銀行業務検定試験 財務3級 安全性の分析 練習問題 第8問: 融資先G社の決算日の直前の貸借対照表(単位:千円)は、流動資産150,000(うち当座資産90,000。現金預金を含む)、固定資産250,000、流動負債100
融資先G社の決算日の直前の貸借対照表(単位:千円)は、流動資産150,000(うち当座資産90,000。現金預金を含む)、固定資産250,000、流動負債100,000(うち短期借入金40,000)、固定負債220,000、自己資本80,000(総資本400,000)である。G社が決算日の直前に預金30,000で短期借入金30,000を返済したとき、返済の前と比べた安全性の指標の動きとして、適切なものはどれか。なお、ほかの取引はなく、固定長期適合率は固定資産÷(自己資本+固定負債)×100で求める。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 流動比率は、返済の前より上がる。
「流動比率は、返済の前より上がる」が適切です。返済の前は、流動比率150,000÷100,000×100=150.0%、当座比率90,000÷100,000×100=90.0%、自己資本比率80,000÷400,000×100=20.0%、固定長期適合率250,000÷(80,000+220,000)×100≒83.3%です。
預金30,000で返済すると、流動資産・当座資産・流動負債・総資本が30,000ずつ減ります。返済の後は、流動比率120,000÷70,000≒171.4%、当座比率60,000÷70,000≒85.7%、自己資本比率80,000÷370,000≒21.6%です。
固定資産・自己資本・固定負債は動かないので、固定長期適合率は83.3%のままです。100%超の流動比率は分子と分母から同じ額を引くと上がり、100%未満の当座比率は下がります。
「当座比率は上がる」「自己資本比率は下がる」「固定長期適合率は上がる」「どれも変わらない」は、いずれも計算と合いません。支払能力は増えていないのに流動比率が良く見えるため、融資の担当者は決算日の前後の預金と借入金の動きを確かめます。
関連キーワード: 流動比率・当座比率・自己資本比率・固定長期適合率・見かけの改善
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