技術士 第一次試験 専門科目 上下水道部門 上水道及び工業用水道 練習問題 第10問: ある浄水場の塩素接触池は、容量が1,200 m³である。この池を通る流量は、平均が1,600 m³/h、最大時が2,400 m³/hである。池のバッフリング係数
ある浄水場の塩素接触池は、容量が1,200 m³である。この池を通る流量は、平均が1,600 m³/h、最大時が2,400 m³/hである。池のバッフリング係数は0.4、池の出口の遊離残留塩素の濃度は0.8 mg/Lとする。消毒の効果を安全側に見積もるとき、この接触池のCT値(mg·min/L)に最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 9.6
CT値は約9.6 mg·min/Lです。US EPA Disinfection Profiling and Benchmarking Technical Guidance Manual(2020)は、CTを残留消毒剤の濃度Cと接触時間Tの積とし、Tには池を通る水の90%が留まる時間T10を用い、理論滞留時間TDT=V/Qにバッフリング係数BF(T10÷TDT。短絡の程度を表す比)を掛けて見積もるとしています。
流量が大きいほど接触時間は短いので、最大時の流量で求めると安全側になります(同3.2.1)。
TDT=1,200 m³÷2,400 m³/h=0.5 h=30 min
T10=30 min×0.4=12 min
CT=0.8 mg/L×12 min=9.6 mg·min/L
別の順で、C×V=960を40 m³/minで割って24とし、0.4を掛けても9.6です。「14.4」は平均の流量で求めた値、「24」は係数を掛けない値、「60」は係数で割った値、「0.16」は時間をhのまま掛けた値です。
CT値の接触時間は、最大時の流量での理論滞留時間にバッフリング係数を掛けたT10です。
関連キーワード: CT値・バッフリング係数・遊離残留塩素・塩素接触池
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