技術士 第一次試験 専門科目 機械部門 材料力学 練習問題 第4問: 中実丸軸で、動力30 kWを回転速度600 min⁻¹で伝達する。軸の許容せん断応力を30 MPaとし、ねじりだけを考える(曲げ・キー溝・応力集中は考えない)。
専門科目 機械部門 材料力学
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第4問
中実丸軸で、動力30 kWを回転速度600 min⁻¹で伝達する。軸の許容せん断応力を30 MPaとし、ねじりだけを考える(曲げ・キー溝・応力集中は考えない)。せん断応力が許容値を超えないために必要な軸の最小の直径に最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 43.3 mm
必要な最小の直径は約43.3 mmです。トルクTで角速度ωの軸が伝える動力はP=Tωで、ω=2πN/60(Nは毎分の回転数)です。
中実丸軸の外周のせん断応力はτ=Tr/Jで、J=πd⁴/32(断面二次極モーメント=断面のねじれにくさ)、r=d/2からτ=16T/(πd³)です(NASA TM X-73305 B3.1.2 式(12)から、ばねの曲がりの補正係数を除いた形)。
ω=2π×600÷60≒62.83 rad/s
T=30000÷62.83≒477.5 N·m
d={16×477.5÷(π×30×10⁶)}^(1/3)≒0.0433 m
「54.5」は極断面係数πd³/16の代わりに曲げの断面係数πd³/32を使った値、「20.4」はmin⁻¹のままT=P/Nとした値、「17.2」はJ=πr⁴/2のrに直径を入れた値、「11.1」はω=2πNとして60で割らなかった値です。逆にd=43.3 mmで16T/(πd³)を計算すると約30 MPaに戻ります。
中実丸軸のねじり応力はτ=16T/(πd³)で、トルクは動力をω=2πN/60(rad/s)で割って求めます。
関連キーワード: 伝動軸・ねじり・極断面係数・トルク・許容せん断応力
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