技術士 第一次試験 専門科目 電気電子部門 電気設備 練習問題 第3問: 高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側に B 種接地工事を施す。変圧器の高圧側の電路の 1 線地絡電流の実測値は 8 A である。また、高圧側の電路と低圧
高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側に B 種接地工事を施す。変圧器の高圧側の電路の 1 線地絡電流の実測値は 8 A である。また、高圧側の電路と低圧側の電路との混触により低圧電路の対地電圧が 150 V を超えた場合に、0.7 秒で自動的に高圧電路を遮断する装置を設けている。電気設備の技術基準の解釈に定める B 種接地工事の接地抵抗値の上限として、最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 75 Ω
「75 Ω」が最も近い値です。B 種接地工事は、高圧と低圧が混触(巻線どうしが触れて高圧が低圧側に入ること)したときに低圧側の電位の上昇を抑えるための接地です。
電気設備の技術基準の解釈(令和7年11月20日改正)第17条第2項第一号は接地抵抗値を 17-1表の値以下とし、同項第二号により Ig(高圧側の 1 線地絡電流 [A])は実測値を使えます。0.7 秒で遮断する装置があるので、1 秒以下の行の 600/Ig を使います。
R=600/Ig=600/8=75 Ω
検算: 75 Ω×8 A=600 V で、表の分子と一致します。「18.8 Ω」は遮断装置の無い場合などの 150/Ig、「37.5 Ω」は 1 秒を超え 2 秒以下の 300/Ig、「10 Ω」と「100 Ω」は Ig によらない A 種・C 種と D 種の値です。
低圧と、高圧又は特別高圧(35,000 V 以下に限る)とを結合する変圧器の B 種接地工事の接地抵抗値の上限は、混触時の遮断が 1 秒以下なら 600/Ig、1 秒を超え 2 秒以下なら 300/Ig、それ以外は 150/Ig です。
根拠・参照資料: 電気設備に関する技術基準を定める省令第11条
関連キーワード: B種接地工事・接地抵抗値・1線地絡電流・混触・電気設備技術基準の解釈
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