銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第9問: 融資の担当者が、取引先H社から再建計画の説明を受けた。H社の前期の売上高は190,000千円、変動費率は70%、固定費は60,000千円である。変動費率と固定費
融資の担当者が、取引先H社から再建計画の説明を受けた。H社の前期の売上高は190,000千円、変動費率は70%、固定費は60,000千円である。変動費率と固定費は変わらないものとして、営業利益を0以上にするのに必要な売上高の増加率(前期の売上高に対する率。小数第2位を四捨五入)として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 5.3%
「5.3%」が適切です。損益分岐点売上高は、固定費を限界利益率(1-変動費率)で割って求めます。
H社は60,000÷(1-0.7)=200,000千円で、前期は190,000×0.3-60,000により3,000千円の営業損失です。営業利益を0以上にするには売上高を200,000-190,000=10,000千円増やす必要があり、10,000÷190,000=5.26…%で5.3%です。
損益分岐点比率(200,000÷190,000≒105.3%)が100%を超えた分と同じ値になります。「5.0%」は増収額10,000を損益分岐点売上高200,000で割った値で、前期の売上高に対する率ではありません。
「1.6%」は営業損失3,000を売上高で割った値で、増収に伴って変動費も増えることを見落としています。「2.3%」は営業損失を変動費率0.7で割った増収額(約4,286)から求めた値です。
「10.5%」は営業損失を固定費に足して(60,000+3,000)÷0.3=210,000とした二重計上です。再建計画の売上目標は損益分岐点売上高と比べて読みます。
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