国土地理院の公開問題と、ぴよパスの予想問題
国土地理院は、過去5年に実施した測量士補試験の問題と解答を公式サイトで公開しています(「測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果」)。作業規程の準則や測量法などの改正で、今では答えが変わる問題もあると注意書きがあります。公開問題の場所と使い方は「測量士補試験の過去問はどこで見られる」にまとめています。
ぴよパスの問題は、その公開問題を写したものではなく、作業規程の準則や測量法などの公的な資料をもとに独自に作った予想問題です。使い分けは次のとおりです。
| 国土地理院の公開問題 | ぴよパスの予想問題 | |
|---|---|---|
| 何に使うか | 本番の問題の形・3時間の感覚をつかむ | 分野ごとに論点と計算の手順を確かめる |
| 量 | 1回分が28問(過去5年分) | 10分野56問(本試験2回分) |
| 解説 | 解答のみ | 全問に解説 |
10分野56問 — どこから始めるか
| 分野 | 練習問題の数 | 開くページ |
|---|---|---|
| 測量に関する法規 | 4問 | 法規を解く |
| 測量の基準・基礎的数学 | 4問 | 基準と数学を解く |
| 基準点測量(トータルステーション) | 6問 | 基準点測量を解く |
| GNSS測量 | 4問 | GNSS測量を解く |
| 水準測量・GNSS標高測量 | 6問 | 水準測量を解く |
| 地形測量(現地測量・数値地形図) | 4問 | 地形測量を解く |
| 写真測量(空中写真・UAV写真) | 6問 | 写真測量を解く |
| 三次元点群測量(レーザ測量) | 6問 | 三次元点群測量を解く |
| 地図編集・地図投影・GIS | 8問 | 地図編集・GISを解く |
| 応用測量(路線・河川・用地) | 8問 | 応用測量を解く |
最初の1問は、問題数の多い「地図編集・GIS」か「応用測量」からがおすすめです。どちらも、平面直角座標や面積・距離の計算のように、ほかの分野でも使う計算が入っています。計算に慣れたら、基準点測量・水準測量の観測と誤差の問題に進みます。
合格のしくみ — 分野の足切りはなく、18問で450点
国土地理院の受験案内では、測量士補試験は1問25点・700点満点で、450点以上が合格です。分野ごとの基準点の定めはないので、苦手な分野があっても、全体で18問を正解すれば合格の点に届きます。
ただし、28問しかないので、10問落とすともう余裕がありません。法規のように覚えれば取れる問題を落とさず、計算問題で時間を使いすぎないことが、3時間の配分の芯になります。
出典: 国土地理院「令和8年測量士・測量士補試験について(受験案内)」(試験方法・試験問題の形式・合格基準及び配点)
電卓は使えない — 関数表と手計算の練習
令和8年の測量士補試験問題集の注意では、机の上に置けるのは時計・鉛筆・消しゴム・直定規・拡大鏡などに限られていて、電卓は入っていません。三角関数などの値は、問題集の巻末の関数表を使い、問題文に値が書いてあるときはその値を使います。スマホで答えを選ぶだけでなく、紙に式を書いて手で計算する練習をしておく必要があります。
例題(地図編集・GIS) 平面直角座標系で、点Aから点Bまでの座標値の差が ΔX=+960.000m、ΔY=+1,280.000m、A・B間の平均の縮尺係数が0.99990のとき、A・B間の楕円体面上の距離を選ぶ問題です(1÷0.99990=1.00010 が与えられています)。
答え: 約1,600.16m です。平面上の距離は √(960²+1,280²)=1,600m(3:4:5の比)で、楕円体面上の距離は平面上の距離を縮尺係数で割って求めるので、1,600×1.00010=1,600.16m になります。縮尺係数を掛けると1,599.84mになり、これは誤りの肢です。 この問題を解く →
56問の回し方
- 10分野を1周する — 解いた問題の解説で、正解の理由と、ほかの肢がなぜ違うのかを確かめます。
- 間違えた問題だけを解き直す — 分野ごとの解き直しは、登録なし・無料で使えます。
- 計算問題は紙で解き直す — 関数表の引き方と、手で計算する手順まで書いて確かめます。
- 国土地理院の公開問題を、3時間を計って解く — 本番の28問の並びと、時間の使い方を確かめます。
- 無料で登録して、記録を残す — 記録をアカウントに保存すると、別の端末でも続きから解けます。
模擬試験は Premium です
測量士補の模擬試験は、本試験と同じ28問・3時間・1問25点で、法規から応用測量までを本試験の並びにそろえて解く演習です。出題はオリジナルの問題で、450点以上を目安に表示します。
模擬試験は Premium(月980円)の機能で、本試験の合否を判定するものではありません。56問の練習問題と解説、間違えた問題の解き直しは、登録しなくても無料のまま使えます。
当サイトの問題について
ぴよパスで公開しているのは、公的な資料をもとに独自に作ったオリジナルの予想問題で、本試験の問題を掲載・再現したものではありません。本番の問題の言い回しや図の形は、国土地理院が公開している問題で確かめてください。
次に読む
- 測量士試験の午前の練習問題80問 — 測量士補の次の段階。電卓と関数表を使う28問と、午後の記述式との合格基準
- 測量士補試験の過去問はどこで見られる — 国土地理院の公開5年分と28問の並び
- 測量士補の合格率と難易度 — 年ごとの受験者数と合格率
- 測量士補とは — できる仕事と、測量士との違い
- 測量士補試験の日程 — 申込みから合格発表まで


