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【2026年版】第二種衛生管理者の難易度・合格率|推移データと他資格との比較

ぴよパス編集部6分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 第二種衛生管理者の直近の合格率データと推移の傾向
  • 合格率50%前後という数字の正しい読み解き方
  • 科目ごとの難易度と不合格になりやすいポイント
  • 第一種衛生管理者・他の国家資格との難易度比較

第二種衛生管理者の合格率:約49〜52%

第二種衛生管理者試験の合格率は、おおむね49〜52%の範囲で推移しています。国家資格の中では比較的合格しやすい部類に属しますが、半数近くが不合格になる試験であることも事実です。

公益財団法人安全衛生技術試験協会のデータをもとにした直近の合格率は以下の通りです。

年度受験者数(概算)合格者数(概算)合格率
令和3年度(2021年度)約35,000人約18,000人約51%
令和4年度(2022年度)35,199人18,089人51.4%
令和5年度(2023年度)約38,000人約18,900人49.6%
令和6年度(2024年度)39,262人19,546人49.8%

※ 出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会の公表統計をもとにぴよパス編集部が集計・算出

近年は受験者数が増加傾向にある一方で、合格率は49〜51%台を維持しています。2016年度以前は55〜60%台の合格率が続いていたことと比べると、やや難化した傾向が読み取れます。


「合格率50%前後」という数字の正しい読み解き方

合格率50%と聞くと「2人に1人は合格できる」という印象を持つかもしれません。しかし実態を正確に理解するには、受験者層と試験制度の特性を踏まえる必要があります。

受験者の多くが業務上の必要性から受験している

衛生管理者試験は、労働安全衛生法によって常時50人以上の労働者を使用する事業場に衛生管理者の選任が義務付けられていることが受験動機となるケースが多い試験です。

そのため「会社から指示されて受験する」という受験者も一定数おり、十分な学習時間を確保できないまま試験に臨む人も含まれています。準備が整った状態で受験した人に限れば、合格率はこの数字より高いと考えられます。

受験資格として実務経験が必要

衛生管理者試験には受験資格があります。学歴に応じた実務経験(1年以上または3年以上)が必要なため、社会人が業務の合間に学習を進めるケースが一般的です。学習時間の確保が難しい環境も、合格率に影響している要因の一つです。

科目ごとの足切り制度がある

合格基準は各科目40%以上の得点、かつ全科目合計で60%以上の得点が必要です。特定の科目を集中的に学習して総合点を稼ぐ戦略は通用しません。苦手科目を放置したまま受験すると、得意科目で高得点を取っても足切りで不合格になります。


試験の基本情報

第二種衛生管理者試験の概要を確認しておきましょう。

項目内容
試験科目関係法令(有害業務以外)・労働衛生(有害業務以外)・労働生理
問題数30問(300点満点)
試験形式五肢択一式(マークシート)
試験時間3時間
合格基準各科目40%以上、かつ合計60%以上
試験場所全国7ヶ所の安全衛生技術センター(出張試験あり)
受験料8,800円(非課税)

科目別の難易度

第二種衛生管理者試験は3つの科目で構成されます。それぞれの特徴と難易度を解説します。

関係法令(有害業務以外):難易度★★★☆☆

労働安全衛生法を中心に、衛生管理者の選任義務・職務・資格要件などが問われる科目です。問題数は10問で、全問正解を目指すのではなく「よく出るテーマを確実に押さえる」アプローチが有効です。

特に頻出のテーマは以下の通りです。

  • 衛生管理者の選任が必要な事業場の規模(常時50人以上)
  • 衛生管理者の選任人数と業種ごとの選任要件
  • 衛生委員会の設置義務と開催頻度(毎月1回以上)
  • 産業医の選任要件と職務内容
  • 健康診断の種類と実施タイミング

法令科目は「条文の規定を覚える」という暗記系の学習が中心です。過去問を繰り返し解くことで出題パターンが把握でき、得点が安定しやすい科目といえます。

労働衛生(有害業務以外):難易度★★★★☆

職場環境の衛生管理に関する実務的な知識が問われる科目です。問題数は10問。「有害業務に係るもの以外」のみが対象のため、化学物質の毒性や特殊健康診断といった専門的な内容は出題されません。

主な出題テーマは次の通りです。

  • 温熱環境の4要素(気温・湿度・気流・ふく射熱)とその測定方法
  • 照明・採光の基準と視環境の管理
  • 喫煙対策・受動喫煙防止の考え方
  • 職場のメンタルヘルス対策(ストレスチェック制度など)
  • 救急処置(一次救命処置・AEDの使用手順)
  • 食中毒の種類と原因菌の特徴

この科目は暗記項目の幅が広く、馴染みのない用語も登場するため、3科目の中で最も時間がかかりやすい科目です。学習の優先度を高めに設定することを推奨します。

労働生理:難易度★★☆☆☆

人体の生理機能に関する基礎知識が問われる科目です。問題数は10問。心臓・肺・消化器・神経系・内分泌系などの機能と、疲労や睡眠といった生理的な現象が主な出題テーマです。

中学〜高校の生物の知識と重なる部分が多く、一定の理解がある人には取り組みやすい科目です。馴染みのない受験者も、図表を使った視覚的な学習で比較的短時間で習得できます。

頻出テーマは「循環器系のしくみと血液の成分」「呼吸のメカニズムと換気の種類」「筋肉の収縮と疲労」「自律神経系と内分泌系の違い」などです。


他の国家資格との難易度比較

第二種衛生管理者は、他の国家資格と比較してどのような位置づけにあるのでしょうか。

資格名合格率(概算)難易度評価
第二種衛生管理者約49〜52%★★★☆☆
第一種衛生管理者約45〜46%★★★★☆
危険物取扱者乙4約31〜39%★★★☆☆
消防設備士乙6約39%★★★☆☆
第二種電気工事士(筆記)約60%★★☆☆☆
宅地建物取引士約15〜17%★★★★★
基本情報技術者試験約45〜55%★★★☆☆

第二種衛生管理者は国家資格の中では難易度が低め〜中程度に位置します。宅建や社労士といった難関資格と比べると取り組みやすく、正しい方法で学習すれば独学での合格が十分可能です。

一方で、第二種電気工事士(筆記)など合格率が60%を超える試験よりは、出題範囲が広く準備が必要な試験といえます。


第一種と第二種の難易度の差

同じ衛生管理者でも、第一種と第二種では難易度に差があります。

第一種は有害業務に関する出題(「有害業務に係るもの」)が追加されるため、問題数が30問から44問に増え、試験範囲が広がります。有害物質の種類・健康障害・特殊健康診断といった専門的な内容が加わることで、学習量と難易度が上がります。

合格率でも第一種(約45〜46%)と第二種(約49〜52%)の差が表れています。

どちらを受験すべきかの選び方については、第一種・第二種衛生管理者の違いを詳しく見るをご参照ください。


まとめ:合格率50%前後、正しく準備すれば合格できる試験

第二種衛生管理者の難易度についてまとめます。

  • 合格率は約49〜52%で推移しており、国家資格の中では難易度低め〜中程度
  • 足切り制度(各科目40%以上必須)があるため、苦手科目の放置は禁物
  • 最も時間がかかるのは「労働衛生」——出題テーマが広く早めの対策が必要
  • 「労働生理」は比較的取り組みやすく、得点源にしやすい科目
  • 独学で60〜80時間程度の学習時間が目安

勉強法や学習スケジュールについては、第二種衛生管理者の効率的な勉強法で詳しく解説しています。

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この記事について

執筆: ぴよパス編集部

ぴよパスでは、公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成しています。問題は全てオリジナル作成です。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

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