銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第16問: 融資の担当者が、売上高と営業利益が同じ取引先A社とB社の費用の構造を比べている。A社は売上高100,000千円、変動費率50%、固定費40,000千円、B社は売
融資の担当者が、売上高と営業利益が同じ取引先A社とB社の費用の構造を比べている。A社は売上高100,000千円、変動費率50%、固定費40,000千円、B社は売上高100,000千円、変動費率80%、固定費10,000千円で、営業利益はともに10,000千円である。損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100とし、変動費率と固定費は変わらないものとする。両社の売上高がそれぞれ10%減った場合の説明として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 固定費の大きいA社は損益分岐点比率が80%と高く、売上高が10%減ると営業利益が半減する
「固定費の大きいA社は損益分岐点比率が80%と高く、売上高が10%減ると営業利益が半減する」が適切です。損益分岐点売上高は固定費÷(1-変動費率)で、A社は40,000÷0.5=80,000千円(損益分岐点比率80%)、B社は10,000÷0.2=50,000千円(50%)です。
売上高が90,000千円に減ると、A社は90,000×0.5-40,000=5,000千円で半減、B社は90,000×0.2-10,000=8,000千円で2割の減少にとどまります。損益分岐点比率は低いほど売上の減少に対する耐久力が強いとされます。
「ともに9,000千円」は営業利益が売上高と同じ率で減るとみた誤りで、固定費の大きさで減り方が変わることを見落としています。「B社の方が売上高の減少に弱く」は会社を取り違えています。
「A社の損益分岐点比率は50%」はB社の値です。「A社の営業利益は9,000千円」はA社の営業利益を10%減とした誤りです。
融資の担当者は、利益の額が同じでも固定費の大きい取引先ほど減収で利益が急に減ることを読み取ります。
関連キーワード: 損益分岐点比率・固定費・変動費率・費用構造
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