銀行業務検定試験 財務3級 損益計算書・製造原価・仕訳 練習問題 第18問: 製造業の融資先D社の製造原価報告書を読むにあたり、原価計算基準における原価と非原価項目の区別に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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製造業の融資先D社の製造原価報告書を読むにあたり、原価計算基準における原価と非原価項目の区別に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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正解: 3. 異常な原因による棚卸減耗は原価に含めないが、正常なものは経費として原価に含める。
「異常な原因による棚卸減耗は原価に含めないが、正常なものは経費として原価に含める」が適切です。原価計算基準は、原価は正常な状態の経営活動を前提とした価値の消費であって異常な状態を原因とする価値の減少を含まないとし、異常な仕損・減損・棚卸減耗を原価に算入しない非原価項目に挙げる一方、棚卸減耗費を経費の一つに挙げています。同基準は非原価項目として、支払利息などの財務費用、火災などの偶発的事故による損失、予期し得ない陳腐化による臨時償却費、違約金や損害賠償金も挙げています。財務費用は借入の使い道が工場の設備でも原価にならず、損害賠償金も工場の事故によるものかどうかで扱いは変わりません。このため「工場の設備資金の利息は製造原価に含める」「焼失した材料の損失は材料費に含める」「臨時償却費は製造原価に含める」「工場の事故の損害賠償金は製造原価に含める」は、いずれも非原価項目を原価に入れており誤りです。融資の場面では、こうした項目が製造原価に混ざると売上総利益が本業の実力を表さなくなるため、製造原価報告書の経費の中身を確かめます。
関連キーワード: 原価計算基準・非原価項目・棚卸減耗・製造原価
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