危険物乙4で落ちるか不安なときは、「落ちる人の性格」に自分を当てはめるより、科目別の成績と、間違えた問題への取り組み方を確認しましょう。3科目すべてで60%以上が必要なので、得意科目だけの高得点では不十分です。次の6項目は受験者調査ではなく、自分の勉強を見直すためのチェックです。
まず確認したいのは、合計点への思い込み
公式の合格基準は科目ごとに60%以上です。免除なしなら法令15問中9問、物化10問中6問、性消10問中6問が必要です。法令8問では通過できません。計算例は合格基準の記事にまとめています。
「合計で7割取れた」「問題集を最後まで読んだ」という記録だけでは、基準に達していない科目があるか分かりません。最初に、初めて解いた問題の正解数を科目ごとに分けてください。
勉強の進め方を見直す6つの確認
下の表で当てはまる項目を見つけたら、右欄の確認を一つ試します。当てはまる数から合否や必要な勉強時間を予測する表ではありません。
| 今の勉強で起きていること | 次の演習で確かめること |
|---|---|
| 合計点だけを見ている | 法令・物化・性消の正解数を別々に記録する |
| 読む・線を引く作業で終わる | 本を閉じて問題を解き、選んだ理由を書く |
| 同じ問題の番号を覚えている | 別の問題で、用語や条件を説明できるか試す |
| 苦手な計算や科目を丸ごと避ける | どの式・単位・用語で止まるのか一段ずつ確認する |
| 間違えた問題を後回しにする | 解説を読み、次に解き直す日と確認箇所を残す |
| 見直しを含む時間を計っていない | 解答とマークの確認まで含めて練習時間を測る |
たとえば計算問題で止まる場合、「計算が苦手」で終わらせず、求める量が分からないのか、式を選べないのか、単位変換や計算で間違えるのかを分けます。計算問題の解き方で、該当する例から確認できます。学習前から計算問題をすべて捨てる方針にはしないでください。
暗記した番号で正解した問題は、理解を確認する材料として不十分なことがあります。選択肢のどこが違うか、何の条件なら答えが変わるかを、自分の言葉で説明してみましょう。
科目ごとに、戻る場所を変える
次は自己点検のための整理例です。科目別の難易度や不合格者の割合を表すものではありません。
| つまずいた箇所 | 教材で戻る場所 | 演習への入口 |
|---|---|---|
| 法令の条件や対象が混ざる | 対象・数量・手続きが書かれた箇所 | 法令の練習問題 |
| 物化の用語・式・単位が分からない | その用語の定義や式の説明 | 物理化学の練習問題 |
| 性消で似た物質を取り違える | 物質ごとの性質と消火方法の説明 | 性質・消火の練習問題 |
これらはぴよパスのオリジナル練習問題です。実際の試験で過去に出た問題の一部は、消防試験研究センターの公表問題で確認できます。公表された範囲だけで本番の全問題を予測することはできません。
手元の教材で説明を確認できるなら、まずその本を使いましょう。追加の本を検討する場合は、試し読みや目次で自分が止まった箇所を探します。工藤政孝『わかりやすい!乙種第4類危険物取扱者試験』大改訂第3版は、弘文社の書誌で物化・性消・法令・模擬テストの構成を確認できます。本の冊数を増やすこと自体を目標にしないようにしましょう。
今日の確認を、次の一回につなげる
演習後は「科目」「間違えた問題」「分からなかった点」「教材で確認する箇所」「解き直す日」を残します。全範囲を一度にやり直すか、特定科目に集中するかを、他人の固定配分ではなく自分の記録から決めてください。
免除のない乙4は2時間の試験です。時間を測る練習では、最後にマークを確認する時間まで含めます。受験票、持ち物、会場の確認は試験当日の準備も参照してください。
まだ結果が出ていない段階で、自分の不合格原因を決めつける必要はありません。結果を受け取った後の進め方は、不合格後の通知書の読み方と再受験準備で確認できます。








