銀行業務検定試験 財務3級 損益計算書・製造原価・仕訳 練習問題 第22問: 小売業の融資先A社は、商品の購入額に応じてポイントを付与している。このポイントは顧客に重要な権利を提供するもので、独立した履行義務として扱う。当期の資料(単位:
小売業の融資先A社は、商品の購入額に応じてポイントを付与している。このポイントは顧客に重要な権利を提供するもので、独立した履行義務として扱う。当期の資料(単位:千円)は次のとおりである。企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」等に従った場合、A社の当期の商品の売上高と、期末に計上する負債の組合せとして、最も適切なものはどれか。 ・当期の商品の販売額(全額を現金で受領)21,000 ・販売した商品の独立販売価格の合計 21,000 ・付与したポイントの独立販売価格(使用の見込みを反映した額)1,050 ・期末までに使用されたポイントはない
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 売上高20,000千円、契約負債1,000千円
「売上高20,000千円、契約負債1,000千円」が適切です。企業会計基準適用指針第30号「収益認識に関する会計基準の適用指針」は、追加の財を取得するオプションが顧客に重要な権利を与えるときは履行義務になるとし、取引価格は独立販売価格の比率で配分します(企業会計基準第29号)。
商品への配分は21,000×21,000÷(21,000+1,050)=20,000、ポイントへの配分は21,000×1,050÷22,050=1,000で、ポイント分は使用されるか失効するまで契約負債とします。「契約負債0千円」はポイントを別の履行義務としなかった値、「売上高19,950千円」は独立販売価格1,050をそのまま差し引いた値です。
「ポイント引当金1,050千円」は、売上を全額計上して引当金を見積る旧来の処理です。「売上高20,000千円、契約負債1,050千円」は合計が受け取った21,000と合いません。
融資の担当者は、ポイント施策の大きい融資先では、契約負債の残高と売上高の関係を見ます。
関連キーワード: 収益認識・ポイント・重要な権利・契約負債・独立販売価格
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