銀行業務検定試験 財務3級 損益計算書・製造原価・仕訳 練習問題 第15問: 小売業の融資先A社は、当期に自社の商品券10,000千円を発行し、代金を全額現金で受け取った。A社は過去の実績から、発行額の10%(1,000千円)は使われない
小売業の融資先A社は、当期に自社の商品券10,000千円を発行し、代金を全額現金で受け取った。A社は過去の実績から、発行額の10%(1,000千円)は使われないと見込み、その額について将来に権利を得ると見込んでいる。当期中に6,300千円分の商品券が使われ、商品を引き渡した。使われなかった分を他の者に支払う義務はない。企業会計基準適用指針第30号「収益認識に関する会計基準の適用指針」に従うとき、商品券に係るA社の当期の収益の額として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 7,000千円
「7,000千円」が適切です。企業会計基準適用指針第30号は、返金不要の前払いのうち顧客が行使しない部分(非行使部分)について、企業が将来に権利を得ると見込むときは、顧客の権利行使のパターンと比例的に収益を認識するとしています。
使われる見込みの額は10,000−1,000=9,000千円で、当期の使用割合は6,300÷9,000=70%です。収益=使用分6,300+非行使部分1,000×70%=7,000千円、期末の契約負債は10,000−7,000=3,000千円になります。
「6,300千円」は非行使部分を収益にしていない値、「7,300千円」は非行使部分の全額を当期に入れた値、「6,930千円」は使用割合を発行額で割った63%(6,300÷10,000)で計算した値、「10,000千円」は発行時に全額を収益とした値です。融資の場面では、商品券の未使用残高が契約負債に残ることを押さえ、売上高の伸びと契約負債の減り方を合わせて読みます。
関連キーワード: 収益認識・非行使部分・商品券・契約負債
模試 (50問)
本試験と同じ問題数と時間で、財務諸表と財務分析を通して解く
本試験と同じ分量と時間で、財務諸表と財務分析を本試験と同じ比率で混ぜて解きます。目安は正答率60%で、分野ごとの配分はぴよパスの設定です。Premium (月980円)Premium (ご利用中)時間制限つきの実力チェック