- 合格基準は総得点84点以上(7割)で、各章3割5分以上。北陸・東海の6県は同じ基準。
- 前半の2時間に第1章と第3章、後半の2時間に第2章・第4章・第5章が出る。
- 合格したら、勤め先を所管する保健所(名古屋市内は医薬安全課)で販売従事登録をする。手数料は10,000円。
前半の2時間には、第1章(20問)と、いちばん問題数の多い第3章「主な医薬品とその作用」(40問)が続けて出ます。ぴよパスの登録販売者の主な医薬品とその作用の練習問題で、たとえばアセトアミノフェンの問題から解いてみてください。第1章は医薬品の基礎知識・人体の練習問題にあり、販売するときの購入者との会話の問題のように、手引きの考え方を問う形で練習できます。
この記事の日付・金額・人数は、愛知県医薬安全課の令和8年度登録販売者試験の公示・受験案内(PDF)・合格者発表のページ、富山・石川・岐阜・静岡・三重の各県の試験案内と結果のページ、厚生労働省の登録販売者試験実施状況(令和2年度・令和5年度・令和7年度)で、2026年10月25日に確かめました。令和9年度の要項は、この日の時点ではまだ出ていません。
結論: 愛知で受けるときの要点(令和8年度)
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 実施する所 | 愛知県(保健医療局生活衛生部 医薬安全課) |
| 試験日 | 9月2日(水)正午〜午後5時15分 |
| 会場 | 愛知大学名古屋キャンパス(名古屋市中村区平池町)・愛知大学豊橋キャンパス(豊橋市町畑町)。指定された会場は変えられない |
| 受験料 | 15,000円(愛知県収入証紙。電子申請はクレジットカード・PayPay・Pay-easy) |
| 出願 | 6月11日(木)〜6月17日(水)。電子申請・窓口(医薬安全課と県の保健所)・郵送(簡易書留)の3通り |
| 受験票 | 8月18日(火)以降に郵送。8月26日(水)までに届かなければ医薬安全課へ |
| 合格発表 | 10月16日(金)午前10時頃。医薬安全課のWebページに約1か月掲載し、合格者には合格証を簡易書留で郵送 |
| 合格基準 | 総得点84点以上(7割)、かつ各章3割5分以上(第3章は14点以上、ほかの章は7点以上) |
| 合格率 | 令和8年度52.8%(受験者4,776人・合格者2,522人) |
| 合格した後 | 勤め先を所管する保健所(名古屋市内は医薬安全課)で販売従事登録。10,000円 |
北陸・東海の6県は同じ日に試験をし、正答も同じ
登録販売者試験は、医薬品医療機器等法第36条の8第1項にもとづいて都道府県知事が行う試験で、愛知県の公示もこの条文を根拠に挙げています。令和8年度は、富山・石川・岐阜・静岡・愛知・三重の6県が同じ9月2日(水)に試験をし、合格発表も6県とも10月16日(金)でした。北陸の福井県はこの6県に入れていません(福井県の令和8年度の試験日は、県のページで確かめられませんでした)。
6県が合格発表の後に公表した正答一覧の120問を1問ずつ照らし合わせると、すべてが一致しました(照合はぴよパス編集部)。ただし、どの県のページにも「共同で作成」「統一試験」とは書かれていません。問題番号の付け方も県で違い、愛知・岐阜・静岡は後半を「問1」から、富山・石川・三重は「問61」から数えます。ほかの県の問題を解くときは、番号がどちらの数え方かを確かめてください。
| 県 | 令和8年度の会場 | 受験料 | 出願の方法と期間 | 令和8年度の合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 富山 | 富山産業展示館(テクノホール) | 15,000円 | 原則は電子申請(持参は受け付けない)。5月27日〜6月9日 | 48.4%(820人中397人) |
| 石川 | 石川県産業展示館1号館(金沢市) | 15,000円 | 窓口か郵送(簡易書留)。6月8日〜6月19日 | 50.9%(927人中472人) |
| 岐阜 | 岐阜協立大学 北方キャンパス(大垣市) | 15,000円 | 原則は電子申請。6月1日〜6月12日 | 53.0%(1,072人中568人) |
| 静岡 | ツインメッセ静岡(静岡市駿河区) | 15,600円 | 原則は電子申請(郵送は電子申請が難しい人だけ)。電子は5月18日〜6月1日 | 52.8%(2,232人中1,178人) |
| 愛知 | 愛知大学名古屋・豊橋キャンパス | 15,000円 | 電子申請・窓口・郵送。6月11日〜6月17日 | 52.8%(4,776人中2,522人) |
| 三重 | メッセウイング・みえ(津市) | 15,000円(三重県収入証紙) | 郵送だけ。6月8日〜6月19日 | 47.4%(989人中469人) |
受験料は静岡県だけ15,600円で、ほかの5県は15,000円です。出願の方法がいちばん大きく違うところで、三重県は郵送だけ、富山・岐阜・静岡は原則として電子申請、愛知県は電子申請・窓口・郵送のどれでも出せました。隣の県で受けることを考えるなら、出願の始まる時期が県ごとにずれている点(静岡は5月18日から、愛知は6月11日から)にも気をつけます。令和8年度の6県の公表値を足すと、受験者10,816人・合格者5,606人で、合格率は51.8%になります(ぴよパスの計算)。
令和8年度の時間割 — 前半に第1章と第3章
愛知県の受験案内による、出題の順と時間です。試験は筆記(マークシート方式の択一式)で、出題の範囲は厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」でした。
| 区分 | 時間 | 出題(問題数) |
|---|---|---|
| 前半 | 120分 | 第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)・第3章 主な医薬品とその作用(40問) |
| 後半 | 120分 | 第2章 人体の働きと医薬品(20問)・第4章 薬事関係法規・制度(20問)・第5章 医薬品の適正使用・安全対策(20問) |
愛知県の公示は「正午から午後5時15分まで」とだけ書いていて、前半と後半がそれぞれ何時に始まるかは、公開されている資料に見当たりません。同じ日に試験をした県でも時間割は違い、静岡・富山・三重は前半が午後0時30分〜2時30分、後半が午後3時30分〜5時30分で、岐阜は後半が午後3時15分からでした。受ける県の案内で時刻を確かめてください。
当日の持ち物について、愛知県の受験案内は腕時計(時計の機能だけのもの)を持ってくるよう書いています。置き時計や懐中時計は使えません。マークはHBの黒鉛筆かシャープペンシルでつけ、直すときは消しゴムで完全に消します(問題冊子の表紙の注意書き)。会場に駐車場はなく、周りでの車の乗り降りも禁止されています。天候などで日程を変えるときは、当日の午前7時30分に医薬安全課のWebページで知らせる予定とされていました。
前半は第3章の40問を含む60問なので、第3章で時間を使いすぎると第1章の見直しが残りません。第3章の攻略法で薬効分類ごとに整理しておき、本番では解ける問題から進めます。
合格基準と合格率 — 6県とも「各章3割5分」
愛知県の合格基準は、次の2つをどちらも満たすことです。
- 正答率が7割以上(1問1点とし、84点以上)
- 各章の正答率が3割5分以上(第3章は14点以上、ほかの章は7点以上)
北陸・東海のほかの5県も「7割以上」「3割5分以上」で同じでした。足切りの割合は都道府県によって異なり、北海道・東北の7道県は各項目4割、中国・四国も基準が分かる岡山・広島・鳥取・山口・香川・愛媛は4割(鳥取県以外は令和7年度の基準)で、東京都は3割5分です。愛知県で受けるなら、第3章は40問中14問、ほかの章は20問中7問が最低ラインになります。
愛知県の合格率の推移です(令和8年度は愛知県の発表、ほかは厚生労働省の登録販売者試験実施状況)。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 4,776人 | 2,522人 | 52.8% |
| 令和7年度 | 3,472人 | 1,746人 | 50.3% |
| 令和6年度 | 3,267人 | 1,853人 | 56.7% |
| 令和5年度 | 2,852人 | 1,355人 | 47.5% |
| 令和2年度 | 2,786人 | 1,561人 | 56.0% |
令和7年度の全国の合格率は40.7%で、愛知県の令和7年度(50.3%)はそれより高く、令和8年度の52.8%も令和7年度の全国の値を上回っています(令和8年度の全国の数字はまだ出ていません)。令和8年度は受験者が前の年より1,300人ほど増えています。
合格発表の日から1か月(令和8年度は10月16日〜11月16日の平日)、愛知県自治センター2階の県民生活課情報コーナーで、受験票と本人確認書類(運転免許証など)を持って行けば、自分の総得点と項目別の得点を見られます。本人だけで、代理の人には見せてもらえません。不合格のときは、どの章で点を落としたかが分かるので、次の年の計画に使えます。
出願から合格発表までの流れ(令和8年度)
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 5月22日(金) | 公示。受験案内と受験申請書を医薬安全課のWebページに掲載(郵送での配布はしない) |
| 6月11日(木)〜17日(水) | 出願。電子申請の受験料は6月24日(水)午後5時までに電子決済 |
| 7月7日 | 公示の変更で、会場に豊橋キャンパスを追加 |
| 8月18日(火)以降 | 受験票を郵送 |
| 9月2日(水) | 試験 |
| 10月16日(金) | 合格発表。合格者に合格証を簡易書留で郵送 |
受験申請書の写真は、出願前6か月以内に撮った正面・上半身・脱帽の、縦約4cm×横約3cmのものです。納めた受験料は、どんな理由でも返されません。合否は電話で問い合わせても答えてもらえないので、Webページの掲載と合格証で確かめます。
過去の問題は、愛知県の「過去の試験問題」のページに令和6〜8年度の3年分(前半・後半・正答一覧表)が載っています。県は問題と正答についての問い合わせには応じないとしています。ほかの県の問題も含めた入手先は登録販売者の過去問の入手先にまとめています。
合格した後 — 愛知県の販売従事登録
試験に受かっただけでは登録販売者として働けず、最初に医薬品を販売する店のある都道府県で、販売従事登録を1回だけします。愛知県の店で働き始めるときの手続きは次のとおりです。
| 項目 | 愛知県の案内 |
|---|---|
| 出す所 | 勤める薬局・店舗の所在地を所管する保健所(名古屋市内は医薬安全課)。豊橋市・岡崎市・一宮市・豊田市に出す場合は別に確かめる |
| 手数料 | 10,000円(愛知県収入証紙) |
| 主な書類 | 申請書・登録販売者試験合格証(他の都道府県の合格証でもよい)・戸籍謄本か抄本、または本籍が書かれマイナンバーが書かれていない住民票の写しなど・雇用関係を示す書類(自分が開設者なら不要) |
| 受付時間 | 午前9時〜午後5時(正午〜午後1時を除く) |
| 標準処理期間 | 19日(名古屋市内は12日) |
名古屋市・豊田市・岡崎市・豊橋市・一宮市の薬局や店舗で働く場合は、薬局の開設許可証か医薬品販売業の許可証の写しも要ります。郵送で出せるかどうかは県のページに書かれていないので、提出先に確かめてください。登録した後に、名簿の登録事項(本籍地の都道府県名・氏名・生年月日・性別)が変わったら、30日以内に変更届を出します(住所は登録事項に入りません)。登録証の書換えは4,100円、再交付は5,000円、合格証の再交付も5,000円です(どれも愛知県収入証紙)。
その後、店舗の管理者になるための実務の数え方は登録販売者 合格後の流れで説明しています。
出典
- 愛知県「令和8年度登録販売者試験の公示及び公示の変更について」
- 愛知県「令和8年度登録販売者試験受験案内」(PDF)
- 愛知県「令和8年度登録販売者試験の合格者について」
- 愛知県「過去の登録販売者試験問題」
- 愛知県「登録販売者の販売従事登録」
- 愛知県「販売従事登録申請」(手続の案内)
- 静岡県「令和8年度登録販売者試験の実施結果」
- 三重県「令和8年度登録販売者試験合格発表」
- 富山県「令和8年度登録販売者試験の実施結果」
- 石川県「登録販売者試験」
- 岐阜県「令和8年度岐阜県登録販売者試験結果」
- 厚生労働省「令和7年度登録販売者試験実施状況」(PDF)
- 厚生労働省「令和6年度登録販売者試験実施状況」(PDF)
- 厚生労働省「令和5年度登録販売者試験実施状況」(PDF)
- 厚生労働省「令和2年度登録販売者試験実施状況」(PDF)
- 厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」





