甲種2類は「泡」だけを扱う資格
消防設備士は扱える設備で類が分かれており、第2類は泡消火設備を担当します。甲種を取ると工事・整備の両方ができ、乙種は整備のみです。
泡消火設備が使われるのは、水をかけると火が広がる場所です。
- 駐車場(地下・機械式を含む)
- 航空機の格納庫
- 自動車の修理・整備工場
- 道路の用に供される部分
- 指定可燃物を貯蔵・取り扱う場所
油火災に水をかけると油が浮いて燃え広がります。泡は油面を覆って酸素を遮断し、同時に冷却するため、こうした場所の標準的な消火設備になっています。設置義務の対象は消防法施行令第13条が定めています。
試験の構成
| 科目 | 問題数 |
|---|---|
| 消防関係法令(共通8+第2類7) | 15問 |
| 基礎的知識(機械6+電気4) | 10問 |
| 構造・機能・工事・整備(機械10+電気6+規格4) | 20問 |
| 筆記 計 | 45問 |
| 実技(鑑別等5+製図2) | 7問 |
- 試験時間 3時間15分
- 受験料 6,600円
- 合格基準: 筆記全体60%以上 + 各科目40%以上 + 実技60%以上
甲種1類・3類とまったく同じ枠で、類別7問と実技の中身だけが対象設備に応じて変わる構造です。
受験者3,890人・合格率27.3%という位置
令和6年度の実績(消防試験研究センター公表値)です。
| 区分 | 受験者 | 合格率 |
|---|---|---|
| 甲種特類 | 1,079人 | 34.9% |
| 甲種1類 | 12,086人 | 24.1% |
| 甲種2類 | 3,890人 | 27.3% |
| 甲種3類 | 4,080人 | 25.6% |
| 甲種4類 | 19,767人 | 34.0% |
| 甲種5類 | 3,681人 | 35.0% |
受験者は甲4の約5分の1、甲1の約3分の1で、情報が少ない区分です。市販教材も4類・6類に比べると選択肢が限られます。裏を返せば、範囲が泡消火設備ひとつに絞られているぶんやることが明確とも言えます。
甲種1類を持っているなら試験時間が短くなる
甲種1類または3類の免状を持っていると、甲種2類の受験で試験時間が2時間30分に短縮されます(消防試験研究センターの免除一覧表)。免除される科目の内訳は公表資料の表組みから列単位で確定できなかったため、当サイトでは断定していません。確実なのは試験時間が短くなることです。
学習面でも1類の資産は効きます。泡消火設備は水系なので、ポンプ・配管・水源・全揚程といった土台が1類と共通です。新しく積むのは泡消火薬剤・混合装置・泡ヘッドの3点に絞られます。
一方甲種4類(自動火災報知設備)からの移行は差が大きいです。甲4は基礎的知識が電気10問ですが、甲2は機械6問+電気4問。甲4の勉強法をそのまま持ち込むと機械側で足切りに触れます。
学習の中心は「混合装置」
甲2で最も配点が集まるのが、水と泡消火薬剤をどう混ぜるかの方式です。
| 方式 | 原理 |
|---|---|
| プレッシャー・プロポーショナー | 差圧を利用して原液を吸入・置換する。動力源が要らない |
| プレッシャーサイド・プロポーショナー | 専用の原液ポンプで圧送する。大流量向き |
| ポンプ・プロポーショナー | ポンプの吐出側から分岐して原液を混合する |
| ライン・プロポーショナー | 送水管の途中に吸込器を置く。構造が単純で移動式向き |
名称が似ているうえ「差圧なのかポンプなのか」「どこに何を置くか」で分かれるため、原理で区別しないと選択肢を絞れません。
薬剤側はたん白泡・合成界面活性剤泡・水成膜泡の3種で、放射量が薬剤で変わる(駐車場等で6.5/8.0/3.7 L/min·㎡)点が計算問題に直結します。
まず現在地を測る
当サイトの甲種2類 練習問題 126問は、法令・基礎知識44問、構造機能46問、実技の知識問題36問をカテゴリ別に解けます。数値は消防法施行令・施行規則の原文で確認して作問しており、全問に解説と根拠条文が付いています。登録不要・全問無料です。
本試験と同じ時間配分で通すなら模擬試験を使ってください。



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