銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第11問: 融資の担当者が、仕入価格の上昇を販売価格に転嫁できていない取引先K社の損益分岐点を見直している。K社の固定費は126,000千円で、販売価格を据え置いたまま仕入
融資の担当者が、仕入価格の上昇を販売価格に転嫁できていない取引先K社の損益分岐点を見直している。K社の固定費は126,000千円で、販売価格を据え置いたまま仕入価格が上がり、変動費率が60%から65%に上昇する。固定費は変わらないものとして、変動費率が上昇した後の損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。なお、千円未満は四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 360,000千円
「360,000千円」が適切です。損益分岐点売上高は、固定費を限界利益率(1-変動費率)で割って求めます。
上昇前は126,000÷(1-0.60)=315,000千円、上昇後は限界利益率が0.35に下がるので126,000÷0.35=360,000千円となり、45,000千円上がります。「315,000千円」は上昇前の変動費率のままの値です。
「193,846千円」は固定費を変動費率0.65で割った値(126,000÷0.65=193,846.1…)で、変動費率と限界利益率を取り違えています。「330,750千円」は上昇前の値に5%を掛けた315,000×1.05で、変動費率の上昇幅をそのまま損益分岐点の上昇率とみなしています。
実際は限界利益率が40%から35%へ8分の1減るため、損益分岐点は約14.3%上がります。「45,000千円」は上昇の幅で、上昇後の損益分岐点売上高ではありません。
価格転嫁できない取引先は、売上高が同じでも損益分岐点が上がって赤字に近づくので、融資の担当者は転嫁の見通しを聞き取ります。
関連キーワード: 損益分岐点売上高・変動費率・限界利益率・価格転嫁
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