税務3級の過去問(実際に出題された問題)を回ごとに解けるのは、銀行業務検定協会が編集した「問題解説集」です。無料で見られるのは、経済法令研究会のサイトにある公開試験の正解表で、中身は正解の番号だけです。
ぴよパスでは、公式の4科目(所得税・相続税と贈与税・法人税・その他の税金)を9つに分けた分野で、五答択一のオリジナル練習問題を用意しました。過去問ではなく、所得税法・相続税法・法人税法・租税特別措置法などの条文と、国税庁の公表資料にもとづいて独自に作った予想問題です。答えが年によって変わる問題には「令和7年分」のように年分や日付を書き、計算は途中の式まで解説しています。
過去問はどこで解けるか
| どこで | 中身 | 費用 |
|---|---|---|
| 税務3級 問題解説集 2026年度受験用(銀行業務検定協会 編) | 第163回(2026年3月)・第162回(2025年10月)・第160回(2025年3月)・第159回(2024年10月)・第157回(2024年3月)の試験問題・解答ポイント・正解 | 税込2,970円 |
| 経済法令研究会のサイト「検定試験正解表」 | 公開試験の回ごとの正解の番号だけ(問題文なし)。第164回(2026年7月5日)の分も出ている | 無料 |
| ぴよパスの練習問題 | 9分野の五答択一。過去問ではなくオリジナル問題で、全問に解説つき | 無料 |
回ごとの試験問題をまとめて販売しているのは、協会編の問題解説集です。2026年度受験用は2026年6月20日の発行(A5判380頁)で、2024年3月から2026年3月までの5回分を収めています。2025年度は「2025年3月受験用」「2025年10月受験用」のように受験する回ごとの版でしたが、2026年度は年度で1冊になりました。
回ごとの試験問題を無料で公開する公式の場所はありません。公式サイトの無料のPDFは、正解表(番号だけ)と、協会の事務局報(成績と正解率の低かった問題の題名)です。
正解(解答)はいつ出るか
経済法令研究会の案内では、公開試験の正解は試験の3日後(試験日を含まない)にホームページで発表されます。2026年12月6日の第165回なら、12月9日(水) です。正解表は択一の問題の正解番号を並べたPDFで、合否の発表ではありません。
公開試験の問題用紙は持ち帰れるので、正解表は手元の問題で自己採点するためのものです。税務3級の正解は1〜5の番号で並んでいます。
CBT方式の問題は手元に残らない
テストセンターで受けるCBT方式では、問題を持ち帰れません。合否はその場で分かり(即時判定)、スコアレポートと出題項目の一覧を受け取ります。CBTで受ける人は、問題解説集と練習問題で準備することになります。
古い年度の過去問は税制改正に注意
税務の過去問は、出題された年の法令で作られています。2025年12月1日に施行された改正で所得税の基礎控除や給与所得控除の額が変わり(令和7年分から)、2026年4月には取引相場のない株式の評価の割合も変わりました。問題解説集の古い回や前の年度の版を解くときは、数字が今の決まりと合っているかを解説やテキストで確かめてください。改正の要点は税務3級とはにまとめました。
試験の形をおさらい
五答択一式50問(所得税20問・相続税と贈与税18問・法人税7問・その他の税金5問)、各2点で、120分・100点満点中60点以上が合格です。成績が公表された直近3回(第160回・第162回・第163回)の合格率は24.59%〜36.04%で、平均点は合格点に届いていません。合格率・業態別の数字・2級や4級との違いは、税務3級とはにまとめました。
練習問題の分野 — 9分野
| 分野 | 公式の科目 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 所得の種類と金融商品の課税 | 所得税 | 所得の種類・利子と配当・上場株式等の譲渡・NISA・一時所得 |
| 不動産所得・事業所得・譲渡所得 | 所得税 | 不動産所得と資産損失・事業所得・土地建物の譲渡所得 |
| 損益通算・所得控除・税額控除と申告 | 所得税 | 損益通算・純損失と雑損失・基礎控除と扶養控除・医療費控除・配当控除・予定納税 |
| 相続人と相続税の課税価格 | 相続税・贈与税 | 相続人と相続分・みなし相続財産・葬式費用・生前贈与加算・課税価格 |
| 相続税額の計算と申告・納付 | 相続税・贈与税 | 遺産に係る基礎控除・相続税の総額・2割加算・配偶者の税額軽減・未成年者控除・申告と納付 |
| 財産の評価 | 相続税・贈与税 | 宅地・家屋・小規模宅地等の特例・取引相場のない株式 |
| 贈与税と相続時精算課税 | 相続税・贈与税 | 暦年課税・贈与税の配偶者控除・相続時精算課税 |
| 法人税 | 法人税 | 同族会社・受取配当等の益金不算入・減価償却・交際費 |
| その他の税金(消費税・地方税・印紙税) | その他の税金 | 消費税の免税事業者と簡易課税・住民税と事業税・印紙税・固定資産税と不動産取得税 |
練習の進め方
- 所得税の3分野から始める — 50問中20問を占め、譲渡所得は3回、不動産所得と損益通算・純損失は2回ずつ、正解率の低い問題に入っています。所得の金額の計算の流れを、ここで固める。
- 生前贈与加算を重点的に — 第157回・第160回・第163回の3回で、正解率の低い問題に入りました。相続人と相続税の課税価格の分野の生前贈与加算の問題(2026年5月の相続)で、加算する期間の数え方と、加算しない贈与を確かめる。2027年以後の相続では期間が延びることも解説で押さえる。
- 法人税は計算の型を覚える — 第162回は減価償却限度額の計算と受取配当金の益金不算入、第163回は交際費等の損金算入限度超過額の計算が、正解率の低い問題に入りました。法人税の分野で、計算の手順を確かめる。
- 改正の後の数字で覚え直す — 基礎控除・給与所得控除・株式の評価の割合など、2025年12月から2026年4月にかけて変わった数字は、解説に書いた条文の数字と比べて確かめる。
- 問題解説集の1回分を120分で通す — 分野を一周したら、本番と同じ50問・120分で通して、6割の線を確かめる。
まとめ
- 過去問を回ごとに解けるのは、協会編の問題解説集(2026年度受験用は第157・159・160・162・163回の5回分・税込2,970円)。
- 無料の正解表は番号だけ。12月6日の試験の正解は12月9日に出る。合否の発表ではない。
- CBT方式の問題は手元に残らない。公開試験の問題用紙は持ち帰れる。
- 税務の過去問は出題した年の法令で作られている。古い回は改正の後の数字と比べて解く。
- 9分野の練習問題で、正解率の低い論点(譲渡所得・生前贈与加算・法人税の計算など)を先に固めてから、問題解説集で通し演習を。
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出典
- 経済法令研究会『税務3級 問題解説集 2026年度受験用』(収録回・価格・頁数・発行日): https://www.khk.co.jp/book/book_detail.php?pid=55047
- 経済法令研究会の公式ブログ(2025年度までの問題解説集の版): https://khk-blog.jp/11882/
- 経済法令研究会「検定試験正解表」: https://www.khk.co.jp/exam/examcorrectanswer.php
- 銀行業務検定協会「第164回 銀行業務検定試験 正解表」(2026年7月5日実施): https://www.khk.co.jp/upfiles/pdf/7655.pdf
- 経済法令研究会「試験の流れ」(正解の発表): https://www.khk.co.jp/exam/exam_flow.php
- 経済法令研究会「検定試験」(公開試験の問題用紙の持ち帰り・CBT方式の違い): https://www.khk.co.jp/exam/
- 経済法令研究会「よくあるご質問」(CBTの問題の持ち帰り): https://www.khk.co.jp/faq/
- 経済法令研究会「税務3級」(出題形式・科目構成・合格基準): https://www.khk.co.jp/exam/exam_detail.php?pid=52136&oid=42
- CBT-Solutions「税務3級」(即時判定・スコアレポート): https://cbt-s.com/examinee/examination/khk-zeimu03.html
- 銀行業務検定協会「事務局報」No.344・No.347・No.349・No.352・No.354(成績結果と正解率の低かった問題): https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/6844.pdf ・ https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/6951.pdf ・ https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/7142.pdf ・ https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/7380.pdf ・ https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/7634.pdf











