ドローンの国家資格(無人航空機操縦者技能証明)の二等の学科試験は、CBTの三肢択一50問・30分で、合格に必要な正答率は80%程度 です。ぴよパスでは、国土交通省の「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版)」の二等の範囲から作ったオリジナルの三肢択一問題を 100問、登録不要・無料で公開しています。全問に、航空法や教則の該当箇所を示した解説が付いています。
当サイトの問題は本試験の問題ではありません。法令と教則をもとに独自に作った練習問題です。国土交通省・指定試験機関・登録講習機関とは関係ありません。
学科試験の形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | CBT(プロメトリックの試験会場でコンピュータで解く)・三肢択一 |
| 問題数・時間 | 50問・30分 |
| 合格の線 | 正答率80%程度(試験が始まったときの基準。問題を改定しても同じ程度になるよう統計的に決めるので、多少変わることがあります) |
| 受験料 | 8,800円 |
| 受けられる時期 | 通年・随時(祝日・年末年始を除く)。受験の回数に制限はありません |
一等の学科試験は70問・75分で、合格に必要な正答率は90%程度です。二等の学科の範囲は、一等の科目から「無人航空機の飛行性能」「飛行性能の基本的な計算」「カテゴリーⅢにおけるリスク評価」の3つを除いたものです(国土交通省航空局の通達 国空無機第191401号)。指定試験機関と国土交通省の案内には、学科試験の合格率は載っていません(2026年10月14日時点)。
初めて技能証明を取る人は、全員が学科試験を受けます。登録講習機関の講習を修了して免除されるのは実地試験です(修了から1年以内)。例外として、技能証明の有効期間が切れた人が、満了から3年以内に登録講習機関の講習を修了して取り直すときは、学科試験も免除されます(返納証明書を受けていること、講習の修了から3か月以内であることなどの条件があります。航空法施行規則 第236条の54 第1項)。
技能証明の限定(昼間のみ・目視内のみ・25kg未満のみなど)を外す(限定変更)ときは、学科試験はありません。身体検査と実地試験で変更し、登録講習機関の講習を修了すれば実地試験は免除されます(航空法 第132条の52、航空法関係手数料令 第16条)。
出典: 指定試験機関(日本海事協会)とプロメトリックの試験案内、国空無機第191401号、航空法 第132条の52、航空法施行規則 第236条の51 第2項・第236条の54、航空法関係手数料令 第13条・第16条
教則は第5版に準拠
指定試験機関は、2026年7月14日から学科試験の内容を教則(第5版)に準拠させると案内しています。それより前の第4版の数値や言い回しのままの問題集や解説は、第5版と食い違うことがあります。ぴよパスの100問は、第5版の二等の範囲(一等だけの項目を除く)で作り、正誤は第5版で決めています。
教則の罰則の表は「懲役」と書いていますが、航空法は2025年6月1日から「拘禁刑」です(年数と金額は同じ)。ぴよパスの解説は、刑の名前で正誤を分けず、「拘禁刑(教則の表は旧い呼び名の懲役)」と書いています。
100問の内訳
指定試験機関と国土交通省の案内には、科目ごとの出題数は載っていません(2026年10月14日時点)。ぴよパスの100問は、教則(第5版)の二等の範囲の分量に合わせて、7分野に分けています。教則の第2章(操縦者の心得)は試験の科目の表にありませんが、第5章の「操縦者の行動規範及び遵守事項」と近いので、4問だけ入れています。
| 分野 | 問題数 |
|---|---|
| 航空法(定義・登録・特定飛行) | 18問 |
| 航空法(操縦者の義務・罰則・技能証明) | 18問 |
| 航空法以外の法令と飛行自粛要請空域 | 8問 |
| 機体の特徴と飛行原理 | 10問 |
| 機体の構成・電波・GNSS・整備 | 12問 |
| 操縦者の心得・運航体制・操縦知識 | 20問 |
| 運航リスク管理と気象 | 14問 |
| 合計 | 100問 |
例題
100問の中から3問を載せます。
例題1 無人航空機の登録の有効期間と更新について、正しいものはどれか。
- 登録の有効期間は5年で、5年ごとに更新を受けなければ登録の効力を失う。
- 登録の有効期間は1年で、毎年更新を受けなければ登録の効力を失う。
- 登録の有効期間は3年で、更新を受けなければ登録の効力を失う。
答え: 3。登録の有効期間は3年で、更新を受けなければ登録の効力を失います(航空法第132条の6、航空法施行規則第236条の8、教則(第5版)3.1)。技能証明の有効期間も3年ですが、別の制度です。 この問題を解く →
例題2 教則(第5版)の安全マージンの考え方では、飛行領域に危険半径を加えた範囲を、立入管理措置を講じて無人地帯とした後に飛行する。飛行高度を50mとする場合の危険半径として、正しいものはどれか。
- 50m
- 30m
- 100m
答え: 1。教則(第5版)6.1は、危険半径を「高度と同じ数値又は30mのいずれか長い方」としています。高度50mなら、30mより長い50mです。 この問題を解く →
例題3 無人航空機の高度の計測に用いられるセンサについて、誤っているものはどれか。
- 気圧センサは、歪みゲージを利用して気圧の変化を読み取り、高度を計測する。
- 超音波センサは、音波の反射時間から高度を計測する。
- LiDARは、電波を発射し、その反射時間から高度を計測する。
答え: 3。教則(第5版)4.4は、LiDARを「レーザー光(赤外線)を照射し反射時間から高度を計測する」ものとしています。使うのは電波ではなくレーザー光です。 この問題を解く →
100問の回し方
- 航空法の2分野から解く — ぴよパスの問題では、登録・特定飛行・技能証明・罰則など、数字と条件で答えが分かれる問題が多い分野です。
- 数字をそろえる — 「150m」「30m」「3年」のように、数字で答えが分かれる問題は、解説の教則と条文で確かめます。
- 間違えた問題だけ解き直す — 合格の線が80%程度なので、50問で落とせるのは10問ほどです。
- 機体・運航・気象を1周する — ぴよパスの問題では、機体の仕組みや運航のリスクは、教則の説明のとおりかどうかで正誤が分かれます。
模擬試験(50問・30分)は、問題が150問に増えてから出す予定です。模擬試験は Premium(月480円)の機能です。100問の練習問題と解説は、登録しなくても無料のまま解けます。
出典
- 国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版)」: https://www.mlit.go.jp/common/002010809.pdf (公共データ利用規約(第1.0版)。例題と解説の一部は、これをもとにぴよパスが編集・加工して作成しました。国土交通省が作成したものではありません)
- 国土交通省航空局「無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験の科目について」(国空無機第191401号): https://www.mlit.go.jp/koku/license.html に掲載
- 指定試験機関(日本海事協会)の学科試験の案内: https://ua-remote-pilot-exam.com/guide/written-examination/
- プロメトリック「無人航空機操縦士試験」: https://www.prometric-jp.com/examinee/test_list/archives/30
- 国土交通省「無人航空機操縦者技能証明等」: https://www.mlit.go.jp/koku/license.html
- 航空法 第132条の6・第132条の52、航空法施行規則 第236条の8・第236条の51 第2項・第236条の54、航空法関係手数料令 第13条・第16条(e-Gov法令検索)
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