銀行業務検定試験 財務3級 安全性の分析 練習問題 第6問: 融資先E社の貸借対照表では総資本400,000、自己資本60,000(単位:千円)で、自己資本比率は15.0%である。資産の中身を調べたところ、売掛金のうち回収
融資先E社の貸借対照表では総資本400,000、自己資本60,000(単位:千円)で、自己資本比率は15.0%である。資産の中身を調べたところ、売掛金のうち回収できないと見込まれる額が12,000、売れる見込みのない不良在庫が8,000、土地の含み損が16,000あった。次の式で求めたE社の実質自己資本比率として、最も適切なものはどれか。実質自己資本=自己資本−(回収不能と見込まれる売上債権+不良在庫+土地の含み損)、実質自己資本比率(%)=実質自己資本÷(総資本−同じ修正額の合計)×100。なお、含み益は加えず、小数第2位を四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 6.6%
「6.6%」が適切です。問題文の式に当てはめると、修正額の合計=回収不能と見込まれる売掛金12,000+不良在庫8,000+土地の含み損16,000=36,000、実質自己資本=60,000−36,000=24,000、分母=総資本400,000−36,000=364,000で、24,000÷364,000×100≒6.6%です。
資産の価値が目減りした分は、自己資本を削るだけでなく資産の合計(総資本)も同じ額だけ小さくするので、分子と分母の両方から引きます。「15.0%」は修正をしない決算書の値(60,000÷400,000)、「16.5%」は自己資本を修正せず分母だけ修正した値(60,000÷364,000)、「10.5%」は土地の含み損を引き忘れた値(40,000÷380,000)、「6.0%」は分母の総資本を修正しなかった値(24,000÷400,000)です。
自己資本比率は返済の要らない資本の厚みを示す指標なので、融資の担当者は決算書の15.0%をそのまま受け取らず、資産の中身を洗い直した実態の比率で体力を判断します。
関連キーワード: 実質自己資本比率・自己資本比率・不良在庫・含み損・回収不能債権
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