銀行業務検定試験 財務3級 損益分岐点分析 練習問題 第8問: 融資の担当者が、取引先E社(売上高300,000千円、変動費率60%、固定費102,000千円)の返済計画を検討している。来期の売上高と変動費率は今期と同じと見
融資の担当者が、取引先E社(売上高300,000千円、変動費率60%、固定費102,000千円)の返済計画を検討している。来期の売上高と変動費率は今期と同じと見込み、安全余裕率を20%以上に高めることを目標にする。安全余裕率=(売上高−損益分岐点売上高)÷売上高×100とし、変動費率は変わらないものとする。目標を達成する方策についての説明として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 安全余裕率を20%以上にするには、固定費を少なくとも6,000千円削減する必要がある
固定費を6,000千円以上減らす説明が適切です。今の損益分岐点売上高=102,000÷(1−0.6)=255,000千円、安全余裕率=(300,000−255,000)÷300,000×100=15%です。
20%以上にするには損益分岐点売上高を300,000×(1−0.2)=240,000千円以下にする必要があり、固定費は240,000×0.4=96,000千円以下、削減額は102,000−96,000=6,000千円以上です。「20%(20,400千円)削減しなければ」は目標の率を固定費の削減率と取り違えています。
「最低でも9,000千円」は損益分岐点の下げ幅15,000千円に限界利益率0.4でなく変動費率0.6を掛けた値です。「売上高を5%増やせた場合」は(315,000−255,000)÷315,000×100≒19.0%となり、20%に届きません。
「60,000千円以下」は安全余裕率を損益分岐点比率と取り違え、損益分岐点比率20%を目標にした値です。損益分岐点比率が低いほど売上の減少に強い(日本政策金融公庫の手引き)ので、融資の担当者は目標から逆算して返済計画を確かめます。
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