技術士 第一次試験 専門科目 機械部門 材料力学 練習問題 第14問: つる巻き角の小さい円筒コイル圧縮ばね(素線は丸線)に、軸方向の圧縮荷重150 Nを加える。素線の直径は6.0 mm、コイルの平均直径は48 mm、有効巻数は10
つる巻き角の小さい円筒コイル圧縮ばね(素線は丸線)に、軸方向の圧縮荷重150 Nを加える。素線の直径は6.0 mm、コイルの平均直径は48 mm、有効巻数は10、ばね材料の縦弾性係数は206 GPa、横弾性係数は80 GPaである。素線のねじりによる変形だけを考え、応力集中や素線の曲げの影響は無視する。ばねのたわみとして、最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 12.8 mm
たわみは約12.8 mmです。円筒コイルばねの軸方向のたわみは、素線のねじりからδ=8PND³/(Gd⁴)、ばね定数はK=Gd⁴/(8ND³)です(NASA TM X-73305 Section B3.1.1 Helical Compression Springs の式(3)・式(5)。Dはコイルの平均直径、dは素線の直径、Nは巻数、Gは横弾性係数=せん断のときの弾性係数)。
K=80×10³×6.0⁴÷(8×10×48³)=1.0368×10⁸÷8.847×10⁶≒11.7 N/mm
δ=P/K=150÷11.72≒12.8 mm
素線はねじられて変形するので、縦弾性係数Eは使いません。「4.97 mm」はGの代わりにEを使った値、「1.60 mm」は平均直径の代わりに平均半径24 mmを入れた値、「18.2 mm」はコイルの外径54 mmを入れた値、「76.8 mm」はd⁴をせん断応力の式8PD/(πd³)と同じd³にした値です。
円筒コイルばねのたわみはδ=8PND³/(Gd⁴)で、Dはコイルの平均直径、dは素線の直径、Gは横弾性係数です。
関連キーワード: コイルばね・ばね定数・たわみ・横弾性係数・ねじり
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