銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第13問: 融資の担当者が、取引先L社から設備資金の借入れの申込みを受けた。L社の限界利益率は40%で、計画どおり設備を導入すると、減価償却費が年6,000千円、借入金の支
融資の担当者が、取引先L社から設備資金の借入れの申込みを受けた。L社の限界利益率は40%で、計画どおり設備を導入すると、減価償却費が年6,000千円、借入金の支払利息が年1,200千円増える。支払利息は固定費に含め、限界利益率はこの設備投資で変わらないものとする。増えた固定費を賄って現在の経常利益を保つのに必要な売上高の増加額として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 売上高を18,000千円増やす必要がある
「売上高を18,000千円増やす必要がある」が適切です。売上高が増えると、限界利益は増収額に限界利益率を掛けた分だけ増え、その限界利益で固定費の増加を賄います。
固定費の増加は減価償却費6,000+支払利息1,200=7,200千円なので、必要な増収額は7,200÷0.4=18,000千円です(検算:18,000×0.4=7,200)。「15,000千円」は支払利息を入れずに6,000÷0.4とした値、「12,000千円」は変動費率60%で割った7,200÷0.6の値です。
「7,200千円」は固定費の増加額をそのまま増収額とした値で、増収に伴って変動費も増えることを見落としています。「2,880千円」は固定費の増加に限界利益率を掛けた7,200×0.4で、割るべきところを掛けています。
設備資金の審査では、設備の導入で増える減価償却費と金利を賄えるだけの増収の見込みが、事業計画に裏付けられているかを確かめます。
関連キーワード: 限界利益率・固定費・設備資金・減価償却費
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