銀行業務検定試験 財務3級 損益計算書・製造原価・仕訳 練習問題 第14問: 3月決算の融資先から、4月から12月までの9か月分の月次試算表を受け取った。試算表の営業利益は16,000千円である。この会社は減価償却費を期末に1年分まとめて
3月決算の融資先から、4月から12月までの9か月分の月次試算表を受け取った。試算表の営業利益は16,000千円である。この会社は減価償却費を期末に1年分まとめて計上する方針で、試算表には減価償却費が計上されていない(年額の見込みは9,600千円)。また、4月に翌年3月までの1年分の保険料1,200千円を支払い、全額をその月の販売費及び一般管理費にしている。減価償却費を月割りで計上し、保険料のうち未経過分を前払費用として費用から除いたときの、9か月間の実態の営業利益として、最も適切なものはどれか。なお、ほかに修正すべき事項はないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 9,100千円
「9,100千円」が適切です。企業会計原則は、費用を発生した期間に正しく割り当てるよう求め、前払費用は当期の損益計算から除いて資産に計上するとしています。
減価償却費は年額9,600千円の9か月分として、9,600÷12×9=7,200千円を計上します。保険料1,200千円のうち、1月から3月の3か月分の1,200÷12×3=300千円は未経過なので前払費用とし、費用から除きます。
実態の営業利益=16,000−7,200+300=9,100千円です。「16,000千円」は修正をしない値、「16,300千円」は減価償却費の計上を漏らした値、「10,000千円」は保険料の全額1,200千円を費用から除いた値、「8,800千円」は保険料の未経過分を戻し忘れた値です。
融資の担当者は、期中の試算表で利益を読むときに、期末にまとめて計上する費用が抜けていないかを確かめ、年間の利益を過大に見込まないようにします。
関連キーワード: 月次試算表・減価償却費・前払費用・発生主義・営業利益
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