技術士 第一次試験 専門科目 上下水道部門 上水道及び工業用水道 練習問題 第16問: 長さ600 mの送水管で、管内の流速1.6 m/sの流れを下流端の弁で0.5秒で閉じる。圧力波の伝わる速さを1,100 m/s、水の密度を1,000 kg/m³
専門科目 上下水道部門 上水道及び工業用水道
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第16問
長さ600 mの送水管で、管内の流速1.6 m/sの流れを下流端の弁で0.5秒で閉じる。圧力波の伝わる速さを1,100 m/s、水の密度を1,000 kg/m³、重力加速度を9.8 m/s²とし、管の摩擦は考えない。このとき弁の位置で生じる水撃圧(圧力の上昇)の大きさ(MPa)に最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 1.76
水撃圧は約1.76 MPaです。圧力波が管を往復する時間は2L/a=2×600÷1,100≒1.09秒で、閉じる時間0.5秒はこれより短いので急閉です。
急閉では、弁から上流へ速さaで進む圧力波の背後で水が止まります。時間dtに止まる水の質量はρA a dt、その運動量の変化はρA a dt Δvで、これが圧力の上昇による力積Δp A dtに等しいのでΔp=ρaΔv(ジューコフスキーの式)です。
Δp=1,000×1,100×1.6=1,760,000 Pa=1.76 MPa
水頭ではΔH=aΔv/g=1,100×1.6÷9.8≒179.6 m、ρgΔH=1,000×9.8×179.6≒1.76 MPaで一致します。「1.92」は水を縮まない棒とみて管の全長の水が0.5秒で一様に止まるとした値(ρLΔv/T)、「0.18」は水頭179.6 mの数値をkPaとした値、「0.88」は1/2を掛けた値、「0.0018」は密度を1とした値です。
閉じる時間が2L/aより短い急閉では、水撃圧はΔp=ρaΔvで、閉じる時間によりません。
関連キーワード: 水撃作用・ジューコフスキーの式・圧力波・急閉・水頭
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