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民法における「法定相続人」と「法定相続分」に関する記述として、正しいものはどれか。被相続人に配偶者・子2人がいる場合。
正解: 2. 配偶者の法定相続分は1/2、子(2人合計)は1/2であり、子2人の間では均等に分配する
解説: 相続人が配偶者と子の場合、法定相続分は配偶者1/2・子(全員合計)1/2です。子が複数いる場合は均等に分割します(子2人なら各1/4)。相続人の組み合わせにより相続分は変わり、配偶者+直系尊属(親)なら配偶者2/3・直系尊属1/3、配偶者+兄弟姉妹なら配偶者3/4・兄弟姉妹1/4…
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民法の相続順位に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 第1順位:子(直系卑属)、第2順位:直系尊属(父母等)、第3順位:兄弟姉妹の順で相続権を持つ
解説: 相続順位は①第1順位:子(直系卑属)②第2順位:直系尊属(父母・祖父母等、上位の者が先)③第3順位:兄弟姉妹です。上位の順位の人がいる場合、下位の順位の人は相続人になりません。配偶者は常に相続人で、他の相続人と共に相続します。被相続人に子がいる場合、直系尊属・兄弟姉妹は相続人にな…
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「代襲相続」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 子が被相続人より先に死亡していた場合、その子(被相続人の孫)が親の相続分を引き継いで相続する
解説: 代襲相続は、相続人となるべき子(直系卑属)または兄弟姉妹が相続開始前に死亡・欠格・廃除になった場合に、その者の子が代わりに相続することです。兄弟姉妹の代襲相続は甥・姪の1代限りです。代襲相続人の相続分は、代襲された相続人の持分を引き継ぎます(複数いれば均等分割)。相続放棄は代襲相…
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「相続の承認と放棄」に関する記述として、適切なものはどれか。
正解: 4. 相続放棄は自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に家庭裁判所に申述する必要がある
解説: 相続放棄は「自己のために相続の開始があったことを知った時」から3か月以内(熟慮期間)に家庭裁判所に申述することで効力が生じます。相続放棄は相続開始前にはできず、生前に家庭裁判所の許可を得てできるのは遺留分の放棄です。限定承認は相続人全員(放棄者を除く)が共同して家庭裁判所に申述す…
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民法における「特別受益」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 共同相続人が被相続人から生計の資本として贈与を受けた場合、その価額を相続財産に加えて各相続人の具体的相続分を算定する
解説: 特別受益とは、共同相続人が被相続人から受けた遺贈と、婚姻・養子縁組のため又は生計の資本(学費等)としての生前贈与のことです。贈与の価額は相続開始時の財産に加えて(持ち戻して)相続財産とみなし、各相続人の具体的相続分を計算します。遺贈も特別受益の対象ですが、遺贈する財産は相続開始時…
根拠・参照資料: 民法第903条
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民法に定める寄与分に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 寄与分は、被相続人が相続開始の時に有した財産の価額から遺贈の価額を控除した残額を超えることができない。
解説: 寄与分は、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額から遺贈の価額を控除した残額を超えることができない(民法904条の2第3項)ので、3が正しい。1は、寄与分は共同相続人の協議で定め、協議が調わないとき又は協議をすることができないときは、寄与をした者の請求により家庭裁判所が定…
根拠・参照資料: 民法904条の2・1050条
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民法に定める遺産の分割の禁止・期間・効力に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 共同相続人の協議により遺産の分割が成立したときは、その分割は、相続開始の時にさかのぼって効力を生ずる
解説: 民法第909条により、遺産の分割は相続開始の時にさかのぼってその効力を生ずる(ただし第三者の権利を害することはできない)。協議が成立した時から効力が生ずるのではないため、選択肢4が正しい。選択肢1は誤り。被相続人が遺言で分割を禁ずることができるのは、相続開始の時から5年を超えない…
根拠・参照資料: 民法第904条の3、第907条第2項、第908条第1項、第909条
関連キーワード: 遺産の分割・相続開始の時・特別受益・寄与分・家庭裁判所
「遺言」の方式として正しいものはどれか。
正解: 1. 民法が定める普通方式の遺言には自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類がある
解説: 普通方式の遺言には①自筆証書遺言②公正証書遺言③秘密証書遺言の3種類があります。自筆証書遺言は全文・日付・氏名を自書し押印が必要です(財産目録はパソコン作成可・各ページに署名押印要)。公正証書遺言は証人2人以上の立会いが必要です。秘密証書遺言は家庭裁判所の検認が必要です(公正証書…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
「公正証書遺言」の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解: 3. 公証人が遺言者の意思に基づいて証書を作成するため改ざんリスクが低く、家庭裁判所の検認が不要である
解説: 公正証書遺言は公証人が作成し原本を公証人役場で保管するため改ざんリスクが低く、家庭裁判所の検認が不要です。遺言者が自ら公証人役場に出向くか、または公証人が自宅・病院等に出向いて作成することもできます。証人は2人以上の立会いが必要です。遺言は原則いつでも撤回・変更でき、後に作成した…
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「遺留分」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 遺留分権利者は配偶者・子(直系卑属)・直系尊属であり、兄弟姉妹には遺留分がない
解説: 遺留分権利者は配偶者・子(直系卑属)・直系尊属です。兄弟姉妹には遺留分はありません。直系尊属のみが相続人の場合の遺留分は相続財産の1/3(他の場合は1/2)です。遺留分を侵害された場合は遺留分侵害額請求(2019年改正前は遺留分減殺請求)ができますが、遺言自体を無効にするわけでは…
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民法に定める遺留分と遺留分侵害額の請求に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 共同相続人の1人が遺留分を放棄しても、他の各共同相続人の遺留分は、それによって増加しない
解説: 民法第1049条第2項により、共同相続人の1人のした遺留分の放棄は、他の各共同相続人の遺留分に影響を及ぼさないため、4が正しい。1は誤り。遺留分権利者は、受遺者または受贈者に対し、遺留分侵害額に相当する金銭の支払を請求する(第1046条第1項)。財産そのものの返還ではない。2は誤…
根拠・参照資料: 民法第1046条第1項、第1048条、第1049条
関連キーワード: 遺留分・遺留分侵害額・遺留分の放棄・家庭裁判所・時効
相続税の「基礎控除額」の計算式として正しいものはどれか。
正解: 1. 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
解説: 相続税の基礎控除額は「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」です(2015年1月1日以降)。改正前(2014年以前)は「5,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人の数」でした。遺産総額(課税価格の合計)がこの基礎控除額以下であれば相続税は課税されません。相続…
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相続税の計算において「法定相続分で取得したものとして計算する相続税の総額」を求める際の税率として、法定相続分に応じた取得金額が3,500万円の場合の税率と控除額として正しいものはどれか。
正解: 4. 税率20%、控除額200万円
解説: 相続税の速算表では、法定相続分に応じた取得金額が3,000万円超5,000万円以下の区分に税率20%(控除額200万円)が適用されます。取得金額が3,500万円の場合は「3,500万円 × 20% − 200万円 = 500万円」となります。なお、1,000万円超3,000万円以…
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相続税の「配偶者の税額軽減」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 配偶者が取得した遺産額が法定相続分相当額か1億6,000万円のいずれか大きい金額までは、相続税が課税されない
解説: 配偶者の税額軽減は、配偶者が取得した遺産が「法定相続分相当額」または「1億6,000万円」のいずれか大きい金額以下であれば相続税が課税されません。この制度を利用するには相続税の申告が必要です(軽減後の税額がゼロになる場合も申告書の提出が必要)。申告期限は相続開始を知った日の翌日か…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
相続税の「未成年者控除」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 相続人が未成年者の場合、18歳に達するまでの年数(1年未満切上げ)× 10万円が税額から控除される
解説: 相続人が未成年者(相続開始時点で18歳未満)の場合、「(18歳 − 相続開始時の年齢)× 10万円」が相続税額から直接控除されます(税額控除)。年齢の計算で1年未満の端数は切り上げます。控除しきれない場合は扶養義務者の相続税額から控除できます。法定相続人である未成年者のみが対象で…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
相続税の「小規模宅地等の特例(特定居住用宅地等)」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 被相続人の自宅(特定居住用宅地等)については、330㎡まで相続税評価額を80%減額できる
解説: 特定居住用宅地等(被相続人の自宅として使用していた宅地)については、330㎡まで相続税評価額を80%減額できます(小規模宅地等の特例)。特定事業用宅地等も400㎡まで80%減額の特例があります。この特例は申告期限(10か月)まで保有・居住することが要件であり、10年間保有する必要…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
被相続人が保険料を負担していた生命保険契約の死亡保険金について、相続税の非課税金額に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 相続を放棄した者が受取人として受け取った死亡保険金には、死亡保険金の非課税金額の規定は適用されない
解説: 相続税法第12条第1項第6号の非課税金額は「相続人の取得した」保険金に適用され、ここでいう相続人には相続を放棄した者を含まない(同法第3条第1項)。したがって選択肢3が正しい。なお、非課税限度額(500万円×法定相続人の数)の人数には放棄した者も含める。選択肢1は誤り。限度額は相…
根拠・参照資料: 相続税法第3条第1項、第12条第1項第6号・第7号
関連キーワード: 死亡保険金・非課税金額・非課税限度額・相続を放棄した者・死亡退職金
贈与税の暦年課税における基礎控除・税率・申告・納付に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 財産を贈与した者は、その贈与に係る贈与税について、受贈者と連帯して納付する責任を負う
解説: 相続税法第34条第4項により、財産を贈与した者は、受贈者のその年分の贈与税のうちその財産に対応する部分について、財産の価額を限度として連帯納付の責めに任ずるため、選択肢2が正しい。選択肢1は誤り。基礎控除110万円(租税特別措置法第70条の2の4)は、受贈者1人につき1年間に受け…
根拠・参照資料: 相続税法第28条第1項、第34条第4項、第62条、租税特別措置法第70条の2の4、第70条の2の5
関連キーワード: 暦年課税・基礎控除・特例税率・納税地・贈与税の申告書
贈与税の税率(暦年課税・一般税率)について、基礎控除後の課税価格が350万円の場合の贈与税額として正しいものはどれか。
正解: 3. 350万円 × 20% − 25万円 = 45万円
解説: 暦年課税(一般税率)の速算表では、基礎控除後の課税価格が300万円超400万円以下の区分に税率20%・控除額25万円が適用されます。350万円はこの区分に該当するため、「350万円 × 20% − 25万円 = 45万円」が正解です。なお一般税率では、200万円以下は税率10%・…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
贈与税の「相続時精算課税制度」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 相続時精算課税は贈与者が60歳以上の父母・祖父母から、受贈者が18歳以上の子・孫への贈与について選択できる制度で、累計2,500万円の特別控除がある
解説: 相続時精算課税は、贈与者(贈与年の1月1日時点で60歳以上の父母・祖父母)から受贈者(同日時点で18歳以上の子・孫)への贈与について選択でき、累計2,500万円まで贈与税が非課税(特別控除を超過した部分は一律20%課税)となります(これが正しい)。2024年(令和6年)1月以降の…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
2019年4月1日から2026年3月31日までの間に教育資金管理契約に基づいて贈与を受け、「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税」の適用を受けた場合の要件と限度額に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. この非課税を受ける受贈者の、贈与を受けた年の前年の合計所得金額の上限は、1,000万円とされている
解説: 租税特別措置法第70条の2の2第1項ただし書により、受贈者の、贈与を受けた年の前年分の合計所得金額が1,000万円を超える場合はこの非課税の適用を受けられないため、選択肢1が正しい。この所得の要件は、2019年4月1日以後の贈与から適用されている。選択肢2は誤り。非課税の上限は受…
根拠・参照資料: 租税特別措置法第70条の2の2
関連キーワード: 教育資金・教育資金管理契約・合計所得金額・非課税拠出額・学校等
「直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税」の要件と限度額に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 非課税拠出額のうち、結婚に際して支出する費用に充てる部分の上限は、300万円とされている
解説: 租税特別措置法第70条の2の3により、非課税拠出額のうち結婚に際して支出する費用に充てる部分は300万円が限度とされているため、選択肢3が正しい。選択肢1は誤り。受贈者は、結婚・子育て資金管理契約を締結する日において18歳以上50歳未満の者である。選択肢2は誤り。非課税の上限は受…
根拠・参照資料: 租税特別措置法第70条の2の3
関連キーワード: 一括贈与・直系尊属・非課税拠出額・結婚に際して支出する費用
贈与税の「配偶者控除(おしどり贈与)」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 婚姻期間が20年以上の配偶者からの居住用不動産または居住用不動産取得資金の贈与について、2,000万円まで贈与税が非課税となる
解説: 贈与税の配偶者控除(夫婦間の居住用不動産の贈与)は、婚姻期間20年以上の配偶者から居住用不動産または居住用不動産取得のための資金(現金)の贈与を受けた場合に、2,000万円まで控除できます(暦年基礎控除110万円と合わせて最高2,110万円まで非課税)。この特例は同一の配偶者間で…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
相続税法に定める贈与税の延納の要件と手続に関する記述として、正しいものはどれか。なお、納税義務者には、納期限までに金銭で納付することを困難とする事由があるものとする。
正解: 4. 延納の許可を受けて贈与税を分けて納める期間の上限は、5年とされている
解説: 贈与税は、納付すべき税額が10万円を超え、かつ納期限までに金銭で納付することを困難とする事由がある場合に、納税義務者の申請により、5年以内の年賦延納の許可を受けることができる(相続税法第38条第3項)ので、4が正しい。1は誤り。贈与税額の要件は10万円を超えることであり、50万円…
根拠・参照資料: 相続税法第38条第3項・第4項、第39条第1項・第29項
関連キーワード: 贈与税・延納・延納期間・担保・年賦延納
先代経営者から後継者への自社株の承継などで問題となる、取引相場のない株式の相続税・贈与税における評価に関する記述として、正しいものはどれか。なお、評価会社は同族株主のいる会社で、特定の評価会社には該当しないものとする。
正解: 2. 同族株主以外の株主が取得した株式は、会社の規模にかかわらず、原則として配当還元方式で評価する
解説: 2が正しい。同族株主のいる会社で、同族株主以外の株主が取得した株式は、会社の規模にかかわらず、原則的評価方式に代えて、年配当金額を10%で還元する配当還元方式で評価する(財産評価基本通達178ただし書・188(1)・188-2)。ただし、配当還元方式による価額が原則的評価方式によ…
根拠・参照資料: 財産評価基本通達178、180、185、188、188-2
関連キーワード: 取引相場のない株式・配当還元方式・純資産価額方式・類似業種比準方式・同族株主
「相続税の申告・納付」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 相続税の申告・納付期限は、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内である
解説: 相続税の申告・納付期限は「被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内」です(例:1月1日死亡なら同年11月1日まで)。相続税は金銭一括納付が原則ですが、一定要件のもとで延納(年賦払い)・物納(不動産等の現物納付)も認められます。課税遺産総額が基礎控除額以下の場合は申告…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
民法における「贈与契約」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 書面によらない贈与は、履行の終わっていない部分については各当事者が解除することができる
解説: 贈与は当事者の一方が財産を無償で与える意思を表示し、相手方が受諾することで成立する「諾成契約」です(民法549条)。書面によらない贈与は各当事者が解除できますが、履行の終わった部分は解除できません(民法550条)。「書面がなければ効力が生じない」は誤りで、口頭の合意でも贈与契約は…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
被相続人の死亡に伴って遺族が取得した次の財産または権利のうち、相続税の課税対象となるものはどれか。
正解: 1. 被相続人が契約者として保険料を負担していた、配偶者を被保険者とする生命保険契約に関する権利
解説: 被相続人が保険料を負担し、被相続人以外の者を被保険者とする保険事故の発生していない生命保険契約に関する権利は、本来の相続財産として相続税の課税対象となる(解約返戻金の額で評価する)ため、選択肢1が正しい。選択肢2は誤り。遺族厚生年金には租税その他の公課を課することができず(厚生年…
根拠・参照資料: 相続税法第12条第1項第2号、厚生年金保険法第41条第2項
関連キーワード: 生命保険契約に関する権利・遺族厚生年金・未支給年金・非課税財産・本来の相続財産
所得税の「準確定申告」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 準確定申告の期限は、相続の開始があったことを知った日の翌日から4か月以内である
解説: 準確定申告とは、死亡した人(被相続人)のその年1月1日から死亡日までの所得について、相続人が代わって行う所得税の確定申告です。期限は「相続の開始があったことを知った日の翌日から4か月以内」です。「10か月以内」は相続税の申告・納付期限、「3か月以内」は相続放棄・限定承認の熟慮期間…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級
遺言書の「検認」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 公正証書遺言および法務局の保管制度を利用した自筆証書遺言は、家庭裁判所の検認が不要である
解説: 検認は、遺言書の存在と内容を家庭裁判所で確認し、偽造・変造を防止するための手続です。公正証書遺言は原本が公証役場に保管されるため検認不要であり、法務局(遺言書保管所)の保管制度を利用した自筆証書遺言も検認が不要です。検認は遺言の有効・無効を判定する手続ではないため、検認を経ても遺…
根拠・参照資料: 民法第985条、第1004条、第1005条、法務局における遺言書の保管等に関する法律第11条
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契約者(保険料負担者)と被保険者が夫、死亡保険金受取人が妻である生命保険契約で、夫の死亡により妻が死亡保険金を受け取った。この死亡保険金の課税関係として、正しいものはどれか。
正解: 2. 相続により取得したものとみなされ、相続税の課税対象となる
解説: 保険料を負担していた被相続人(夫)の死亡により相続人(妻)が受け取る死亡保険金は、保険金請求権が受取人の固有の権利であるため夫の本来の相続財産ではないが、相続税法第3条第1項第1号により相続により取得したものとみなされ(みなし相続財産)、相続税の課税対象となる。したがって選択肢2…
根拠・参照資料: 相続税法第3条第1項第1号、第5条第1項、所得税法第34条
関連キーワード: 死亡保険金・みなし相続財産・本来の相続財産・相続税・一時所得
相続または遺贈により財産を取得した次の者のうち、相続税額の2割加算の対象となる者はどれか。なお、被相続人には子がいるものとする。
正解: 1. 被相続人と養子縁組をしていた被相続人の孫で、代襲相続人ではない者
解説: 相続税額の2割加算は、被相続人の一親等の血族(代襲相続人となった直系卑属を含む)と配偶者以外の者に適用される(相続税法第18条第1項)。被相続人の直系卑属がその養子となっている場合(いわゆる孫養子)は一親等の血族に含めないとされ、代襲相続人である場合を除き2割加算の対象となる(同…
根拠・参照資料: 相続税法第18条
関連キーワード: 2割加算・一親等の血族・代襲相続人・養子・配偶者
相続税の計算上「法定相続人の数」に含めることができる普通養子の数に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 被相続人に実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで法定相続人の数に含めることができる
解説: 相続税の計算(基礎控除額・死亡保険金と死亡退職金の非課税限度額・相続税の総額の計算)における「法定相続人の数」に含める普通養子の数は、実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人までに制限されています。これは養子縁組による過度な相続税の節税を防止するための税法上のルールです。…
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相続税における「宅地の評価」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 路線価が定められていない地域の宅地は、固定資産税評価額に一定の倍率を乗じる倍率方式で評価する
解説: 宅地の相続税評価には「路線価方式」と「倍率方式」の2つがあります。路線価が定められている市街地の宅地は、路線価に奥行価格補正率などの補正を行い地積を乗じて評価します。路線価が定められていない地域の宅地は、固定資産税評価額に国税局長が定める一定の倍率を乗じる倍率方式で評価します。路…
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自用地としての相続税評価額が5,000万円の宅地に賃貸アパートを建てて全室を賃貸している(賃貸割合100%)。借地権割合60%・借家権割合30%とした場合、この宅地(貸家建付地)の相続税評価額として正しいものはどれか。
正解: 3. 4,100万円
解説: 貸家建付地(自分の土地に賃貸用建物を建てて他人に貸している宅地)の相続税評価額は「自用地評価額 × (1 − 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合)」で計算します。本問では 5,000万円 × (1 − 0.6 × 0.3 × 1.0) = 5,000万円 × (1 − 0.…
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上場株式の相続税評価に関して、課税時期(相続開始日)の終値が1,200円、課税時期の属する月の毎日の終値の月平均額が1,180円、その前月の月平均額が1,150円、その前々月の月平均額が1,210円である場合、この上場株式の1株あたりの相続税評価額として正しいものはどれか。
正解: 4. 1,150円
解説: 上場株式の相続税評価額は、①課税時期の終値(最終価格)、②課税時期の属する月の毎日の終値の月平均額、③その前月の月平均額、④その前々月の月平均額、の4つの価額のうち「最も低い価額」で評価します。本問では①1,200円・②1,180円・③1,150円・④1,210円のうち最も低い③…
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次のうち、取得した個人について贈与税の課税対象となるものはどれか。なお、いずれも暦年課税によるものとし、利益を受けた人は資力を喪失していないものとする。
正解: 3. 叔父から、時価より著しく低い価額で土地を買い受けた場合の、時価と買い受けた価額との差額
解説: 著しく低い価額の対価で財産の譲渡を受けた場合は、その対価と時価との差額に相当する金額を、譲渡をした者から贈与により取得したものとみなす(相続税法7条)ので、3は贈与税の課税対象となり、3が正しい。1は、法人からの贈与により取得した財産は贈与税の非課税財産で(21条の3第1項1号)…
根拠・参照資料: 相続税法1条の3第1項1号・7条・21条の2第4項・21条の3第1項1号
関連キーワード: 贈与税・非課税財産・死因贈与・相続開始の年・時価
贈与税の申告と納付に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 申告書の提出期間は、贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までである
解説: 贈与税の申告書は、贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までの間に、受贈者の住所地の所轄税務署長に提出します。「2月16日から3月15日」は所得税の確定申告の期間であり、贈与税の申告開始日(2月1日)とは異なる点がひっかけとして出題されます。贈与税の納付は金銭一括納付が原則で…
根拠・参照資料: 相続税法28条(贈与税の申告)・38条(延納)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・贈与税・申告期限・延納
遺贈に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 特定遺贈の受遺者は、遺言者の死亡後、いつでも遺贈の放棄をすることができる
解説: 遺贈とは遺言によって財産を無償で他人に与えることで、財産を特定して与える「特定遺贈」と、財産の全部または割合を示して与える「包括遺贈」があります。特定遺贈の受遺者は、遺言者の死亡後いつでも遺贈の放棄をすることができます(民法986条)。一方、包括受遺者は相続人と同一の権利義務を有…
根拠・参照資料: 民法964条・986条・990条
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・遺贈・特定遺贈・包括遺贈
不動産登記法に定める、相続によって不動産の所有権を取得した者の所有権の移転の登記(相続登記)の申請義務に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 相続人ではない者が遺言による遺贈によって不動産の所有権を取得した場合は、この申請義務の対象とならない。
解説: 不動産登記法76条の2第1項は、相続により所有権を取得した者に、相続の開始と所有権の取得を知った日から3年以内の登記の申請を義務付け、遺贈については相続人に対する遺贈に限って同様としているので、相続人ではない者が遺贈で取得した場合は対象とならず、3が正しい。1は、法務省の説明のと…
根拠・参照資料: 不動産登記法76条の2第1項・76条の3第4項・164条
関連キーワード: 相続登記・申請義務・遺贈・相続人申告登記・過料
次の財産の取得や経済的な利益のうち、原則として贈与税の課税対象と「ならない」ものはどれか。なお、いずれも暦年課税によるものとし、利益を受けた人は資力を喪失していないものとする。
正解: 4. 父の土地を地代も権利金も支払わずに借りて、子が自宅を建てた場合の借地権に相当する利益
解説: 国税庁の説明では、地代も権利金も支払わずに土地を貸し借りする使用貸借により土地を使用する権利の価額はゼロとして取り扱われるので、親の土地を使用貸借して子が家を建てても、借地権に相当する額の贈与を受けたとして贈与税が課税されることはなく、4が正しい。1は、対価を支払わないで債務の免…
根拠・参照資料: 相続税法5条・8条・9条
関連キーワード: 贈与税・使用貸借・借地権・無利子・満期保険金
相続税の課税価格に加算される暦年課税による贈与財産(生前贈与加算)に関する記述として、正しいものはどれか。なお、相続の開始は2026年中で、贈与はいずれも加算の対象となる期間内に受けたものとし、相続時精算課税の適用を受けた贈与はないものとする。
正解: 4. 贈与税の基礎控除額以下で贈与税が課されなかった贈与財産も、加算の対象となる。
解説: 相続税法19条1項は、贈与税の課税価格の計算の基礎に算入される財産を加算の対象としており、国税庁の説明でも、加算対象期間内に暦年課税で贈与された財産は、贈与税がかかったかどうかに関係なく加算するとされている。基礎控除額110万円以下の贈与財産も加算されるので、4が正しい。1は、加…
根拠・参照資料: 相続税法19条1項
関連キーワード: 生前贈与加算・暦年課税・相続税の課税価格・基礎控除額
相続税の課税価格の計算上、債務控除等として遺産総額から控除「できる」ものは、次のうちどれか。
正解: 1. 被相続人の入院に係る未払医療費
解説: 相続税の計算では、被相続人の債務(借入金・未払医療費・未払いの所得税や固定資産税など)と、相続人が負担した葬式費用(通夜・本葬の費用、火葬・埋葬費用など)を課税価格から控除できます。被相続人の入院に係る未払医療費は被相続人の債務として控除できます。一方、墓地の未払代金は、墓地が相…
根拠・参照資料: 相続税法13条・14条
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・債務控除・葬式費用・相続税
「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度」に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 省エネ等の一定の基準を満たす住宅は1,000万円まで、それ以外の住宅は500万円まで贈与税が非課税となる
解説: 直系尊属(父母・祖父母等)から住宅の新築・取得・増改築のための資金の贈与を受けた場合、省エネ等の一定の基準を満たす質の高い住宅(省エネ等住宅)は1,000万円まで、それ以外の住宅は500万円まで贈与税が非課税となります。「一律1,500万円」は教育資金の一括贈与の非課税限度額との…
根拠・参照資料: 租税特別措置法第70条の2
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・住宅取得等資金・贈与税の非課税・直系尊属
Aさんが所有する宅地(自用地としての相続税評価額4,000万円)には普通借地権(借地権割合70%)が設定されており、借地人がその上に自宅を建てて利用している。この宅地(貸宅地)の相続税評価額として、正しいものはどれか。
正解: 2. 1,200万円
解説: 借地権が設定されている宅地(貸宅地・いわゆる底地)の相続税評価額は「自用地評価額 × (1 − 借地権割合)」で計算します。本問では 4,000万円 × (1 − 0.7) = 4,000万円 × 0.3 = 1,200万円 となります。「2,800万円」は自用地評価額に借地権割…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・貸宅地・借地権・財産評価
Bさんは、固定資産税評価額2,000万円の賃貸アパート(全室賃貸中で賃貸割合100%)を所有している。借家権割合を30%、このアパートの敷地の借地権割合を60%とした場合、この家屋(貸家)の相続税評価額として正しいものはどれか。
正解: 2. 1,400万円
解説: 貸家(賃貸している建物)の相続税評価額は「固定資産税評価額 × (1 − 借家権割合 × 賃貸割合)」で計算します。本問では 2,000万円 × (1 − 0.3 × 1.0) = 2,000万円 × 0.7 = 1,400万円 となります。なお、自分で使用している家屋(自用家屋…
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・貸家・借家権割合・財産評価
被相続人の法定相続人が配偶者と子2人の計3人である場合、相続人が受け取った生命保険金(死亡保険金)に対する相続税の非課税限度額はいくらか。
正解: 3. 1,500万円
解説: 相続人が受け取った死亡保険金の非課税限度額は「500万円 × 法定相続人の数」で計算します。本問では法定相続人が3人なので、500万円 × 3人 = 1,500万円が非課税限度額です。したがって「1,500万円」が正解です。「1,000万円」は500万円 × 2人と法定相続人を1…
根拠・参照資料: 相続税法12条(相続税の非課税財産)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・死亡保険金・非課税限度額・法定相続人
被相続人の法定相続人は4人である。相続人の1人が被相続人の死亡退職金3,000万円を受け取った場合、この死亡退職金のうち相続税の課税対象となる金額はいくらか(ほかに死亡退職金を受け取った相続人はいないものとする)。
正解: 2. 1,000万円
解説: 相続人が受け取った死亡退職金には「500万円 × 法定相続人の数」の非課税限度額があります。本問では非課税限度額は 500万円 × 4人 = 2,000万円です。受け取った死亡退職金3,000万円のうち非課税限度額2,000万円を差し引いた残り、3,000万円 − 2,000万円…
根拠・参照資料: 相続税法12条(相続税の非課税財産)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・死亡退職金・非課税限度額・みなし相続財産
被相続人の相続人が配偶者と子3人の計4人である場合、相続税の基礎控除額はいくらか。
正解: 3. 5,400万円
解説: 相続税の基礎控除額は「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」で計算します。本問では法定相続人が4人なので、3,000万円 + 600万円 × 4人 = 3,000万円 + 2,400万円 = 5,400万円が基礎控除額です。したがって「5,400万円」が正解です。「…
根拠・参照資料: 相続税法15条(遺産に係る基礎控除)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・基礎控除・法定相続人・相続税
被相続人には配偶者と子2人(長男・二男)がいたが、長男は相続開始前にすでに死亡している。長男には子(被相続人の孫)が1人いる。この孫(代襲相続人)の法定相続分はいくらか。
正解: 4. 4分の1
解説: 相続人が配偶者と子の場合、法定相続分は配偶者2分の1・子(全員合計)2分の1です。子は長男・二男の2人なので、子の相続分2分の1を2人で均等に分けると各4分の1になります。長男は相続開始前に死亡しているため、その相続分4分の1を長男の子(孫)が代襲相続します。孫は1人だけなので、…
根拠・参照資料: 民法887条・900条(代襲相続・法定相続分)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・代襲相続・法定相続分・孫
被相続人の相続人となるべき者は配偶者と子2人であったが、子のうち1人が家庭裁判所で適法に相続の放棄をした。相続人が受け取った死亡保険金に対する相続税の非課税限度額はいくらか。
正解: 2. 1,500万円(放棄した子を含めた3人で計算する)
解説: 死亡保険金の非課税限度額は「500万円 × 法定相続人の数」で計算します。この「法定相続人の数」は、相続の放棄があった場合でも、その放棄がなかったものとしたときの相続人の数で数えます。本問では配偶者と子2人の合計3人が放棄がなかった場合の相続人となるため、非課税限度額は 500万…
根拠・参照資料: 相続税法12条・15条(非課税財産・法定相続人の数)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・死亡保険金・相続放棄・非課税限度額
被相続人には子がなく、相続人は配偶者と被相続人の父・母の3人である。課税遺産総額(課税価格の合計額から遺産に係る基礎控除額を控除した金額)が6,300万円であるとき、相続税の総額はいくらか。なお、相続税の速算表は、1,000万円以下は税率10%・控除額なし、1,000万円超3,000万円以下は税率15%・控除額50万円、3,000万円超5,000万円以下は税率20%・控除額200万円、5,000万円超1億円以下は税率30%・控除額700万円とする。
正解: 4. 855万円
解説: 相続税の総額は、課税遺産総額を各相続人が法定相続分で取得したものと仮定して各人の税額を計算し、合計して求める(相続税法16条)。配偶者と直系尊属が相続人のときの法定相続分は配偶者3分の2・直系尊属3分の1で(民法900条2号)、父母は各6分の1となる(同条4号)。配偶者は6,30…
根拠・参照資料: 相続税法16条、民法900条2号・4号
関連キーワード: 相続税の総額・法定相続分・課税遺産総額・直系尊属・速算表
課税価格の合計額が2億円、相続人が配偶者と子2人の計3人である相続について、相続税の総額を求めるといくらになるか。相続税の速算表は「3,000万円超5,000万円以下:税率20%・控除額200万円」「5,000万円超1億円以下:税率30%・控除額700万円」とする。
正解: 1. 2,700万円
解説: まず基礎控除額を求めます。3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円です。課税遺産総額は 2億円 − 4,800万円 = 1億5,200万円となります。次に法定相続分(配偶者2分の1・子は2人で合計2分の1=各4分の1)で按分します。配偶者は 1億5,200万円…
根拠・参照資料: 相続税法15条・16条(基礎控除・相続税の総額)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・相続税の総額・基礎控除・速算表
被相続人の相続人は配偶者・長男・長女の3人で、相続により取得した財産の価額から債務と葬式費用を控除した金額は、配偶者1億円、長男4,900万円、長女2,600万円であった。また、長男は相続開始の前年に現金500万円を、長女は相続開始の8年前に現金300万円を、いずれも被相続人から暦年課税による贈与で取得している。課税遺産総額を法定相続分で取得したものとして計算した税額は配偶者1,280万円、長男460万円、長女460万円で、相続税の総額は2,200万円である。長男の算出税額(税額控除や2割加算を適用する前の税額)はいくらか。
正解: 4. 660万円
解説: 各人の算出税額は、相続税の総額に、各人の課税価格が課税価格の合計額に占める割合を乗じて求める(相続税法17条)。長男が相続開始の前年に受けた暦年課税の贈与500万円は長男の課税価格に加算され(19条)、長男の課税価格は4,900万円+500万円=5,400万円、課税価格の合計額は…
根拠・参照資料: 相続税法16条・17条・19条1項
関連キーワード: 算出税額・相続税の総額・課税価格・法定相続分・暦年課税
被相続人には配偶者と子2人(長男・長女)がいたが、長男は相続開始前にすでに死亡している。長男には子(被相続人の孫)が2人いる。この長男の子(孫)1人の法定相続分はいくらか。
正解: 3. 8分の1
解説: 相続人が配偶者と子の場合、法定相続分は配偶者2分の1・子(全員合計)2分の1です。子は長男・長女の2人なので、子の相続分2分の1を2人で均等に分けると各4分の1になります。長男は相続開始前に死亡しているため、長男の相続分4分の1を長男の子(孫)2人が代襲相続し、これを均等に分けま…
根拠・参照資料: 民法887条・900条・901条(代襲相続人の相続分)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・代襲相続・法定相続分・孫
被相続人には配偶者、長男、二男がいたが、二男は相続開始前にすでに死亡しており、二男には子(被相続人の孫)が2人いる。この相続における相続税の基礎控除額の計算上の「法定相続人の数」と、基礎控除額の組合せとして正しいものはどれか。
正解: 2. 4人・5,400万円
解説: 基礎控除額は「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」で計算し、代襲相続人となる孫も法定相続人の数に含めます。本問の法定相続人は、配偶者1人+長男1人+二男を代襲する孫2人=合計4人です。基礎控除額は 3,000万円 + 600万円 × 4人 = 5,400万円となり…
根拠・参照資料: 相続税法15条(遺産に係る基礎控除)、民法887条(代襲相続)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・基礎控除・代襲相続・法定相続人の数
相続税・贈与税の財産評価において、路線価図に表示される路線価の数値(千円単位)の右側に付されたアルファベット(A〜G)は、何を表しているか。
正解: 3. その道路に面する宅地の借地権割合
解説: 路線価図では、路線(道路)に付された路線価が千円単位で表示され、その数値の右側に記されたアルファベット(A〜G)は、その路線に面する宅地の借地権割合を表しています(Aに近いほど割合が高く、Gに近いほど低くなります)。この借地権割合は、貸宅地(底地)・貸家建付地・借地権の評価に用い…
根拠・参照資料: 財産評価基本通達(路線価方式)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・路線価図・借地権割合・財産評価
相続税の財産評価で用いる路線価と、路線価方式による宅地の評価に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 2つの路線に接する宅地の正面路線は、路線価に奥行価格補正率を乗じた金額が高い方の路線とする。
解説: 国税庁の説明では、路線価方式で評価する宅地の正面路線は、原則として、その宅地の接する路線の路線価に奥行価格補正率を乗じて計算した金額の高い方の路線とされているので、2が正しい。1は、路線価は、その路線に面する標準的な宅地の1㎡当たりの価額を千円単位で表示したもので、万円単位ではな…
関連キーワード: 路線価・路線価方式・正面路線・奥行価格補正率・地積
自己が所有する土地に自己が建てた賃貸建物(賃貸アパート等)を建てて他人に貸し付けている宅地を「貸家建付地」という。貸家建付地の相続税評価額を求める算式として、正しいものはどれか。
正解: 2. 自用地評価額 ×(1 − 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合)
解説: 貸家建付地の相続税評価額は「自用地評価額 ×(1 − 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合)」で計算します。自分の土地に自分が建てた賃貸建物があることで、借家人の権利(借家権)に相当する分だけ土地の利用が制約されるため、その分を減額します。選択肢1の「自用地評価額 ×(1 −…
根拠・参照資料: 財産評価基本通達(貸家建付地)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・貸家建付地・評価式・財産評価
建物の所有を目的として他人の土地を借りて利用する権利を借地権という。借地権割合が定められている地域における普通借地権の相続税評価額を求める算式として、正しいものはどれか。
正解: 1. 自用地としての評価額 × 借地権割合
解説: 普通借地権の相続税評価額は「自用地としての評価額 × 借地権割合」で計算します。土地を借りて利用している借地人が持つ権利を評価するもので、たとえば自用地評価額5,000万円・借地権割合60%なら 5,000万円 × 0.6 = 3,000万円 となります。選択肢2の「自用地として…
根拠・参照資料: 財産評価基本通達(借地権)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・借地権・借地権割合・財産評価
「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」における宅地等の区分と、その限度面積・減額割合の組合せとして、誤っているものはどれか。
正解: 4. 特定居住用宅地等 …… 400㎡まで 50%減額
解説: 小規模宅地等の特例では、宅地の利用区分に応じて限度面積と減額割合が定められています。被相続人等の居住用であった特定居住用宅地等は330㎡まで80%減額、被相続人等の事業用であった特定事業用宅地等(不動産貸付業を除く)は400㎡まで80%減額、賃貸アパートや貸駐車場などの貸付事業用…
根拠・参照資料: 租税特別措置法第69条の4
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・小規模宅地等の特例・特定居住用宅地等・限度面積
被相続人の自宅の敷地(特定居住用宅地等に該当し、適用要件をすべて満たす)は、地積400㎡、小規模宅地等の特例適用前の相続税評価額が8,000万円である。この特例を適用した場合に減額される金額として、正しいものはどれか。
正解: 3. 5,280万円
解説: 特定居住用宅地等は330㎡を限度に評価額の80%を減額できます。本問の宅地は地積400㎡で限度面積330㎡が地積以下であるため、330㎡部分について減額を適用します。1㎡あたりの評価額は 8,000万円 ÷ 400㎡ = 20万円/㎡ なので、減額対象となる330㎡部分の評価額は…
根拠・参照資料: 租税特別措置法第69条の4
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・小規模宅地等の特例・特定居住用宅地等・80%減額
上場株式を贈与により取得した場合の、1株あたりの贈与税評価額に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 課税時期の終値、課税時期の属する月・前月・前々月の各月の毎日の終値の月平均額、の4つの価額のうち最も低い価額で評価する
解説: 上場株式は、相続・贈与いずれの場合も、①課税時期(相続開始日または贈与日)の終値、②課税時期の属する月の毎日の終値の月平均額、③その前月の月平均額、④その前々月の月平均額、の4つの価額のうち「最も低い価額」で評価します。株価は日々変動するため、一時的な高騰の影響を受けないよう納税…
根拠・参照資料: 財産評価基本通達(上場株式の評価)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・上場株式・財産評価・贈与税
相続時精算課税制度の適用を受けるための手続に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 適用を受ける最初の贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日まで(贈与税の申告期間内)に、贈与税の申告書に「相続時精算課税選択届出書」を添付して提出する
解説: 相続時精算課税制度は、適用を受けようとする受贈者が、最初にこの制度による贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日まで(贈与税の申告期間内)に、贈与税の申告書とともに「相続時精算課税選択届出書」を所轄税務署長に提出することで選択します。したがって、選択肢4のように手続不要で自動的…
根拠・参照資料: 相続税法21条の9(相続時精算課税の選択)
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・相続時精算課税・選択届出書・申告期限
2024年(令和6年)中に、Cさん(30歳)は父(65歳)から現金2,700万円の贈与を受け、この贈与について初めて相続時精算課税制度を選択した(過去に同制度の特別控除を利用したことはない)。この贈与に係るCさんの贈与税額として、正しいものはどれか。なお、2024年分以後の相続時精算課税には年110万円の基礎控除が設けられている。
正解: 4. 18万円
解説: 2024年(令和6年)分以後の相続時精算課税では、まず年110万円の基礎控除を差し引き、次に特別控除(累計2,500万円)を差し引いた残額に一律20%の税率を乗じて贈与税額を計算します。本問では、2,700万円 − 110万円(基礎控除)= 2,590万円、2,590万円 − 2…
根拠・参照資料: 相続税法第21条の9、第21条の11の2、第21条の12、第21条の13
関連キーワード: 相続・事業承継・FP3級・相続時精算課税・特別控除2500万円・基礎控除110万円
増やしてほしいと送りました
送った後に 問増えました
この科目は 65 問。足りないと感じたら
ぴよパスでは3級ファイナンシャル・プランニング技能検定の問題を6カテゴリに分けています。相続・事業承継にはオリジナル予想問題を65問収録し、サイト内の3級ファイナンシャル・プランニング技能検定全394問の約16%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには財産評価・贈与税・死亡保険金・非課税限度額などがあります。本試験の情報は合格率86.6%(2025年10月〜2026年2月・日本FP協会 学科)・試験時間学科90分+実技60分・受験料8,000円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。65問のうち40問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、ライフプランニングと資金計画・リスク管理・金融資産運用などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ぴよパスに収録している3級ファイナンシャル・プランニング技能検定「相続・事業承継」のオリジナル練習問題 全65問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級15問・中級42問・上級8問の全65問構成です。うち40問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
「2分の1」は配偶者の相続分と混同した誤り、「3分の1」は配偶者を除いた3人(二男と孫など)で均等に分けたと誤った計算、「8分の1」は孫が2人いる場合の1人分の相続分であり、本問(孫1人)では誤りです。Q50 被相続人には配偶者と子2人(長男・二男)がいたが、長男は相続開始前にすでに死亡している。長… で確認する
「4分の1」は代襲相続人が1人だけの場合(長男の相続分をそのまま引き継ぐ場合)の相続分であり、孫が2人いる本問では誤り、「6分の1」は配偶者を除いた長女・孫2人の3人で均等に分けたと誤った計算、「2分の1」は配偶者の相続…Q55 被相続人には配偶者と子2人(長男・長女)がいたが、長男は相続開始前にすでに死亡している。長… で確認する
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