技術士 第一次試験 専門科目 機械部門 材料力学 練習問題 第1問: 太さの異なる2つの区間からなる段付き丸棒がある。区間Aは直径30 mm・長さ800 mm、区間Bは直径20 mm・長さ500 mmで、両区間は同じ材料(縦弾性係
太さの異なる2つの区間からなる段付き丸棒がある。区間Aは直径30 mm・長さ800 mm、区間Bは直径20 mm・長さ500 mmで、両区間は同じ材料(縦弾性係数200 GPa)でできている。棒の両端に軸方向の引張荷重Pを加えたところ、棒の全長の伸びが0.40 mmであった。応力は弾性の範囲にあって各区間の断面内で一様とし、段の部分の応力集中は無視する。荷重Pの大きさに最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 29.4 kN
荷重Pは約29.4 kNです。段付き丸棒は2本の棒の直列で、どの区間にも同じ軸力Pが働きます。
各区間の伸びはフックの法則からPLᵢ/(AᵢE)で(DOE Fundamentals Handbook Material Science Vol.1 Hooke's Law 式(2-3))、全長の伸びはその和なので、P=δE/Σ(Lᵢ/Aᵢ)です。
A_A=π×30²/4≒706.9 mm²、A_B=π×20²/4≒314.2 mm²
Σ(L/A)=800/706.9+500/314.2≒1.132+1.592=2.723 mm⁻¹
P=0.40×200000÷2.723≒2.94×10⁴ N=29.4 kN
「37.4」は円の面積からπ/4を落としてd²とした値、「118」は直径を半径とみてπd²とした値、「19.3」は全長を細い区間の断面積で計算した値、「50.3」は細い区間だけが伸びるとした値です。検算すると、29.4 kNでの伸びは約0.166 mmと0.234 mmで、和は0.40 mmです。
段付き棒の伸びは区間ごとのPLᵢ/(AᵢE)の和で、断面積は直径からπd²/4で求めます。
関連キーワード: 段付き丸棒・フックの法則・軸荷重・伸び・縦弾性係数
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