メインコンテンツへスキップ
ぴよパス

消防設備士 甲種1類の製図対策|出題2問の型・全揚程計算・頻出の誤り探しを整理

3分で読めます
広告(PR 本ページにはAmazon アソシエイト等の広告リンクが含まれます。リンク経由の購入・申込みにより、当サイトが紹介料を受け取る場合があります。
消防設備士 甲種1類の製図対策|出題2問の型・全揚程計算・頻出の誤り探しを整理
目次

甲1 製図の出題は「2問」— 形式を知れば怖くない

甲種1類の実技試験は鑑別等5問と製図2問で構成されます。製図といっても白紙に図面を書き起こす問題ばかりではなく、次のような図の読み取りと計算を練習します。

  1. 系統図・平面図の誤り探し / 空欄補充: 屋内消火栓やスプリンクラー設備の図から、機器の配置・配管の接続・弁の向きの誤りを指摘する、または欠けている機器名を答える
  2. 水理計算: ポンプの全揚程、水源水量、放水量など、与えられた条件から数値を算出する

つまり対策は「系統図を言葉で説明できること」と「計算の型を身につけること」の2つに集約されます。筆記で学んだ機器の働きと計算を、図の条件に合わせて説明する練習も進めましょう。

計算の柱①: ポンプ全揚程の式

通常の屋内1号消火栓設備のポンプ全揚程は、消防法施行規則第12条第1項第7号ハ(ロ)の式で求めます。2号消火栓などへ一律に使う式ではありません。

H = h1 + h2 + h3 + 17m

  • h1: 消防用ホースの摩擦損失水頭
  • h2: 配管の摩擦損失水頭
  • h3: 落差 (ポンプから最上部のホース接続口までの垂直距離)
  • 17m: 1号消火栓のポンプ全揚程の法定式に加える定数

2号消火栓は末尾が25m、広範囲型2号は17m、屋外消火栓は25mです。通常のスプリンクラーは配管損失+落差+10mで、消火栓の式にあるホース損失の項を含みません。補助散水栓などがある場合の比較条件も含め、設備区分から法定式を選びます。「MPaの数値×100」は厳密な物理換算ではありません。

例題: 通常の屋内1号消火栓設備でh1=4m、h2=8m、h3=20mなら、H = 4+8+20+17 = 49m以上。問題文で設備の種別や加圧方式が変われば、使う式も確認し直します。

PR重要点と覚え方を確認するテキスト 4.4

わかりやすい!第1類消防設備士試験 (国家・資格シリーズ 353)

Amazon でテキストを見る
対象の参考書・問題集も読み放題Kindle Unlimited 30日無料(PR)

計算の柱②: 水源水量

通常の消火栓設備の水源水量は、法令で算定に用いる個数と1個分の係数から求めます(施行令第11条・第19条)。

設備1個あたり水源算定に使う個数
屋内消火栓 (1号)2.6m³設置個数が最も多い階の個数 (最大2)
屋内消火栓 (2号)1.2m³同上 (最大2)
広範囲型2号消火栓1.6m³同上 (最大2)
屋外消火栓7m³設置個数 (最大2)

例題の型: 1号消火栓が最多の階に3個ある建物 → 同時使用は2個とみなすので 2×2.6 = 5.2m³以上。「3個だから7.8m³」と引っかけるのが定番です。

通常の屋内1号消火栓のポンプ吐出量は別の規定で、最多階の設置個数 (上限2) × 150L/min 以上です(施行規則第12条)。2号は70L/min、広範囲型2号は90L/minの係数を使います。ノズル先端の放水量 130L/min と混同しやすい定番の引っかけなので、「ノズルは130、ポンプは150」と分けて覚えてください。

系統図の頻出チェックポイント

図面を読むときは、問題で示された方式と各機器の役割を照合します。次のリストを確認の手掛かりにできます。

  • ポンプまわり: 呼水装置 (水源がポンプより低い位置にある場合に必要)・性能試験配管・締切運転時の水温上昇防止の逃し配管が揃っているか
  • 逆止弁・止水弁の向きと位置: 流れの方向と整合しているか
  • スプリンクラーの流水検知装置: 各階 (又は区画) ごとに設けられ、一次側/二次側の区別が正しいか
  • 末端試験弁: 放水圧力が最も低くなると予想される配管の末端にあるか (最も近い場所に描いてある図は誤り)
  • リターディングチャンバー: 自動警報弁の誤報防止として正しい位置にあるか
  • 乾式・予作動式: 凍結のおそれのある場所に湿式が描かれていないか

鑑別との境目の論点として、閉鎖型ヘッド (感熱部あり) と開放型ヘッド (感熱部なし) の識別、標準型/側壁型の区別も頻出です。

学習の進め方 — 「描く」前に「読める」を作る

  1. まず構造・機能の練習問題で機器の名称と役割を固める (流水検知装置・一斉開放弁・末端試験弁が説明できるか)
  2. 市販テキストの系統図を見て、各機器がなぜその位置にあるかを口頭で説明する練習をする
  3. 全揚程・水源水量の計算を、数値を変えながら型として反復する
  4. 最後に誤り探しの演習で「チェックポイントを順に見る目」を作る

図を読む練習に加え、図示や記述を求める練習問題では、自分の手で答えを書く練習も行ってください。

関連記事: 甲種1類の合格率と難易度 / 甲種1類の勉強時間 / 甲4の製図対策 / 計算対策 — 水源水量・全揚程・ポンプ吐出量

消防設備士 甲種第1類の予想問題を無料で解けます

全220問の練習問題と解説は登録不要・無料 / 進捗の保存は無料登録 / 模試は Premium (月480円)

合格率
約28.7% (令和7年度)
受験料
¥6,600
試験時間
3時間15分

ここまで読めたら、オリジナル予想問題を 1 問だけ解いて、今の理解度を 30 秒で確認しましょう。

対象の参考書・問題集も読み放題Kindle Unlimited 30日無料(PR)

この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 87 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

この記事をシェア

広告

この記事は に最終更新されました