銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第15問: 融資の担当者が、3種類の製品を製造販売する取引先N社の製品別損益(単位:千円)を検討している。製品Cは売上高30,000、変動費24,000、共通の固定費の配賦
融資の担当者が、3種類の製品を製造販売する取引先N社の製品別損益(単位:千円)を検討している。製品Cは売上高30,000、変動費24,000、共通の固定費の配賦額9,000で、3,000の営業損失である。共通の固定費は製品Cの製造販売をやめても減らず、他の製品の売上高と変動費も変わらないものとする。製品Cの製造販売をやめた場合の全社の営業利益の増減についての説明として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 製品Cの限界利益がなくなる分だけ、全社の営業利益は6,000千円減る
「製品Cの限界利益がなくなる分だけ、全社の営業利益は6,000千円減る」が適切です。限界利益は売上高から変動費を差し引いた利益で、固定費の回収に充てられます。
製品Cの限界利益は30,000-24,000=6,000千円です。共通の固定費9,000千円は製品Cをやめても減らないので、やめると売上高と変動費がなくなる一方で固定費は残り、全社の営業利益は限界利益の6,000千円だけ減ります。
製品Cに配賦されていた9,000千円は他の製品が負担することになります。「3,000千円増える」は配賦後の営業損失だけを見て、減らない固定費まで消えるとみています。
「30,000千円減る」は変動費もなくなることを見落とし、「24,000千円増える」は売上高もなくなることを見落としています。「15,000千円減る」は限界利益6,000に配賦額9,000を足した二重計上です。
融資の担当者は、配賦後の赤字だけで不採算と決めず、限界利益が出ているかで撤退の影響を読みます。
関連キーワード: 限界利益・共通固定費・製品別損益・配賦
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