移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識
全10問
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この科目の学習ポイントを読む
ぴよパスでは移動式クレーン運転士の問題を4カテゴリに分けています。移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識にはオリジナル予想問題を10問収録し、サイト内の移動式クレーン運転士全40問の約25%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには安定モーメント・転倒支点・衝撃荷重・力の合成などがあります。本試験の情報は合格率65.7% (令和7年度・学科試験) / 実技試験 66.3% (令和7年度)・試験時間2時間30分 (13:30〜16:00)・受験料8,800円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。関連する用語や条件は、移動式クレーンに関する知識・原動機及び電気に関する知識・関係法令などのカテゴリでも確認できます。
- 正解済みまだ正解していませんQ1初級
力の合成・合力・平行四辺形の法則
物体の一点に、大きさ 30N の力と 40N の力が互いに直角の方向に働いているとき、この2つの力の合力の大きさとして正しいものは次のうちどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 肢3が正解です。一点に働く2つの力の合力は、その2つの力を隣り合う2辺とする平行四辺形の対角線で表されます。2つの力が直角のときは長方形になるので、合力の大きさは三平方の定理で √(30² + 40²) = √(900 + 1,600) = √2,500 = 50N です。肢1の…
- 正解済みまだ正解していませんQ2中級
力のモーメント・てこ・モーメントのつり合い
質量を無視できるまっすぐな棒の一点を支点とし、支点から 2.5m の位置に 200N の力を下向きに加えて、支点の反対側で支点から 1.0m の位置につるした荷とつり合わせるとき、荷の重さ (荷に働く重力の大きさ) として正しいものは次のうちどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 肢4が正解です。力のモーメントは「力の大きさ × 支点から力の作用線までの距離」で、棒がつり合うときは支点の両側のモーメントが等しくなります。200N × 2.5m = 500N·m なので、支点から 1.0m の位置の荷の重さを W とすると W × 1.0m = 500N·m…
- 正解済みまだ正解していませんQ3中級
質量の計算・円柱の体積・比重
直径 1m、高さ 2m の鋼製の円柱の質量として、最も近い値は次のうちどれか。ただし、鋼の比重 (密度と水の密度の比) は 7.8 とし、円周率は 3.14 とする。
答えと解説を先に見る
解説: 肢2が正解です。円柱の体積は「底面積 × 高さ」で、底面の半径は直径の半分の 0.5m なので、体積 = 3.14 × 0.5m × 0.5m × 2m = 1.57m³ です。水 1m³ の質量は約 1t で、鋼の比重が 7.8 なので、質量 = 1.57m³ × 7.8t/m…
- 正解済みまだ正解していませんQ4中級
重心・安定モーメント・転倒支点
移動式クレーンの重心と安定について、次のうち適切でないものはどれか。
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解説: 肢1が適切ではありません。定格総荷重表は機体が水平に設置された状態を前提にしています。機体が傾いていると、傾いた側では実際の作業半径が大きくなり、旋回によって傾きの影響が変わるため、表の値では安全が確保できません。機体は傾斜計 (水準器) で水平を確かめて設置し、傾斜地では敷板や…
- 正解済みまだ正解していませんQ5中級
遠心力・旋回・荷振れ
移動式クレーンで荷をつって一定の作業半径で旋回しているとき、旋回の速さを 2 倍にすると、つり荷に働く遠心力の大きさはおよそ何倍になるか。
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解説: 肢5が正解です。半径 r の円運動をする質量 m の物体に働く遠心力は F = m v² / r で、速さ v の 2 乗に比例します。したがって旋回の速さを 2 倍にすると遠心力は 2² = 4 倍になります。遠心力が大きくなるとつり荷は外側へ振れて作業半径が実質的に大きくなり…
- 正解済みまだ正解していませんQ6中級
最大静止摩擦力・静止摩擦係数・垂直抗力
水平な床の上に置かれた質量 500kg の荷を、水平に押して滑らせ始めるのに必要な力 (最大静止摩擦力) として、最も近い値は次のうちどれか。ただし、床と荷の間の静止摩擦係数は 0.4、重力加速度は 9.8m/s² とする。
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解説: 肢4が正解です。最大静止摩擦力 F は「静止摩擦係数 μ × 垂直抗力 N」で求めます。水平な床では垂直抗力は荷の重さに等しく、N = 500kg × 9.8m/s² = 4,900N です。よって F = 0.4 × 4,900N = 1,960N になります。肢5の4,900…
- 正解済みまだ正解していませんQ7中級
安全係数・切断荷重・使用荷重
切断荷重 (破断荷重) が 98kN のワイヤロープを安全係数 6 で使用するとき、このワイヤロープにかけることができる最大の荷重 (使用荷重) として、最も近い値は次のうちどれか。
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解説: 肢4が正解です。安全係数は「切断荷重 ÷ 使用できる最大の荷重」で定義されるので、使用荷重 = 切断荷重 ÷ 安全係数 = 98kN ÷ 6 ≒ 16.3kN です。質量に直すと 16.3kN ÷ 9.8m/s² ≒ 1.67t の荷までかけられることになります。肢2の9.8kN…
- 正解済みまだ正解していませんQ8中級
引張応力・断面積・荷重と応力
断面積が 400mm² の丸鋼で質量 3t の荷を静かにつり下げたとき、丸鋼に生じる引張応力として最も近い値は次のうちどれか。ただし、重力加速度は 9.8m/s² とし、丸鋼の自重は無視する。
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解説: 肢3が正解です。応力は「荷重 ÷ 断面積」で求めます。荷の重さ (引張荷重) は 3,000kg × 9.8m/s² = 29,400N で、これを断面積 400mm² で割ると 29,400N ÷ 400mm² = 73.5N/mm² (= 73.5MPa) です。肢2の36.…
- 正解済みまだ正解していませんQ9中級
荷重の種類・静荷重と動荷重・衝撃荷重
移動式クレーンの各部に働く荷重について、次のうち適切でないものはどれか。
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解説: 肢5が適切ではありません。ジブを倒して傾斜角を小さくすると、同じ荷でも作業半径が大きくなってジブの根元まわりの曲げモーメントが増え、ジブに働く曲げの荷重は大きくなります。定格総荷重が作業半径とともに小さくなるのは、この曲げ (強度) と機体の安定の両方の理由によります。肢1の巻上…
- 正解済みまだ正解していませんQ10上級
安定モーメント・転倒モーメント・転倒支点
アウトリガーをいっぱいに張り出した移動式クレーンで、転倒支点 (アウトリガーの接地点) は旋回中心から 3m の位置にある。カウンタウエイトを含む機体の質量は 24t で、その重心は旋回中心から転倒支点と反対側へ 1.5m の位置にある。作業半径 9m で荷をつるとき、転倒支点まわりの安定モーメントと転倒モーメントがちょうどつり合う荷の質量 (つり具を含む) として、最も近い値は次のうちどれか。ただし、ジブの質量は無視する。
答えと解説を先に見る
解説: 肢2が正解です。転倒支点から機体の重心までの水平距離は 3m + 1.5m = 4.5m なので、安定モーメントは 24t × 4.5m = 108t·m です。荷は転倒支点から 9m − 3m = 6m の位置に働くので、荷の質量を W とすると転倒モーメントは W × 6m …
移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識の出題傾向 — 収録全10問の分析
ぴよパスに収録している移動式クレーン運転士「移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識」のオリジナル練習問題 全10問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級1問・中級8問・上級1問の全10問構成です。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 安定モーメント2問
- 転倒支点2問
- 衝撃荷重2問
移動式クレーン運転士の他のカテゴリ
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紹介文と対象読者を見比べて、学びたい内容に合う書籍を選んでください。
クレーン限定でも採用した公論出版の同じシリーズの移動式クレーン版で、図解のテキストに公表問題6回分の演習が付いています。ぴよパスの40問で4科目の判断の型を固めた後に、本試験と同じ2時間30分・40問の形式で通して解くための1冊です。法令の数字は改正で動くので、条文の数値は現行の法令で確かめながら使ってください。令和8年版は2026年9月下旬刊行予定で、発売後はそちらを優先してください。
こんな人に: 4科目の基礎を確認した後、公表問題の形式で本番の時間配分に慣れたい方。
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間違えた論点を、書籍と練習問題で確認しましょう
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
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移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 移動式クレーン運転士の移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは移動式クレーン運転士の移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識に全10問のオリジナル練習問題を用意しています。移動式クレーン運転士の収録全40問のうち約25%です。回答後に解説を確認できます。初級・中級・上級のバッジは問題の難易度の目安で、解いた人の習熟度を示すものではありません。
- 移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 確認したい用語や手順の問題から取り組めます。迷う場合は一覧の先頭から数問解き、解説を読んでも分からない箇所をテキストで確認してください。問題番号は一覧内の順番です。
- 移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 移動式クレーン運転士の合格基準は「科目ごとの得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上」です。科目別の条件は「科目ごとに満点の40%以上 (足切り。配点は知識30点・原動機及び電気30点・法令20点・力学20点)」です。サイト内のカテゴリ分けと本試験の科目区分は一致しない場合があります。移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識の正答率だけで合否を判断せず、間違えた問題の内容と、本試験で適用される基準を確認してください。

