2級電気工事施工管理技術検定の 過去問は、建設業振興基金が無料で公開しています。 試験研修本部のホームページに検定問題のPDFがあり、正答肢の表はPDFの最後に入っています。公開は 試験日の翌営業日の午前9時から1年間 です。解説は無く、第二次検定の記述問題の正答も出ません。第一次検定は 62問から40問を選んで答える 試験なので、過去問は選び方の練習にも使います。
いま公式で見られる回(2026年10月11日時点)
建設業振興基金 試験研修本部の「過去の受検状況・検定問題・合格基準」のページに、建築と電気工事の種目ごとの「検定問題・正答肢」の表があります。2級電気工事の分は3つです。
| 回 | 中身 |
|---|---|
| 令和8年度 前期 第一次検定 | 検定問題と、最後のページの正答肢 |
| 令和7年度 後期 第一次検定 | 検定問題と、最後のページの正答肢 |
| 令和7年度 第二次検定 | 検定問題と、四肢択一式の問題4・5の正答肢 |
前期の日程では第二次検定が行われないので、第二次検定は後期の分だけです。
公開の決まりと、使うときの注意
受検の手引では、検定問題と正答肢番号を 試験日の翌営業日の午前9時から1年間、財団のWEBサイトに載せるとしています。第二次検定は、検定問題と四肢択一の設問の正答肢番号だけで、記述式の設問の正答は公表しません。
- 解説は無い — 正答肢の表は問題番号と正解の番号だけです。
- 古い回は公式に残らない — 1年間を過ぎた回を公式から手に入れる方法は書かれていません。それより前の回は、市販の過去問題集で解きます。財団も、書店で市販されている問題集・参考書を使うよう案内しています。
- 転載は禁止 — サイトの各ページに、掲載している記事・写真・図表などの転載を禁じると書かれています。自分で解く・印刷して解く分にとどめます。
- 問い合わせはできない — 検定問題の内容についての問い合わせには答えないとされています。
本の選び方は「2級電気工事施工管理技士の練習問題の使い方」にまとめています。
第一次検定: 62問から40問を選ぶ並び
令和8年度の第一次検定は、10時15分から12時45分までの2時間30分で、マークシートで答えます。問題は四肢択一式か五肢択一式で、法令などは令和8年1月1日に有効なものとされています。合格基準は40問中24問以上の正解です。
問題のPDFには分野名の見出しが無いので、下の「出ていたもの」は令和8年度前期の問題の主題を当サイトでまとめたものです。
| 問題番号 | 数 | 答える数 | 出ていたもの(令和8年度前期) |
|---|---|---|---|
| No.1〜4 | 4 | 全問 | 電流と電荷・平等電界・回路・同期発電機 |
| No.5〜10 | 6 | 4問を選ぶ | 汽力発電・電力用コンデンサ・表皮効果・照明の単位・単相誘導電動機など |
| No.11〜29 | 19 | 10問を選ぶ | 水力発電・変圧器・送電線路・配電・幹線・受電設備・接地工事・合成樹脂管工事・非常電源・インターホン・電車線・道路照明など |
| No.30〜35 | 6 | 3問を選ぶ | 給水設備・舗装・移動式クレーン・地中管路・鉄道のカントなど |
| No.36〜40 | 5 | 全問 | 配線用図記号と、能力問題4問(仮設計画・工程表・ネットワーク工程表・品質管理) |
| No.41〜50 | 10 | 6問を選ぶ | 施工計画書・工程・絶縁耐力試験・墜落制止用器具・足場・架空配電線路・金属管配線など |
| No.51〜62 | 12 | 8問を選ぶ | 建設業法・電気事業法・電気工事業法・電気用品安全法・建築基準法・消防法・労働安全衛生法・労働基準法など |
全問に答えるのは9問だけで、残りの31問は選んで答えます。No.11〜29は19問から10問を選ぶので、得意な設備の分野を先に決めておくと、本番で迷う時間が減ります。問題文で「電気設備の技術基準とその解釈」と書かれているのは、省令と解釈の両方のことで、解釈の第7章(国際規格の取り入れ)は除くと表紙に書かれています。令和7年度後期の第一次検定も、同じ問題番号の区切りでした。
第二次検定: 5問すべてに答え、記述は3問
令和8年度の第二次検定は、14時15分から16時15分までの2時間です。令和7年度の問題は5問で、全問に答えます。問題1〜3が記述式、問題4・5が四肢択一式でした。問題1は問Aと問Bのどちらかを選んで書く形です。
公開される正答は問題4・5の分だけなので、記述の問題1〜3は、問題集の解答例を参考に自分で書いて直す練習をします。
合格率(建設業振興基金の発表)
| 回 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 前期 第一次検定 | 4,646人 | 2,669人 | 57.4%(計算値) |
| 令和7年度 後期 第一次検定 | 6,841人 | 3,772人 | 55.1% |
| 令和7年度 第二次検定 | 5,023人 | 2,600人 | 51.8% |
令和8年度前期は公式の資料に率が無いので、受検者数と合格者数から計算しました。
11月8日の試験は、翌営業日の9時から答え合わせ
令和8年度後期の試験は 11月8日(日) で、公開の決まりどおりなら、検定問題と正答肢番号は 11月9日(月)午前9時 から見られます。令和8年度後期の受検の手引には、問題用紙は希望者のうち試験終了時まで在席した人に限り持ち帰れると書かれています(令和7年度後期と令和8年度前期の問題用紙にも、同じ趣旨の記載があります)。持ち帰った問題用紙に答えを控えておけば、40問中24問に届いたかを自分で確かめられます。合格発表は、第一次検定が12月21日(月)、第二次検定が令和9年2月5日(金)の予定です。
過去問の解き方
- 令和8年度前期を2時間30分で解く — どのまとまりから何問を選ぶかを、問題を見ながら決める練習をします。
- 正答肢で採点し、選んだ問題の正答率を見る — 24問が目安です。全問に答える9問の正解数も別に数えます。
- 令和7年度後期も解く — 令和8年度後期の分が出ると入れ替わる見込みです(入れ替える日は公式に書かれていません)。
- 間違えた問題は、法令や電気設備の技術基準の解釈で理由を確かめる — 公式の正答は番号だけです。
- それより前の回は、解説付きの過去問題集で — 選ぶと決めた分野を重点的に解きます。
- 第二次検定も受ける人は、令和7年度の問題で記述を書く — 問題1は自分の工事の経験をもとに書く準備をしておきます。
例題: ぴよパスの予想問題から2問
例題1(直並列回路) 6Ωと3Ωの抵抗を並列につなぎ、さらに4Ωの抵抗を直列につないだ回路に直流12Vを加えたとき、回路全体に流れる電流を選ぶ問題です。
答え: 2A。並列部分の合成抵抗は 6 × 3 ÷ (6 + 3) = 2Ω で、4Ωを足すと全体は6Ωです。オームの法則で 12 ÷ 6 = 2A になります。並列部分を先にまとめてから直列に足すのが手順です。 この問題を解く →
例題2(接地工事) A種〜D種の接地工事の記述のうち、不適当なものを選ぶ問題です。
答え: 「C種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下」が誤り。C種は10Ω以下(地絡を生じたときに0.5秒以内に自動で電路を遮断する装置を施設する場合は500Ω以下)で、100Ω以下はD種の値です。A種は10Ω以下、B種は変圧器の低圧側の中性点などに施す接地です。 この問題を解く →
ぴよパスでは、2級電気工事施工管理技術検定の第一次検定の範囲から作ったオリジナル予想問題40問を、4つのカテゴリに分けて無料で公開しています。全問が四肢択一で、解説が付いています。
当サイトの問題について
ぴよパスの問題は、建設業振興基金の検定問題を写したものではなく、出題範囲と法令・公的な資料をもとに独自に作った オリジナルの予想問題 です。
出典
- 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部「過去の受検状況・検定問題・合格基準」(公開している回・記述の設問の正答を公表しないこと・転載の禁止の表示)
- 建設業振興基金「2級電気工事施工管理技術検定」(令和8年度の日程)
- 建設業振興基金「受検の手引(令和8年度 前期 第一次検定)」「受検の手引(令和8年度 後期 第一次・第二次検定同時申請用)」「受検の手引(令和8年度 後期 第一次検定のみ)」(検定問題等の公表・試験時間・解答形式・法令の基準日・参考書の扱い・問い合わせ)
- 建設業振興基金「令和8年度 前期 第一次検定 検定問題」「令和7年度 後期 第一次検定 検定問題」「令和7年度 第二次検定 検定問題」(問題番号の区切り・選び方・正答肢・配点・問題用紙の持ち帰り)
- 建設業振興基金 試験の結果(令和8年度 前期 第一次検定の合格者・令和7年度の実施結果)
次に読む
- 2級電気工事施工管理技士の練習問題の使い方 — 40問の分け方と、62問中40問の選び方
- 2級建築施工管理技士の過去問はどこにある — 同じ建設業振興基金の公開
- 2級土木施工管理技士の過去問はどこにある — 全国建設研修センターの公開の仕方




