銀行業務検定試験 財務3級 安全性の分析 練習問題 第11問: 融資先C社の貸借対照表(単位:千円)は、流動資産300,000、流動負債250,000(うち短期借入金100,000)である。C社は返済期限が3年後の長期借入金
融資先C社の貸借対照表(単位:千円)は、流動資産300,000、流動負債250,000(うち短期借入金100,000)である。C社は返済期限が3年後の長期借入金60,000を新たに借り、その資金で短期借入金60,000を返した。この借換えによる流動比率(流動資産÷流動負債×100、小数第2位を四捨五入)の動きとして、最も適切なものはどれか。なお、ほかの取引はない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 流動負債が60,000千円減り、流動比率は157.9%に上がる
「流動負債が60,000千円減り、流動比率は157.9%に上がる」が適切です。借換えの前の流動比率は300,000÷250,000×100=120.0%です。
返済期限が3年後の長期借入金60,000は固定負債に入り、借りた資金で短期借入金60,000を返すので、流動資産は増えも減りもせず、流動負債だけが250,000−60,000=190,000に減ります。借換えの後は300,000÷190,000×100≒157.9%です。
「120.0%のまま」は負債の合計だけを見た誤りです。「96.0%」は流動資産だけを60,000減らした240,000÷250,000、「126.3%」は手元の預金で返したときの240,000÷190,000、「144.0%」は借りた額を流動資産に足しただけの360,000÷250,000です。
短期の借入を長期に借り換えると、1年以内の返済の負担が軽くなり、流動比率も上がります。融資の担当者は、比率の改善が利益の積上げによるものか、借換えによるものかを分けて読みます。
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