保育士試験(筆記) 子ども家庭福祉 練習問題 第16問: 次の事例について、保育士Bが父親に伝える法律の定めとして、最も適切なものを一つ選びなさい。 【事例】 保育士Bは、お迎えに来たCちゃん(4歳)の父親から「言うこ
次の事例について、保育士Bが父親に伝える法律の定めとして、最も適切なものを一つ選びなさい。 【事例】 保育士Bは、お迎えに来たCちゃん(4歳)の父親から「言うことを聞かないときに頭をたたくのは、しつけだから構わないだろう」と相談された。父親は、Cちゃんへの関わり方に悩んでいる様子であった。
解答と解説を先に見る
正解: 5. しつけのためでも、親権を行う者が子に体罰を加えることは法律で禁じられている。
「しつけのためでも、親権を行う者が子に体罰を加えることは法律で禁じられている」が適切です。児童虐待の防止等に関する法律第14条第1項は、親権を行う者は児童のしつけに際して、児童の人格を尊重し、年齢及び発達の程度に配慮しなければならず、体罰その他の心身の健全な発達に有害な影響を及ぼす言動をしてはならないと定めています。「民法には…子を懲戒できるとする規定がある」は誤りで、現在の民法に懲戒の規定はなく、第821条が親権を行う者に体罰などを禁じています。「…児童虐待の防止等に関する法律にはない」は誤りで、民法第821条に加えて、同法第14条第1項も親権を行う者の体罰を禁じています。「罰則が直接適用される」は誤りで、同法の罰則(第17条・第18条)は接近禁止の命令違反や秘密の漏えいに関するものです。体罰が暴行罪などに当たる場合は、第14条第2項により、親権者であることを理由にその責めを免れません。「小学校就学前の子…に限られる」も誤りで、同法の児童は18歳に満たない者です(第2条)。保育士は、たたかない関わり方を保護者と一緒に考える姿勢で応じましょう。
根拠・参照資料: 児童虐待の防止等に関する法律第2条・第14条第1項・第14条第2項・第17条・第18条、民法第821条
関連キーワード: 体罰の禁止・しつけ・児童虐待の防止等に関する法律・親権
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