本記事のポイント
- 第3章「主な医薬品とその作用」は全120問中40問(33%)を占める登録販売者試験の最大難関
- 約100種類の成分を13薬効分類でグルーピングすることで、記憶の体系化が一気に進む
- 「作用機序 → 主な作用 → 副作用」の3点セット記憶が最も効率的な暗記法
- 30日マスタープランで1日10成分ずつ攻略すれば、初学者でも全成分を網羅できる
- 試験頻出30成分を最終確認することで、直前期の得点力を確実に引き上げられる
登録販売者 第3章はなぜ最大難関なのか — 40問の出題傾向
登録販売者試験は厚生労働省が策定した「試験問題作成に関する手引き」をベースに出題される。全体は「第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識」から「第5章:医薬品の適正使用・安全対策」まで5章構成で、合計120問が出題される。
| 章 | 内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| 第1章 | 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 |
| 第2章 | 人体の働きと医薬品 | 20問 |
| 第3章 | 主な医薬品とその作用 | 40問 |
| 第4章 | 薬事関係法規・制度 | 20問 |
| 第5章 | 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 |
| 合計 | — | 120問 |
第3章が最大難関とされる理由は3点ある。
1点目は、問題数の多さだ。40問は全体の33%を占め、他の章の2倍の出題数になる。第3章での失点が直接的に合否に影響する構造になっている。
2点目は、成分数の膨大さだ。手引きに記載される成分名は優に100を超え、それぞれに作用・副作用・禁忌・相互作用といった情報が紐づく。単純に暗記量が多く、何の戦略も持たずに取り組むと学習が途中で行き詰まりやすい。
3点目は、問題形式の多様性だ。「成分名と薬効の組み合わせが正しいか」「特定の副作用を引き起こす成分はどれか」「この成分が含まれる薬の種類は何か」と、同じ成分知識でもさまざまな角度から問われる。暗記した知識を活用できる形で整理しておかないと、問題文の言い回しが変わると対応できなくなる。
逆に言えば、第3章を戦略的に攻略できれば、全体の合格ラインである84問(70%)以上の正解を達成しやすくなる。適切な学習法を選べば、初学者でも30〜40日で確実な得点源に変えられる分野だ。
登録販売者試験全体の出題傾向・合格基準については登録販売者試験トップページも参照してほしい。
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100成分を13薬効分類にグルーピングする方法
第3章の成分を「ただ成分名を覚える」ではなく、薬効分類という枠組みで体系的に整理することが攻略の第一歩になる。同じ薬効分類の成分は作用機序が似ており、副作用のパターンも共通点が多いため、1つの成分を深く理解すると同分類の他の成分の理解も同時に進む。
以下の13グループが、第3章の主要な薬効分類だ。
| グループ | 代表成分 | 問題数の目安 |
|---|---|---|
| 解熱鎮痛薬 | アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン | 3〜5問 |
| かぜ薬(総合感冒薬) | クロルフェニラミン、デキストロメトルファン | 2〜4問 |
| 鎮咳去痰薬 | コデイン、ジメモルファン、カルボシステイン | 2〜3問 |
| 胃腸薬 | スクラルファート、ロートエキス、炭酸水素ナトリウム | 3〜5問 |
| 強心薬 | センソ、ゴオウ、ジャコウ | 1〜2問 |
| アレルギー用薬 | ジフェンヒドラミン、フェキソフェナジン | 2〜3問 |
| 鼻炎・眼科用薬 | ナファゾリン、クロモグリク酸ナトリウム | 1〜2問 |
| 皮膚用薬 | ヒドロコルチゾン、ウフェナマート | 1〜2問 |
| 婦人薬 | エチニルエストラジオール、ダイオウ | 1〜2問 |
| 滋養強壮薬 | ビタミンB1、ビタミンE、グルクロノラクトン | 1〜2問 |
| 公衆衛生用薬 | サリチル酸、フェノール、クレゾール | 1〜2問 |
| 検査薬 | (尿糖・尿タンパク検査試薬) | 1問 |
| 漢方製剤 | 葛根湯、小青竜湯、大柴胡湯 | 2〜4問 |
グルーピングで学習効率が上がる理由
例として解熱鎮痛薬のグループを見てみよう。
このグループにはアセトアミノフェン・アスピリン・イブプロフェン・ロキソプロフェンといった成分が含まれる。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の多くは「シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害してプロスタグランジンの産生を抑制する」という共通の作用機序を持つ。この仕組みを1つ理解すれば、胃腸障害が起きやすい理由(胃粘膜の保護作用にプロスタグランジンが関与しているため)も連鎖して理解できる。
アセトアミノフェンはCOX阻害作用が弱く、主に視床下部の体温調節中枢に作用することで解熱効果を発揮する点が他のNSAIDsと異なる。この違いを意識することで「胃腸障害が起きにくい代わりに肝機能障害に注意」という副作用の差も自然に定着する。
グループ内で「共通点と相違点」を整理することが、第3章の効率的な暗記の核心だ。
漢方製剤については成分名ではなく「処方名(葛根湯・小青竜湯など)と体力・症状との対応関係」が問われるため、他のグループとは別に整理しておく必要がある。
作用機序ベース暗記法 — 「なぜその薬が効くか」を理解する
第3章で多くの受験者が陥る失敗は、成分名・作用・副作用を別々の情報として丸暗記しようとすることだ。この方法では覚える量が膨大になるうえ、定着率が低く試験直前に急速に抜けやすい。
「なぜその成分がその作用を発揮するか」という作用機序をベースに記憶を構築すると、副作用・禁忌・相互作用がその作用機序から自然に導けるようになる。
作用機序ベース記憶の例
アセトアミノフェン
- 作用機序:視床下部の体温調節中枢に働きかけて体温を下げる。末梢での抗炎症作用は弱い
- 主な作用:解熱・鎮痛(消炎作用は弱い)
- 副作用:肝機能障害(大量服用・長期服用で肝臓での代謝産物が蓄積するため)、腎機能障害
- 禁忌:重篤な肝機能障害がある人、アルコール多飲者(肝臓への負荷が増大するため)
この4つをセットで覚えると、「アセトアミノフェンの副作用として誤っているのはどれか」という問題にも「胃腸障害が起きやすい成分ではない」という観点で対処できる。
アスピリン(アセチルサリチル酸)
- 作用機序:COX-1・COX-2を不可逆的に阻害してプロスタグランジンの産生を抑制する
- 主な作用:解熱・鎮痛・抗炎症(血小板凝集抑制作用もある)
- 副作用:胃腸障害(胃粘膜保護プロスタグランジンが減少するため)、出血傾向
- 禁忌:15歳未満の水痘・インフルエンザ(ライ症候群のリスク)、消化性潰瘍
「COX阻害 → プロスタグランジン低下 → 胃粘膜保護が弱まる → 胃腸障害」という流れを一本の線として覚えると、胃腸障害という副作用が「暗記項目」ではなく「当然の結果」として記憶に残る。
ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン薬)
- 作用機序:H1受容体を競合的に遮断し、ヒスタミンの作用を抑制する
- 主な作用:抗アレルギー(鼻炎・蕁麻疹)、鎮静(眠気を利用した睡眠改善薬にも配合)
- 副作用:眠気・口渇・排尿困難(抗コリン作用の一環)
- 禁忌:前立腺肥大のある人(排尿筋が緩みさらに困難になるため)、緑内障
「H1遮断 → 抗ヒスタミン作用(アレルギー抑制)」に加え、「抗コリン作用も持つ → 眠気・口渇・排尿困難」という二重の作用機序をセットで理解することで、問題の問い方が変わっても対応できる。
作用機序ベース暗記の実践手順
- 成分名を見て「何に効く薬か(薬効分類)」をまず特定する
- 「なぜ効くか(作用機序)」を一文で言える状態にする
- 作用機序から副作用を「理由ごと」導き出す
- 禁忌・注意点を「なぜその条件が問題になるか」の理由とセットで覚える
この手順を実践すると、1成分あたりの学習時間は増えるが総復習の回数は大幅に減る。「理解した記憶」は「丸暗記の記憶」より長期間保持されるためだ。
ぴよパスの医薬品の作用に関する練習問題では、作用機序を踏まえた問題で知識の定着度を確認できる。
副作用の連想記憶 — 3点セット記憶のテクニック
第3章の問題で副作用に関する設問は特に多い。「この成分の副作用として正しいものはどれか」「特定の副作用を引き起こすリスクがある成分はどれか」という形式で繰り返し問われる。
副作用を効率よく記憶するための手法が、「成分名 → 代表的な副作用 → その副作用が起きる理由」の3点セット記憶だ。
頻出成分の3点セット一覧
以下に主要成分の3点セットを示す。
アセトアミノフェン
- 肝機能障害 → 大量服用で肝臓内の代謝産物(N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン)が蓄積するため
- 腎機能障害 → 長期大量使用で腎乳頭壊死のリスクがあるため
アスピリン
- 胃腸障害 → COX阻害による胃粘膜プロスタグランジン低下
- ライ症候群(15歳未満) → ウイルス性疾患罹患中の小児に起こりうる脳症・肝障害
- 出血傾向 → 血小板凝集阻害作用による
イブプロフェン
- 胃腸障害 → アスピリンと同様のCOX阻害機序
- 腎機能低下 → 腎臓での血流調節にプロスタグランジンが関与するため
ジフェンヒドラミン
- 眠気・倦怠感 → 中枢神経抑制作用
- 口渇・尿閉 → 抗コリン作用
- 緑内障悪化 → 抗コリン作用による眼圧上昇
センソ(蟾酥)
- 心臓への刺激作用 → 強心配糖体様成分を含むため、過剰摂取で心臓毒性
- 嘔吐 → 消化管刺激
大黄(ダイオウ)・センナ
- 腸管刺激 → アントラキノン誘導体が大腸を刺激
- 依存性・習慣化 → 常用により腸管の自律運動が低下するため
- 母乳への移行 → 授乳中の服用に注意が必要
コデイン(リン酸コデイン)
- 便秘 → 腸管運動抑制(麻薬性鎮咳成分のオピオイド作用)
- 依存性 → 麻薬性成分のため
- 呼吸抑制 → 12歳未満には使用禁止
副作用記憶のグルーピング活用
副作用を個別に覚えるより、「この副作用が出やすい成分の共通点」という観点でグルーピングすると逆引き的に思い出せるようになる。
例えば抗コリン作用を持つ成分に共通する副作用のセット(口渇・排尿困難・眠気・便秘・眼圧上昇)を1つのまとまりとして覚えておけば、新しい成分で「この成分は抗コリン作用を持つ」とわかった瞬間に副作用の候補が一括で引き出せる。
同様に肝臓で代謝される成分(アセトアミノフェンなど)は肝機能障害リスクに注意、腎臓から排泄される成分は腎機能低下患者に注意、という共通パターンで副作用の枠組みを作ると記憶量が実質的に減る。
第3章の30日マスタープラン(間隔反復スケジュール)
第3章の成分を体系的に覚えるための30日間の学習スケジュールを示す。1日10成分のペースで進め、週末に復習を挟む設計だ。
30日プランの全体像
| 週 | 学習内容 | 成分数の目安 |
|---|---|---|
| 第1週(1〜7日) | 解熱鎮痛薬・かぜ薬の基本成分 | 約25成分 |
| 第2週(8〜14日) | 鎮咳去痰薬・胃腸薬の成分 | 約25成分 |
| 第3週(15〜21日) | アレルギー薬・循環器系薬・皮膚用薬 | 約25成分 |
| 第4週(22〜28日) | 漢方製剤・滋養強壮・公衆衛生用薬 | 約20成分 |
| 最終フェーズ(29〜30日) | 全成分の総復習 + 頻出30成分の最終確認 | — |
各日の標準的な学習フロー
- 新規10成分の学習(30〜40分):薬効分類を確認 → 作用機序を一文でまとめる → 副作用・禁忌の3点セットを作る
- 前日分10成分の復習(10〜15分):成分名だけ見て作用機序・副作用を言えるかテスト
- 練習問題1〜2問(10〜15分):その日学習した成分が含まれる問題を解く
間隔反復のタイミング
記憶の定着には「同じ情報を間隔をあけて繰り返す」間隔反復が有効だ。
- 1日後:翌日に前日の10成分を口頭で説明できるかチェック
- 7日後:週末に1週間分の成分を一覧でテスト
- 14日後:第1週の内容を第2週終了後に再確認
- 30日後:全成分の最終通し確認
このサイクルを実践すると、30日目には1〜29日目に学習した内容が3〜4回反復されている計算になる。丸暗記の1回学習と比べて長期記憶への定着率が大幅に向上する。
学習を加速させる3つのツール
- 単語カード(フラッシュカード):成分名を表、「作用機序・主な作用・副作用・禁忌」を裏に書く。電車の中や昼休みに確認できる
- 薬効分類マップ:白紙に13薬効分類を書き、各成分を書き込んでいく。関連成分の位置関係が視覚的に整理される
- 練習問題の活用:ぴよパスのオリジナル予想問題で知識のアウトプットを繰り返す
試験頻出30成分の最終チェックリスト
試験直前の2週間は、全成分を均等に復習するより頻出成分に集中した最終確認が効果的だ。以下の30成分を押さえておくと第3章の40問中25問前後をカバーできる見込みになる。
解熱鎮痛・かぜ薬系(最重要)
| 成分名 | 押さえるべき要点 |
|---|---|
| アセトアミノフェン | 肝機能障害、アルコール多飲者に注意、15歳未満OK(解熱鎮痛として)、抗炎症作用弱 |
| アスピリン | ライ症候群(15歳未満禁忌)、胃腸障害、血小板凝集抑制 |
| イブプロフェン | 胃腸障害、15歳未満の一般用は禁忌、抗炎症作用あり |
| クロルフェニラミン | 第1世代抗ヒスタミン薬、眠気強い、抗コリン作用 |
| デキストロメトルファン | 非麻薬性鎮咳成分、依存性低い、12歳未満注意 |
| コデイン | 麻薬性鎮咳成分、便秘・依存性、12歳未満禁忌 |
胃腸薬系
| 成分名 | 押さえるべき要点 |
|---|---|
| 炭酸水素ナトリウム | 制酸成分、ナトリウム含有なので高血圧・心臓病に注意 |
| スクラルファート | 胃粘膜保護、アルミニウム含有なので腎機能低下者に注意 |
| ロートエキス(ロートコン) | 抗コリン作用、口渇・排尿困難・眼圧上昇、緑内障・前立腺肥大に禁忌 |
| ビスマス製剤 | 次没食子酸ビスマスなど、海外旅行下痢症での使用に注意 |
| センナ・大黄 | 大腸刺激性下剤、アントラキノン類、授乳中・妊婦注意 |
循環器・強心薬系
| 成分名 | 押さえるべき要点 |
|---|---|
| センソ | 強心配糖体様作用、有効域と毒性域が近い、大量服用で嘔吐・不整脈 |
| ゴオウ | 強心・鎮静・解毒作用、動物由来成分 |
| カフェイン | 中枢神経興奮、心臓への作用、胃酸分泌促進 |
アレルギー・鼻炎系
| 成分名 | 押さえるべき要点 |
|---|---|
| ジフェンヒドラミン | 第1世代抗ヒスタミン薬、眠気強、前立腺肥大・緑内障に注意 |
| フェキソフェナジン | 第2世代抗ヒスタミン薬、眠気少、胃腸症状に注意 |
| クロモグリク酸ナトリウム | ケミカルメディエーター遊離抑制薬、予防的使用、即効性なし |
| ナファゾリン | 交感神経刺激(α受容体)、血管収縮で鼻詰まり緩和、連用で反跳性充血 |
皮膚用薬・眼科系
| 成分名 | 押さえるべき要点 |
|---|---|
| ヒドロコルチゾン | ステロイド外用薬、抗炎症、長期使用・大面積使用に注意 |
| ウフェナマート | 非ステロイド性抗炎症外用薬、比較的刺激少ない |
| 硫酸亜鉛 | 収れん作用、角膜の修復補助 |
漢方製剤(頻出)
| 処方名 | 体力・主な適応 |
|---|---|
| 葛根湯 | 体力中等度以上、初期のかぜ・肩こり、麻黄含有 |
| 小青竜湯 | 体力中等度、水様の鼻水・くしゃみ・花粉症 |
| 大柴胡湯 | 体力強い、高血圧・肥満、便秘傾向 |
| 麦門冬湯 | 体力中等度以下、空咳・のどが渡る感じ |
| 芍薬甘草湯 | 急激な筋肉のけいれん・こむら返り、甘草含有で偽アルドステロン症注意 |
| 防風通聖散 | 体力充実・腹部に皮下脂肪、肥満に伴う症状 |
直前チェックリストの使い方
試験前日には上記30成分を1成分ずつ「作用機序・副作用・禁忌」を声に出して確認する。頭から言えない成分には印をつけ、当日の朝に集中して再確認する。全部完璧に言えなくてもよい。「この成分の副作用は〇〇と〇〇だ」と2点以上言えれば試験問題への対応力は確保できる。
第3章で16問以上(40%足切り)を確実に取る学習順序
登録販売者試験は試験によって採点方式が異なる場合があるが、「総得点84問(70%)以上」が基本的な合格基準だ。第3章は40問あるため、28問(70%)以上の正解を目指したい。
第3章で得点力を最大化するための学習順序を示す。
ステップ1(1〜10日):解熱鎮痛薬・かぜ薬を完全習得
頻出中の頻出であり、試験問題の出題確率が最も高いグループだ。アセトアミノフェン・アスピリン・イブプロフェン・クロルフェニラミン・デキストロメトルファン・コデインの6成分を作用機序ベースで完全に定着させるだけで、第3章の5〜8問に対応できる可能性がある。
最初にこのグループを完成させることで学習に自信がつき、後半の難しいグループに入ったときの心理的なハードルが下がる。
ステップ2(11〜20日):胃腸薬・アレルギー薬
解熱鎮痛薬に次いで出題数が多い2グループだ。胃腸薬は成分数が多いものの「制酸・粘膜保護・整腸・下剤・止瀉」という機能分類でサブグルーピングすると整理しやすい。アレルギー薬は抗ヒスタミン薬の世代別の特徴(第1世代の眠気・第2世代の眠気少)を軸に覚える。
このステップを終えた時点で、第3章の40問中20〜25問に対応できる知識基盤が整う。
ステップ3(21〜28日):漢方製剤・強心薬・その他
漢方製剤は処方名・体力の目安・主な適応症・主要成分(麻黄・甘草など)・副作用のセットで覚える。成分化学名ではなく「処方名」が問われる点が他のグループと異なる。
強心薬(センソ・ゴオウ)は「有効域と毒性域が接近している」「大量服用で心臓毒性」という特徴が頻出なので、この2点を優先的に押さえる。
ステップ4(29〜30日):弱点の集中補強と模擬演習
30日目を前に、練習問題で間違えた設問を分類する。「作用機序の理解が浅い」「副作用の細かい条件を混同している」「漢方の体力区分を誤っている」といったパターンに分けて集中的に補強する。
ぴよパスのオリジナル予想問題を使って「間違えた問題に再度取り組む → 解説で作用機序まで確認する → もう一度解く」というサイクルを2〜3回繰り返すと、弱点が急速に埋まりやすい。
薬事関係法規(第4章)との関連知識の整理には薬事法令の練習問題も合わせて活用してほしい。
まとめ:第3章攻略の3つの鉄則
- 薬効分類でグルーピングしてから覚える:バラバラに成分名を覚えるのではなく、13薬効分類の枠組みに沿って配置することで記憶の体系化が進む
- 作用機序から副作用を「理解」する:「丸暗記」ではなく「理由付きの理解」に切り替えることで、定着率と応用力が同時に上がる
- 間隔反復で30日かけて反復する:1日10成分のペースで新規学習しながら、前日・1週間後・2週間後の間隔で繰り返すことで長期記憶に定着する
第3章は確かに難関だが、正しい戦略で取り組めば初学者でも30〜40日でマスターできる範囲内に収まる。薬効分類ごとのグルーピング → 作用機序ベースの理解 → 副作用の連想記憶 → 間隔反復という4ステップを実践することで、40問中28問以上の得点が現実的な目標になる。
ぴよパスで登録販売者のオリジナル予想問題を解く
ぴよパスでは登録販売者試験の各章に対応したオリジナル予想問題を解説付きで公開している。第3章の成分・薬効分類・副作用の知識を実践的にテストできる。
学習フェーズに合わせて練習問題を活用し、知識のアウトプット練習を積み重ねてほしい。
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出典
- 厚生労働省「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月改訂版)」
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)(最終改正:令和6年)
- 日本薬局方(第十八改正、厚生労働省)