技術士 第一次試験 専門科目 機械部門 熱工学 練習問題 第3問: 理論オットーサイクル(断熱圧縮→等積加熱→断熱膨張→等積放熱)で、作動ガスを比熱一定の理想気体とする。圧縮比は8、比熱比は1.4で、作動ガス1 kgあたりの加熱
理論オットーサイクル(断熱圧縮→等積加熱→断熱膨張→等積放熱)で、作動ガスを比熱一定の理想気体とする。圧縮比は8、比熱比は1.4で、作動ガス1 kgあたりの加熱量は920 kJである。必要であれば 8^0.4=2.30、8^1.4=18.4 を用いてよい。作動ガス1 kgあたりの放熱量に最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 400 kJ
放熱量は約400 kJです。オットーサイクルの燃焼と排気前の放熱は容積一定で起こります(NASA Glenn Research Center: Ideal Otto Cycle)。
加熱と放熱はどちらも等積なので、定積比熱cvを用いてq_in=cv(T3−T2)、q_out=cv(T4−T1)です。2つの断熱過程の容積比はどちらも8なので、温度比はT2/T1=T3/T4=8^(κ−1)となります(同 Isentropic Flow Equations 式4)。
8^κ=18.4は容積比8のときの圧力比で、温度比ではありません。
T3−T2=8^0.4×(T4−T1)
q_out/q_in=(T4−T1)/(T3−T2)=1/8^0.4
q_out=920÷2.30=400 kJ
「520 kJ」は正味の仕事、「50 kJ」は指数をκにした値(920÷18.4)、「115 kJ」は圧縮比で割った値、「805 kJ」は920×(1−1/8)です。理論オットーサイクルでは放熱量と加熱量の比が1/ε^(κ−1)となり、熱効率は1−1/ε^(κ−1)で、εは圧縮比です。
関連キーワード: オットーサイクル・等積変化・断熱変化・圧縮比・放熱量
模試 (30問)
この問題が解けたら、本試験はどうですか?本番形式で、ほかの科目もまとめて確かめる
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月980円)Premium (ご利用中)制限時間 2時間