銀行業務検定試験 財務3級 税効果・減損などの会計基準と連結 練習問題 第20問: 融資先F社の工場(資産グループ)に減損の兆候があり、使用価値を見積もる。工場の残りの使用期間は3年で、毎年末に1,000千円の将来キャッシュ・フローを生み、3年
融資先F社の工場(資産グループ)に減損の兆候があり、使用価値を見積もる。工場の残りの使用期間は3年で、毎年末に1,000千円の将来キャッシュ・フローを生み、3年後の使用終了時に処分による収入300千円が見込まれる。現価係数は1年0.97、2年0.94、3年0.91とする。企業会計審議会「固定資産の減損に係る会計基準」に照らして、この工場の使用価値として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 3,093千円
「3,093千円」が適切です。企業会計審議会「固定資産の減損に係る会計基準」は、使用価値を、資産又は資産グループの継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値としています。
使用期間中のキャッシュ・フローと処分による収入の両方を、それぞれの時点の現価係数で割り引いて合計します。途中式は、1,000×0.97+1,000×0.94+1,000×0.91+300×0.91=970+940+910+273=3,093千円です。
「3,300千円」は割り引かずに合計した額です。「2,820千円」は処分による収入を入れずに使用期間のキャッシュ・フローだけを割り引いた額です。
「3,000千円」は使用期間のキャッシュ・フローを割り引かずに足し、処分収入も落とした額です。「3,003千円」は4つのキャッシュ・フローの合計3,300千円をすべて3年の係数0.91で割り引いた額です。
融資の担当者は、使用価値が帳簿価額を大きく下回る工場は減損で純資産が減るおそれがあるので、見積りの前提を確かめましょう。
関連キーワード: 減損会計・使用価値・現在価値・将来キャッシュ・フロー
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