銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第10問: 融資の担当者が、取引先J社から追加の注文の相談を受けた。J社の製品の通常の販売単価は5,000円、1個当たりの変動費は3,200円、1個当たりの固定費(配賦額)
融資の担当者が、取引先J社から追加の注文の相談を受けた。J社の製品の通常の販売単価は5,000円、1個当たりの変動費は3,200円、1個当たりの固定費(配賦額)は800円である。ある顧客から1,500個を単価3,800円で買いたいという追加の注文があった。J社には遊休の設備があり、受注しても固定費は増えず、通常の販売にも影響しない。この注文を受けたときのJ社の営業利益の増減として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 900,000円の増加
「900,000円の増加」が適切です。限界利益は売上高から変動費を差し引いた利益で、固定費の回収と利益に充てられます。
遊休の設備で受ける注文は固定費を増やさないので、営業利益の増減は注文の限界利益と同じで、(3,800-3,200)×1,500=900,000円の増加です。1個当たりの固定費800円は、既に発生している固定費を製品に配賦した額で、受注しても総額は変わりません。
「300,000円の減少」は1個当たりの総原価4,000円(3,200+800)と比べた(3,800-4,000)×1,500で、増えない固定費まで差し引いています。「5,700,000円の増加」は売上高3,800×1,500の全額で、変動費を引いていません。
「2,700,000円の増加」は通常の単価で(5,000-3,200)×1,500とした値、「1,500,000円の増加」は通常の単価から総原価を引いた(5,000-4,000)×1,500です。融資の担当者は、安値の受注が利益を生むかを単価と1個当たり変動費の差で確かめ、通常の販売の値下げに波及しないかも聞き取ります。
関連キーワード: 限界利益・追加の注文・変動費・固定費
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