願は6月2日〜6月23日。願書は、道内は最寄りの道立保健所(札幌・旭川・小樽・函館の市民は住所地の市立保健所)、道外は道の医務薬務課に出す。
- 午前の2時間に第1章と第3章、午後の2時間に第2章・第4章・第5章が出る(東北の県の要項による)。
- 合格したら、勤め先か住所地を所管する保健所で販売従事登録をする。手数料は10,300円。
北海道・東北の試験は、各項目で4割を下回ると、総得点が足りていても不合格になります。青森県が公表した令和8年度の平均点では、第4章(法規)が20点中12.0点でいちばん低い章でした。ぴよパスの登録販売者の薬事法規・安全対策の練習問題で、第一類医薬品の情報提供の問題から解いてみてください。第2章の人体は医薬品の基礎知識・人体の練習問題にあり、自律神経系の問題のように体の仕組みを問う形で練習できます。
この記事の日付・金額・人数は、北海道保健福祉部医務薬務課の令和8年度登録販売者試験の告示・受験者案内(PDF)・合格発表のページ、販売従事登録の手続きのページ、青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の各県の試験案内と結果のページ、厚生労働省の令和7年度登録販売者試験実施状況で、2026年10月25日に確かめました。令和9年度の要項は、この日の時点ではまだ出ていません。
結論: 北海道で受けるときの要点(令和8年度)
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 実施する所 | 北海道(保健福祉部地域医療推進局 医務薬務課) |
| 試験日 | 8月26日(水)午前10時30分〜午後3時55分。開場は午前9時40分 |
| 試験地 | 札幌市・旭川市・函館市・釧路市(令和8年度は全員が希望どおり) |
| 受験料 | 18,200円(北海道収入証紙。道外は普通為替も可。電子納付も可) |
| 出願 | 6月2日(火)〜6月23日(火)。土日・祝日を除く。郵送は簡易書留で6月23日の消印まで |
| 願書の出し先 | 道内は最寄りの道立保健所、札幌・旭川・小樽・函館の市民は市立保健所、道外は医務薬務課 |
| 合格発表 | 9月29日(火)午前10時。保健所と医務薬務課に掲示し、ホームページにも掲載 |
| 合格基準 | 総得点の7割以上、かつ各項目の得点が4割以上 |
| 合格率 | 令和8年度55.8%(受験者1,716人・合格者958人) |
| 合格通知書 | 願書を出した保健所で受け取る(道外の人だけ郵送) |
| 合格した後 | 勤め先か住所地を所管する保健所で販売従事登録。10,300円 |
北海道・東北の7道県は同じ日・同じ問題
登録販売者試験は、医薬品医療機器等法第36条の8第1項にもとづいて都道府県知事が行う試験で、北海道も知事の告示で実施しています。令和8年度は、北海道と青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の7道県が、同じ8月26日(水)に試験をしました。
東北6県が公表した正答一覧の表題は「令和8年度 北海道・東北地区登録販売者試験 正答一覧」です。北海道の正答一覧だけは表題が「北海道登録販売者試験」ですが、7道県の正答一覧の120問を照らし合わせると、すべて一致しました(照合はぴよパス編集部)。会場・受験料・出願の方法は道県ごとに違います。
| 道県 | 令和8年度の会場 | 受験料 | 出願の方法 | 令和8年度の合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 札幌・旭川・函館・釧路の4試験地 | 18,200円 | 書面(保健所へ) | 55.8%(1,716人中958人) |
| 青森 | カクヒログループスーパーアリーナ(青森市総合体育館) | 17,600円 | 電子での登録と紙の申請書の両方 | 49.1%(456人中224人) |
| 岩手 | 岩手産業文化センター アピオ(滝沢市) | 17,600円 | インターネットだけ | 44.4%(516人中229人) |
| 宮城 | 産業見本市会館サンフェスタ・卸町会館(仙台市若林区) | 17,600円 | 電子申請だけ | 51.6%(1,400人中722人) |
| 秋田 | 秋田市 | 確かめられず | 確かめられず | 45.1%(379人中171人) |
| 山形 | 山形ビッグウイング・山形県立保健医療大学(山形市) | 17,600円 | 紙か電子 | 43.0%(384人中165人) |
| 福島 | ビッグパレットふくしま(郡山市) | 17,600円 | 紙だけ | 43.2%(792人中342人) |
秋田県は、令和8年度の実施のページと受験案内が確かめた日に削除されていて、受験料や出願の方法を一次情報で確かめられませんでした。受験料は北海道だけ18,200円で、東北の5県(秋田を除く)は17,600円です。令和8年度の7道県の公表値を足すと、受験者5,643人・合格者2,811人で、合格率は49.8%になります(ぴよパスの計算)。同じ問題でも、北海道の合格率がいちばん高くなっています。
試験の時間割 — 午前に第1章と第3章
出題の順は、北海道の問題冊子の表紙と東北の県の要項で同じです。出題の範囲は厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」でした。
| 区分 | 時間(東北の県の要項) | 出題(問題数) |
|---|---|---|
| 午前 | 10:30〜12:30(2時間) | 第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)・第3章 主な医薬品とその作用(40問) |
| 午後 | 13:55〜15:55(2時間) | 第2章 人体の働きと医薬品(20問)・第4章 薬事関係法規・制度(20問)・第5章 医薬品の適正使用・安全対策(20問) |
北海道の告示と案内は「午前10時30分から午後3時55分まで」とだけ書いていて、午前と午後の境目の時刻は、宮城・岩手・青森・福島・山形の要項にある時刻です。青森県は、午前の試験を受けなかった人は午後だけ受けることはできないと注意しています。
北海道の会場には受験者用の駐車場がなく、公共交通機関で行きます。試験中は換気のために窓や扉を開けるので、体温を調節しやすい服装にするよう書かれています。マークはHBの鉛筆でつけ、消しゴムで跡が残らないように消して直します(問題冊子の表紙の注意書き)。スマートウォッチなどの身につける端末は試験中に使えません。
合格基準は「各項目4割」— 苦手な章を残さない
北海道の合格基準は「総得点の7割以上、かつ、各項目の得点が4割以上」です。東北6県も同じ内容の基準でした(言い回しは県ごとに少しずつ違い、青森県は「7割であって」と「以上」が抜けています)。足切りの割合は都道府県によって異なり、東京都や北陸・東海の県は3割5分なので、北海道・東北のほうが1つの章で落とせる点が少なくなります。計算すると、20問の章は8点、第3章(40問)は16点が最低ラインです。
青森県は、令和8年度の青森の受験者の章ごとの平均点を公表しています。
| 章(配点) | 令和8年度の平均点(青森の受験者) |
|---|---|
| 第1章(20点) | 17.4点 |
| 第2章(20点) | 13.3点 |
| 第3章(40点) | 26.7点 |
| 第4章(20点) | 12.0点 |
| 第5章(20点) | 13.2点 |
| 総得点(120点) | 82.5点 |
平均では第4章(法規)がいちばん低く、足切りの8点との差がいちばん小さい章でした。法規の暗記を後回しにせず、平均が13点ほどの第2章・第5章も含めて、どの章も8点を割らないように仕上げます。章ごとの勉強のしかたは第4章 薬事関係法規の勉強法と第2章の覚え方で説明しています。
北海道の合格率の推移です(北海道の発表)。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 1,716人 | 958人 | 55.8% |
| 令和7年度 | 1,598人 | 875人 | 54.8% |
| 令和6年度 | 1,553人 | 967人 | 62.3% |
令和6年度は、発表の後に合格者を精査したとして、北海道が合格者数と合格率を直しています(上の表は直した後の数字)。厚生労働省の令和7年度の実施状況では、北海道の54.8%は都道府県の中でいちばん高く、全国の合格率は40.7%でした。東北6県の令和7年度は、青森46.6%・岩手46.6%・宮城50.2%・秋田36.7%・山形42.4%・福島39.8%です。
北海道の出願の決まり(令和8年度)
| 項目 | 北海道の告示・案内 |
|---|---|
| 出し先 | 道内(札幌・旭川・小樽・函館の市を除く)は最寄りの道立保健所(保健所支所)。札幌・旭川・小樽・函館の市民は住所地の市立保健所。道外は北海道保健福祉部地域医療推進局医務薬務課 |
| 期間 | 6月2日(火)〜6月23日(火)。土日・祝日を除く。郵送は簡易書留で6月23日までの消印 |
| 書類 | 受験願書・写真(縦4.5cm×横3.5cm、申請前6か月以内に撮った脱帽・正面・上半身)・入力通知書 |
| 受験料 | 18,200円の北海道収入証紙を願書に貼る。道外は無記名の普通為替でもよい(定額小為替は使わない) |
| 電子納付 | 手数料だけ電子で納められる(クレジットカードは決済手数料220円)。願書などは6月16日までに出し、納付は6月23日23:59まで。札幌・旭川・小樽・函館の市民は選べない |
願書を郵送で取り寄せるときは、140円分の切手を貼って宛先を書いた角2サイズの返信用封筒を同封します(1部の場合)。受験票は令和8年度は8月12日に発送され、試験の日に持っていきます。納めた受験料は、受験しなかった場合でも返されません。
合格通知書は保健所で受け取る
北海道の告示は「合格通知書の交付は受験願書等を提出した保健所で行い郵送による交付は原則行わない」としています。令和8年度は、合格発表の9月29日から、願書を出した保健所で受験票か本人確認書類(運転免許証など)を見せて受け取る形でした。道外に住む合格者には、合格発表の日に北海道庁から郵送され、届くまで1週間ほどかかる見込みとされていました。
東北の県は郵送です(宮城は合格証明書、ほかの県は合格通知書を郵送)。北海道で受けた人は、合格通知書を受け取りに行く日を考えておきます。北海道では合格通知書をなくしても再交付されず、代わりに合格証明書(北海道収入証紙3,300円)を申請することになります。販売従事登録で原本を出すので、受け取ったら大切に保管してください。
過去の問題は、北海道の「登録販売者試験 過去問題」のページに令和3〜8年度の6年分(午前・午後・解答)が載っています。宮城県や青森県は平成20年度からの問題を載せています。ほかの道県の入手先は登録販売者の過去問の入手先にまとめています。
合格した後 — 北海道の販売従事登録
| 項目 | 北海道の案内 |
|---|---|
| 出す所 | 勤める店舗などの所在地、または申請者の住所地を所管する保健所か支所 |
| 手数料 | 10,300円(北海道収入証紙) |
| 主な書類 | 申請書・合格したことを証明する書類の原本(合格通知書・合格証明書など)・戸籍謄本か抄本、または本籍が書かれた住民票の写しなど(発行から6か月以内)・雇用契約書の写し(原本と照らすため原本も持参)か使用関係を証する書類 |
| 標準処理期間 | 17日(休日を含まない。経由する保健所7日・医務薬務課10日) |
北海道は、勤める店舗が決まってから申請するよう案内しています。一度登録すれば、全国どこの都道府県でも一般用医薬品の販売に従事でき、いくつかの都道府県の試験に受かっていても登録は1つだけです。郵送で申請できるかは北海道のページに書かれていないので、保健所に確かめてください。登録した後に、名簿の登録事項(本籍地の都道府県名・氏名・生年月日・性別)が変わったら、30日以内に変更届を出します(住所は登録事項に入りません)。登録証の書換えは2,200円、再交付は3,300円です。
管理者になるための実務の数え方は登録販売者 合格後の流れで説明しています。
令和9年度の予定
北海道は、令和9年度の受験願書の受付などを「令和9年6月頃」にホームページなどで知らせるとしています。青森県は令和9年度の試験を「令和9年8月頃に実施する予定」とし、宮城県は「来年度の実施時期は未定」としています。2026年10月25日に確かめた範囲では、令和9年度の日付を出している道県はありません。
令和8年度は5月26日に告示があり、出願は6月の3週間でした。試験日が決まる前から、第3章の40問と、足切りになりやすい法規の20問を先に仕上げておくと、出願の時期に慌てません。
出典
- 北海道「令和8年度登録販売者試験の実施について(告示用ページ)」
- 北海道「令和8年度登録販売者試験の結果について」
- 北海道「令和7年度登録販売者試験の結果について」
- 北海道「令和6年度登録販売者試験の結果について」
- 北海道「登録販売者試験 過去問題」
- 北海道「登録販売者の手続きについて」
- 青森県「登録販売者試験」
- 岩手県「令和8年度登録販売者試験の合格発表」
- 宮城県「令和8年度登録販売者試験合格者」
- 秋田県「令和8年度秋田県登録販売者試験の結果」
- 山形県「登録販売者試験」
- 福島県「令和8年度登録販売者試験の結果」
- 厚生労働省「令和7年度登録販売者試験実施状況」(PDF)
- 厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」





