試験当日に決まっていること — 消防試験研究センターの案内から
危険物乙4の試験は一般財団法人 消防試験研究センターが実施しており、当日の持ち物・集合・退室・結果の見方はセンターの案内で決まっています。この記事はその案内に基づいて、当日の流れを時系列で整理します。会場や集合時刻は受験票に書かれているので、受験票が届いたら(電子申請なら印刷したら)まず記載内容を確認してください。
| 項目 | センターの案内 |
|---|---|
| 必ず持参するもの | 写真を貼付した受験票、鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB)、消しゴム |
| 受験できない場合 | 受験票がない、受験票に写真を貼っていない、本人と確認できない写真を貼っている |
| 集合 | 受験票に記載された集合時刻までに入室し、係員の説明を聞いてから受験 |
| 試験 | 乙種は2時間、35問の五肢択一(マークカード)。合格基準は科目ごとに60%以上 |
| 使えないもの | テンプレート等の定規類、電卓、スマートフォン、携帯電話、スマートウォッチその他の機器 |
| 途中退室 | 試験開始から35分間は不可。以降は試験官の指示により可 |
| 合格発表 | 発表予定日の正午からホームページに受験番号を掲示。正式には公示と試験結果通知書 |
持ち物 — 必ず持参する3点と、使えないもの
必ず持参する3点
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 写真を貼付した受験票 | 受験票そのものが入場の条件。写真を貼っていない受験票では受験できない。複数受験や同日併願はそれぞれの受験票に写真が必要 |
| 鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB) | マークカード方式。芯の濃さはHBまたはBと指定されている。予備を含めて2〜3本あると安心。鉛筆・消しゴム・削り器が揃う トンボ MONO マークシートセット (約530円・★4.6) が定番 (※Amazonアフィリエイトリンク) |
| 消しゴム | 訂正は完全に消してから塗り直す。よく消えるものを |
センターは、本人確認のため身分証明書(運転免許証など)の提示をお願いすることがあると受験票の注意事項に書いています。運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きの書類を受験票と一緒に入れておいてください。ただし入場の条件は「写真を貼った受験票」で、身分証明書の有無ではありません。
試験会場で使えないもの
| 使えないもの | 補足 |
|---|---|
| テンプレート等の定規類 | マークの補助にも使えない |
| 電卓 | 乙4の計算問題(指定数量の倍数など)は筆算で解く |
| スマートフォン・携帯電話 | 電源を切って鞄にしまう |
| スマートウォッチその他の機器 | 通信・計算機能のある機器は使えない |
参考書やノートは試験前の待ち時間に見る分には持っていって構いませんが、試験中は係員の指示に従ってしまいます。
あると便利なもの
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 通信機能のない腕時計 | 試験室に時計がない会場もある。スマートフォンは使えない。使用の可否は当日の係員の指示に従う |
| 上着 | 会場の空調は調整できないことが多い |
| 飲み物 | 試験前の待ち時間用。試験中の扱いは係員の指示に従う |
| 交通系ICカード・現金 | バス代など。会場への往復は公共交通機関を使う |
受験票と写真 — 届き方・貼り方・受験できない3つの場合
受験票の届き方
| 申請方法 | 受験票 | 届かないとき |
|---|---|---|
| 書面申請 | 試験日のおおむね1週間前までに、願書を出した支部から郵送される | 願書を提出した支部に照会する |
| 電子申請 | 試験日のおおむね10日前までに「受験票ダウンロード可能メール」が届き、自分でA4の普通紙(厚紙不可)に印刷する。センターからは郵送されない | 電子申請トップの「受験票/受検票の印刷」から自分で印刷する |
電子申請の受験票は、拡大・縮小せずに印刷し、複数の種類を受験する場合は種類ごとに印刷して氏名を記入します。印刷した受験票は、当日持参するまでに山折りしてのり付けします。
写真の規格と貼り方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大きさ | 縦4.5cm×横3.5cm |
| 撮影 | 6か月以内。正面・無帽・無背景の上三分身、またはパスポート規格 |
| 裏面 | 氏名・年齢・撮影年月日を記入 |
| 貼り方 | 写真専用紙にプリントした写真をのり付けする。セロハンテープは不可 |
| 氏名の記入 | 既に免状を持っている人は免状の氏名、持っていない人は住民票の氏名を書く |
写真を貼った受験票は試験当日に回収されます。切り取り線で切り離した受験票(控)は、試験結果の確認に受験番号が必要なことと、次回の受験で受験資格や科目免除の証明に使えることがあるので、保管しておきます。
受験できない3つの場合
受験票の注意事項には、受験票がない場合、受験票に写真を貼っていない場合、受験票に本人と確認できない写真を貼っている場合は受験できないと書かれています。当日の朝に写真がないことに気づいても、写真専用紙にプリントした規格どおりの写真をすぐには用意できません。前日までに貼っておいてください。
当日の流れ — 集合から試験開始まで
集合時刻までに入室する
集合時刻は受験票に書かれています。試験開始時刻は会場や試験回で違うので、受験票で確認し、分からなければ受験した支部(東京都は中央試験センター)に問い合わせます。試験会場への電話問い合わせはできません。
会場への往復は公共交通機関を使い、会場付近での路上駐車はしないようセンターが案内しています。大学や公共施設が会場になることが多く、建物に着いてから試験室までの移動にも時間がかかるので、集合時刻の30分前を目安に建物に着いておくと余裕があります。
台風などで会場や日程が変わる場合は、センターのホームページに緊急情報として掲示されます。気象庁の特別警報などに対応して延期する場合の緊急情報は、試験開始時刻の2時間前までに掲示すると受験票に書かれています。当日の朝、天候が荒れているときはホームページを確認してから出発してください。
入室から試験開始まで
集合時刻までに入室すると、係員から注意事項の説明があります。机の上に出すものは係員の説明に従い(受験票と筆記用具が基本)、スマートフォンは電源を切って鞄にしまいます。マークカードの氏名・受験番号の記入欄の位置を、説明の間に確認しておきます。不正行為や係員の指示に従わない場合は退場を命じられ、失格になります。
試験時間は2時間・35問
| 科目 | 問題数 | 配分の目安 |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 40〜45分 |
| 基礎的な物理学および基礎的な化学 | 10問 | 30〜35分 |
| 危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法 | 10問 | 25〜30分 |
| 見直し | ― | 残り時間 |
配分の目安はぴよパス編集部の提案で、センターの案内ではありません。合格基準は科目ごとに60%以上で、全体の合計点による基準はないため、得意科目で稼いで苦手科目を捨てる解き方は成り立ちません。分からない問題は印をつけて次へ進み、一周してから戻ります。
他の乙種免状を持っていて法令と物理化学が免除される人は、性質消火10問・35分の試験になります。免除される問題数に応じて試験時間が短縮されるので、自分の受験票で確認してください。
試験中の注意 — 途中退室・マーク・計算
途中退室は開始から35分後、試験官の指示で
センターのよくある質問では、途中退室は試験開始から35分間はできず、それ以降は試験官の指示により可能とされています。退室後に戻って解き直すことはできないと考え、退室前に次の3つを確認してください。
- 全35問にマークしたか
- 解答欄が問題番号とずれていないか
- 薄いマーク、消し残しがないか
マークの注意
- 芯はHBまたはBで、しっかり濃く塗る
- 5問ごとに問題番号とマーク欄の番号を照合する
- 訂正は消しゴムで完全に消してから塗り直す
計算は筆算で
電卓が使えないので、指定数量の倍数や濃度、比重の計算は筆算で解きます。試験前に乙4の計算問題の解き方で、途中式を書く手順に慣れておくと当日に迷いません。
試験後 — 合格発表の見方と免状交付申請
問題と解答は公表されない
センターは試験問題および解答についての問い合わせに一切応じておらず、ホームページで公開しているのは過去に出題された問題の一部だけです。自己採点の材料は公式には用意されないので、結果は次の合格発表と試験結果通知書で確認します。試験会場付近で有料の合否通知サービスを案内している業者がいることがありますが、センターとは無関係です。
合格発表
| 確認方法 | 内容 |
|---|---|
| ホームページの合格者受験番号掲示 | 発表予定日の正午から掲示。受験者サービスとしての掲示で、正午はアクセスが集中して表示されないことがある |
| 支部の窓口・掲示板での公示 | 法令に基づく正式な発表 |
| 試験結果通知書 | 合否にかかわらず受験者全員に送付。科目ごとの正答率が記載されている。発表から2〜3日後に届くよう送付される |
発表予定日は試験ごとに決まっています。センターの試験日程のページや受験した支部の案内で確認しておいてください。電話やメールでの合否照会には応じてもらえません。
免状交付申請
合格しただけでは免状は交付されません。申請先は受験した道府県のセンター支部(東京都は中央試験センター)です。
| 必要なもの | 注意点 |
|---|---|
| 免状交付申請書および試験結果通知書 | 一体になっているので切り離さない。試験日から6か月以上たって申請する場合は新たに写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm)が必要 |
| 既に交付を受けている危険物取扱者免状または消防設備士免状 | 持っている人のみ |
| 免状の送付用封筒 | 郵送で受け取る場合。定形封筒に郵便番号・住所・氏名を書き、460円分の切手(簡易書留郵便料金)を貼り、裏面下部に受験番号を記入 |
| 手数料2,900円(1種類につき) | 収入証紙か納付書などによる納付で、方法は都道府県で異なる。申請する支部のホームページで確認する |
窓口での受領に対応せず郵送のみとしている支部もあります。申請から免状が届くまでの目安と、免状が届いた後の保安講習・次の資格については危険物乙4 合格後の手続きにまとめています。
前日のチェックリスト
- 受験票に写真(縦4.5cm×横3.5cm、裏面に氏名・年齢・撮影年月日)をのり付けした。電子申請の人はA4普通紙に印刷し、氏名を記入した
- 鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB)を2〜3本と消しゴムをまとめた
- 身分証明書(運転免許証など)を受験票と一緒に入れた
- 受験票の集合時刻と会場を確認し、公共交通機関での経路と所要時間を調べた
- 通信機能のない腕時計を用意した(使用の可否は当日の指示に従う)
- 電卓・定規類は使えないと理解し、計算問題を筆算で解く練習をした
- 当日の朝に天候が荒れていたら、出発前にセンターのホームページの緊急情報を見ると決めた
まとめ
- 必ず持参するのは、写真を貼った受験票、HBまたはBの鉛筆かシャープペンシル、消しゴムの3点。身分証明書は提示を求められることがある
- 受験票がない・写真を貼っていない・本人と確認できない写真の3つの場合は受験できない
- 集合時刻は受験票に記載。公共交通機関で向かい、会場への電話はしない
- 試験は2時間・35問・五肢択一。合格基準は科目ごとに60%以上で、全体の合計点による基準はない
- 定規類・電卓・スマートフォン・スマートウォッチなどの機器は使えない
- 途中退室は開始から35分後、試験官の指示で可能
- 合格発表は発表予定日の正午からホームページに掲示。正式には公示と試験結果通知書で確認し、通知書の申請書で免状交付申請をする
関連する問題演習
出典
- 一般財団法人 消防試験研究センター「危険物取扱者試験」(試験手数料・注意事項・当日の持参物・使用できない機器)
- 同「受験案内 試験の方法」(試験時間・合格基準・合格発表)
- 同「受験案内 試験科目及び問題数」(科目別問題数・一部免除)
- 同「受験案内 注意事項」(受験票の送付時期)
- 同「受験案内」(受験票の写真貼付・試験結果通知書)
- 同「受験票(書面申請用・電子申請用)説明・注意事項」PDF(受験できない場合・持参物・身分証明書の提示・緊急情報の掲示時刻・写真の貼り方)
- 同「危険物取扱者試験についてよくあるご質問」Q26(途中退室)・Q30(試験問題の問い合わせ)・Q31(合格発表と試験結果通知書)
- 同「危険物取扱者試験合格者受験番号掲示」(正午からの掲示・正式な発表・電話照会不可)
- 同「新規免状の交付」(申請先・必要書類・手数料)
- 同「過去に出題された問題」(公開は一部のみ)










