銀行業務検定試験 財務3級 安全性の分析 練習問題 第15問: 融資先G社の貸借対照表(単位:千円)は、総資本400,000、自己資本80,000である。調べたところ、当期に計上すべき減価償却費20,000が計上されていなか
融資先G社の貸借対照表(単位:千円)は、総資本400,000、自己資本80,000である。調べたところ、当期に計上すべき減価償却費20,000が計上されていなかった。これを直した後の自己資本比率(自己資本÷総資本×100、小数第2位を四捨五入)について、最も適切なものはどれか。なお、税金への影響は考えない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 資産と自己資本がともに20,000千円減るため、自己資本比率は15.8%に下がる
「資産と自己資本がともに20,000千円減るため、自己資本比率は15.8%に下がる」が適切です。直す前の自己資本比率は80,000÷400,000×100=20.0%です。
減価償却費20,000を計上すると、固定資産の帳簿価額が20,000減り、当期の利益も20,000減るので自己資本も20,000減ります。直した後は60,000÷380,000×100≒15.8%です。
「15.0%」は総資本を減らさずに自己資本だけを減らした60,000÷400,000です。「20.0%のまま」は、分子と分母から同じ額を引いても比率が変わらないと考えた誤りです。
「21.1%」は総資本だけを減らした80,000÷380,000、「25.0%」は償却費を自己資本に足した100,000÷400,000です。償却の不足は利益と資産を大きく見せ、自己資本の小さい会社ほど比率が大きく動きます。
融資の担当者は、減価償却費が前期と比べて急に少なくなっていないかを確かめます。
関連キーワード: 自己資本比率・減価償却費・償却不足・粉飾
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