衛生管理者試験に合格しても、合格通知書を受け取って免許申請をしなければ免許証は交付されません。合格発表で受験番号を見つけた時点では「試験に受かった」状態で、事業場で衛生管理者に選任される資格はまだありません。この記事では、第一種・第二種に共通する合格発表の確認、合格通知書の受取、免許申請の要点を、いつ・何を・どこへの順にまとめます。
合格から免許証までの3段階
| 段階 | いつ | 何をするか |
|---|---|---|
| 1. 合格発表の確認 | 試験日からおおよそ7日後の結果発表日 | 安全衛生技術試験協会のサイトで合格者の受験番号を確認する |
| 2. 合格通知書の受取 | 結果発表日に郵送 | はがきで届く免許試験合格通知書の原本を保管する |
| 3. 免許申請 | 通知書を受け取ったら遅滞なく | 東京労働局免許証発行センターへ簡易書留で郵送(またはマイナポータルから電子申請)。不備がなければ受付からおおむね1か月以内に免許証が発送される |
どれかを飛ばすと、合否が分からない・申請書類がそろわない・選任される資格が得られない、というかたちで止まります。順に見ていきます。
合格発表の確認(試験日からおおよそ7日後)
試験結果の発表日は試験日からおおよそ7日後で、公益財団法人 安全衛生技術試験協会のサイトの「最新の合格者」に合格者の受験番号が掲載されます。掲載期間は7日間です。試験結果についての電話などによる照会には応じてもらえません。
試験日は試験場(安全衛生技術センター・東京試験場など)ごとに違うので、発表日も試験場ごとに異なります。自分が受けた試験場の発表日を、受験票や試験案内で確認しておくと見逃しません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表時期 | 試験日からおおよそ7日後の結果発表日 |
| 確認先 | 安全衛生技術試験協会のサイト「最新の合格者」(受験番号を7日間掲載) |
| 注意点 | 電話などでの合否照会には応じない。発表日は試験場ごとに異なる |
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和8年度 各種免許試験案内」。
合格通知書の受取(結果発表日にはがきで郵送)
合格した人には「免許試験合格通知書」、それ以外の人には「免許試験結果通知書」が、結果発表日にはがきで郵送されます。発表日から7〜10日過ぎても通知書が届かない場合は、受験者本人が受験した安全衛生技術センター(試験場)へ連絡します(協会のよくある質問は10日以上、東京試験場の案内は7日を目安にしています)。
免許試験合格通知書は免許申請に原本を添付する書類です。通知書の住所・氏名は免許証の元データになるので、誤りに気づいたら申請前に安全衛生技術センターへ連絡します。紛失した場合は、受験したセンターで再交付を受けてから申請します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発送 | 結果発表日にはがきで郵送 |
| 届かないとき | 発表日から7〜10日過ぎたら受験したセンター(試験場)へ本人が連絡 |
| 使い方 | 免許申請に原本を添付する。申請書の裏面には貼らない |
免許申請(東京労働局免許証発行センターへ)
免許試験に合格した人の新規免許申請は、住んでいる都道府県にかかわらず、東京労働局免許証発行センター(〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館2階)へ簡易書留で郵送します。センターに窓口はなく、直接持参はできません。住所地の都道府県労働局に出すのは、免許試験「結果」通知書で申請する人や、新規申請と同時に氏名変更の書替・紛失の再交付を行う人です。安全衛生技術試験協会や安全衛生技術センターは免許申請を受け付けません。
2026年3月からはマイナポータルからの電子申請(手数料1,450円のオンライン決済)も選べますが、切手を貼った免許証送付用封筒などは別途郵送が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請書類 | 免許申請書(様式第12号)・免許試験合格通知書の原本・写真(横24mm×縦30mm)・収入印紙1,500円分・本人確認証明書・切手460円分を貼った免許証送付用封筒 |
| 提出先 | 東京労働局免許証発行センター(簡易書留で郵送)またはマイナポータル |
| 費用 | 収入印紙1,500円分(電子申請は1,450円)+切手460円分+申請書の郵送料+写真代 |
| 免許証が届くまで | 書類に不備がなければ申請受付からおおむね1か月以内に発送。毎年1月と4月〜5月上旬は1か月を超える場合がある |
既に他の労働安全衛生法の免許を持っている人は免許証の原本を添付し、氏名が変わった人は書替申請も同時に行うなど、条件によって書類と提出先が変わります。書類の細かい規格と条件別の追加書類は、第一種衛生管理者に合格した後の手続きと第二種衛生管理者 合格後の免許申請で説明しています。
試験後の時期別 やることの動き
| 試験後の時期 | 合格発表の確認 | 通知書の受取 | 免許申請 |
|---|---|---|---|
| 試験直後 | 受験した試験場の発表日を調べる | (待つ) | 申請書と専用封筒を労働基準監督署・労働局・安全衛生技術センターで入手、または厚生労働省サイトから印刷 |
| 発表日 | サイトで受験番号を確認 | 結果発表日に郵送される | 写真・収入印紙1,500円分・本人確認証明書の写しを用意 |
| 通知書到着後 | (確認済み) | 原本を保管 | 申請書を記入し、東京労働局免許証発行センターへ簡易書留で郵送 |
| 申請から約1か月 | (確認済み) | (受取済み) | 免許証が簡易書留で届く。届かなければ追跡番号で到着を確認し、免許証発行サポートダイヤル(0570-006-120)へ |
申請書と収入印紙は、合格を待つ間に先に用意しておくと、通知書が届いてすぐ提出できます。
よくある失敗と回避策
- 合格発表日を確認せず通知を待ち続ける → 試験場ごとの発表日を調べ、結果発表日にサイトで受験番号を確認する。
- 合格=免許取得と勘違いする → 合格は免許ではない。免許申請をして免許証の交付を受けて初めて選任される資格になる。
- 申請先を住所地の労働局や安全衛生技術センターと間違える → 合格通知書で申請する人の宛先は東京労働局免許証発行センター。センターや協会に送ると受け取り拒否か着払いで返送される。
- 本人確認証明書と返送用の封筒・切手を忘れる → 必要書類は「申請書・合格通知書・写真・収入印紙」の4点ではなく、本人確認証明書と切手460円分を貼った免許証送付用封筒を加えた6点。
- 免許申請を後回しにして選任が遅れる → 発送の目安は受付からおおむね1か月以内で、短縮する方法はない。通知書が届いたらすぐ申請する。
まとめ
衛生管理者は、合格発表の確認・通知書の受取・免許申請の手順を踏んで、はじめて免許という形になります。発表は試験日からおおよそ7日後、通知書は結果発表日にはがきで郵送、申請は東京労働局免許証発行センターへ簡易書留で郵送(またはマイナポータル)、免許証は不備がなければ受付からおおむね1か月以内に発送——この流れを押さえておけば、合格後に迷うことはありません。
まず受験した試験場の発表日を確認し、待っている間に申請書と収入印紙1,500円分、写真、本人確認証明書の写しを用意しておきましょう。通知書が届いた日に申請へ進めます。
出典:
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和8年度 各種免許試験案内【東京試験場版】」(試験結果発表日は試験日からおおよそ7日後、通知書は結果発表日にはがきで郵送、合格者の受験番号を7日間掲載)
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「合格後の手続き」
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「免許試験についてよくあるご質問」(通知書は合格発表日の当日に各センター・試験場から発送、発表日から10日以上経過しても届かない場合は受験したセンターへ)
- 厚生労働省「免許試験合格者等のための免許申請書等手続の手引き」
- 厚生労働省「労働安全衛生法関係の免許について」
- 東京労働局「労働安全衛生法に基づく免許」
- 労働安全衛生法第72条(免許)、労働安全衛生規則第66条の3(免許の申請手続)









