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危険物乙4 計算問題の例題集|指定数量・比熱・濃度・比重・燃焼の途中式

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危険物乙4の試験基本情報
受験料
5,300 円
試験時間
2時間
合格率
31.9%(令和7年度)
合格基準

各科目60%以上

科目別などの条件:各科目60%以上(足切り)

ぴよパス練習問題数
345 問を解く
危険物乙4 計算問題の例題集|指定数量・比熱・濃度・比重・燃焼の途中式
目次

危険物乙4の計算は、求める量を決める→単位をそろえる→式に代入する→検算すると、どこでつまずいたかを確認できます。ここでは指定数量、熱量、濃度、比重、燃焼の例題を途中式つきで解きます。いずれも学習用の独自例題で、実際の試験問題の転載ではありません。

すぐに問題を解きたい方は乙4の計算問題をまとめた演習ページへ進めます。読みながら解きたい方は、次の表から苦手な計算を選んでください。

何を求める問題かで式を選ぶ

求めるもの最初に書く関係単位・条件の確認
指定数量の倍数各数量÷各指定数量を合計同一の場所か、Lとm³が混ざっていないか
熱量質量×比熱×温度差比熱がg基準かkg基準か
質量パーセント濃度溶質の質量÷溶液全体の質量×100分母に水だけを入れない
液体の質量密度×体積比重と密度を区別する
燃焼に必要な酸素反応式の係数比から計算物質量の比と質量の比を区別する

これは本記事で扱う例題の分類です。乙4の計算範囲をこの5つだけに限定するものではありません。サイト内の計算演習には、体膨張や蒸気濃度などの問題もあります。

指定数量の倍数:品目ごとに割ってから足す

同一の場所で複数の危険物を貯蔵・取り扱う場合は、それぞれの数量を指定数量で割り、その値を合計します。指定数量そのものは危険物の品名・性状に応じて決まります。消防法第10条第2項・危険物政令第1条の11、別表第三が根拠です。

例題1:ガソリン600Lの倍数

ガソリンの指定数量を200Lとして計算します。

  • 倍数=600L÷200L=3倍
  • 検算:200L×3=600L

例題2:ガソリン400L・灯油3,000L・重油2,000Lの合算

同一の場所で貯蔵し、指定数量は順に200L・1,000L・2,000Lとします。

危険物数量÷指定数量倍数
ガソリン400÷2002
灯油3,000÷1,0003
重油2,000÷2,0001

合計は2+3+1=6倍です。数量を先に全部足して1つの指定数量で割る方法では、品目ごとの基準量の違いを反映できません。

例題3:アルコール類200L・特殊引火物25Lの合算

同一の場所で貯蔵し、指定数量はアルコール類400L・特殊引火物50Lとします。

  • 200÷400+25÷50=0.5+0.5=1倍
  • 「1以上」には1ちょうども含まれます。

倍数は、指示がなければ途中で四捨五入しません。1倍未満の値を丸めて1倍にすると、数量区分の判定まで変わってしまいます。法的な扱いは指定数量表と規制の境目、手順を丁寧に確認したい方は倍数計算の7ステップへ。

別の数量で合算問題を解く

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比熱と熱量:温度そのものではなく温度差を使う

状態変化や外部への熱の損失を考えず、比熱を一定とする例題です。式は Q=m×c×ΔT。mは質量、cは比熱、ΔTは上昇後と上昇前の温度の差です。

例題4:2kgの水を20℃から60℃へ温める

水の比熱を4.2kJ/(kg・K)とします。

  • 温度差=60−20=40K
  • Q=2×4.2×40=336kJ
  • 検算:336÷(2×4.2)=40K

温度差の1℃と1Kは同じ大きさです。60℃をそのまま代入すると、上昇前の20℃を無視してしまいます。

例題5:5kgの液体を10℃から30℃へ温める

比熱を2.0kJ/(kg・K)とします。

  • 温度差=30−10=20K
  • Q=5×2.0×20=200kJ

kg×kJ/(kg・K)×Kで、答えの単位はkJになります。ただし、単位が合うだけでは計算の正しさは確定しません。温度差や代入した数字も逆算して確認します。比熱がJ/(g・℃)で与えられたら、質量をgへそろえる必要があります。

kgとgの換算を含む熱量問題・熱量から温度上昇を逆算する問題

質量パーセント濃度:分母は溶液全体

溶質がすべて溶け、混合中に物質が失われない条件で、溶質の質量÷溶液全体の質量×100を使います。

例題6:水180gに溶質20gを溶かす

  • 溶液全体=180+20=200g
  • 濃度=20÷200×100=10%

20÷180では、分母が水だけになっています。表現が「水180g」なのか「水溶液180g」なのかを区別してください。

例題7:濃度20%の水溶液500gに含まれる溶質

  • 溶質=500×0.20=100g
  • 溶媒=500−100=400g
  • 検算:100÷500×100=20%

この%は質量の割合です。体積の割合を表すvol%と置き換えて計算することはできません。

エタノールと水の質量から濃度を求める問題

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比重と質量:水の密度を含めて考える

例題8:比重0.80の液体250Lの質量

基準となる水の密度を1.0kg/Lとする条件です。

  • 液体の密度=0.80×1.0=0.80kg/L
  • 質量=0.80kg/L×250L=200kg

比重は基準物質に対する密度の比で、単位がありません。体積に比重だけを掛けてよいと覚えるのではなく、基準の水の密度まで含めて式を確認します。

ガソリンの体積と比重から質量を求める問題

燃焼反応式:左右の原子数をそろえる

例題9:メタンの完全燃焼

骨組みはCH₄+O₂→CO₂+H₂O。炭素を1個、水素を4個にそろえると、右辺はCO₂+2H₂Oになります。右辺の酸素原子は合計4個なので、左辺のO₂は2分子分です。

CH₄+2O₂→CO₂+2H₂O

左右ともCが1個、Hが4個、Oが4個で一致します。

例題10:エタノールの完全燃焼

C₂H₅OHには炭素2個・水素6個・酸素1個が含まれます。

  • 炭素2個に合わせ、右辺を2CO₂にする。
  • 水素6個に合わせ、右辺を3H₂Oにする。
  • 右辺の酸素は4+3=7個。エタノール自身が酸素1個を含むため、O₂で補うのは6個。

C₂H₅OH+3O₂→2CO₂+3H₂O

係数比から、エタノール1molに必要な酸素は3molと分かります。この1:3は質量比ではありません。質量へ進む場合は、それぞれのモル質量を使います。

炭素の燃焼に必要な酸素の質量を求める問題

解けなかった式を選んで練習する

答えを隠して、式を選ぶところから自分で解いてみてください。間違えたら「公式」「単位」「条件」「計算」のどこで止まったかを一言残すと、次に確認する箇所が決まります。

出典・確認日:2026年9月11日

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合格率
31.9%(令和7年度)
受験料
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2時間

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 103 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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