銀行業務検定試験 財務3級 損益計算書・製造原価・仕訳 練習問題 第9問: 融資先の貸借対照表に、売掛金のほか「契約資産」「契約負債」という科目が並んでいた。企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」における、これらの科目の意味と
融資先の貸借対照表に、売掛金のほか「契約資産」「契約負債」という科目が並んでいた。企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」における、これらの科目の意味と表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 顧客との契約から生じた債権とは、対価を受け取る権利のうち、時の経過だけを条件とする無条件のものをいう。
「顧客との契約から生じた債権とは、対価を受け取る権利のうち、時の経過だけを条件とする無条件のものをいう」が適切です。企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」は、対価に対する権利のうち無条件のもの(法的な請求権)を顧客との契約から生じた債権とし、無条件とは期限の到来までに時の経過だけが必要な状態をいうと説明しています。
契約資産は、移転した財やサービスの対価に対する権利からこの債権を除いたもの、つまりまだ無条件でない権利なので、「時の経過を待つだけ」で受け取れる権利は債権の側です。契約負債は、財やサービスを移転する義務について顧客から対価を受け取った(または受け取る期限が到来した)ものをいい、対価を支払う義務ではありません。
引渡し前に受け取った対価は、売上高ではなく契約負債とします。契約資産を他の資産と区分して表示しないときは、その残高を注記します。
融資の担当者は、契約資産がまだ請求できない権利で、売掛金より回収までの距離が長いことを押さえて運転資金を読みます。
関連キーワード: 収益認識・契約資産・契約負債・顧客との契約から生じた債権・注記
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