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宅建業法 攻略|35・37条書面/8種制限/免許 (2026年版)

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宅建業法 攻略|35・37条書面/8種制限/免許 (2026年版)
目次

宅建試験で最もコスパよく点数を積める科目が、50問中20問を占める宅建業法です。権利関係の民法が「理解しても点が取れない」難しさを持つのに対し、業法は「条文と数値を正確に覚えれば解ける」問題が多く、努力が素直に得点に直結します。目標は20問中17〜19問。ここで取りこぼすと他の科目で挽回するのが難しくなります。

結論:業法17〜19問を取る設計

論点出題数の目安攻略の鍵
35条・37条書面5〜6問目的の違いから記載事項を逆算
8種制限(クーリングオフ・手付等)3〜4問数値を正確に覚える
免許(区分・欠格事由・更新)2〜3問「5年」と「90日前〜30日前」
媒介契約・報酬計算2〜3問業務日の数え方と速算式
その他(保証・営業・宅建士等)残り頻出項目を押さえる

頻出論点だけで10〜13問分あります。報酬計算と媒介契約を加えれば18点設計が立てられます。

この記事で分かること

  • 業法20問で17〜19問を取るための頻出論点マップ
  • 35条書面と37条書面の違いと記載事項の覚え方
  • 8種制限の全体像とクーリングオフ・手付金・報酬計算の数値
  • 免許区分・欠格事由・有効期間の落とし穴
  • 業法特有のひっかけパターンと回避策

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業法で17〜19問を取るための全体設計

業法20問の出題内容はおおむね以下の比率で構成されます:

カテゴリ出題数の目安優先度
35条・37条書面5〜6問最優先
8種制限(クーリングオフ・手付・保全等)3〜4問最優先
免許(区分・欠格事由・更新)2〜3問
媒介契約・報酬計算2〜3問
宅建士・営業保証金・弁済業務保証金など残り

3大頻出だけで10〜13問分あり、報酬計算・媒介契約を加えれば18点に届く設計が立てられます。

35条書面(重要事項説明書)vs 37条書面(契約書面)

業法の得点を左右する最大のテーマです。毎年5〜6問出題されます。

目的から逆算する

項目35条書面37条書面
交付タイミング契約締結契約締結後遅滞なく
目的購入者が判断するための情報提供契約内容の証拠として双方保持
宅建士の記名必要(電磁的方法の場合も対応)必要
説明義務あり(宅建士が口頭で説明)なし(書面交付のみでよい)

記載事項の覚え方: 丸暗記より「なぜその情報が必要か」から考えます。35条は「買うかどうかを決める判断材料」なので、物件の詳細情報(登記・用途制限・ライフライン・手付金の保全措置等)が並びます。37条は「契約したという証拠」なので、代金・引渡し日・危険負担・契約解除の条件など合意内容が並びます。

試験での落とし穴: 「区分所有建物(マンション)は35条のみに記載」「代金の額は37条のみに記載」という分類問題が頻出です。どちらに属するかを混同したまま進むと複数問を落とします。

8種制限:数値を正確に覚えると3〜4問確保できる

8種制限とは、宅建業者が自ら売主となり一般消費者(非業者)に不動産を売る場合に適用される、消費者保護のための8つのルールです。業者間の取引には適用されません(これが最大の落とし穴)。

クーリングオフ

  • 行使期間: 書面で告知を受けた日から8日以内
  • 行使できない場合: 買主が自ら希望して事務所以外(現地等)で締結→告知なしで8日経過後・物件の引渡しと代金全額支払いが完了した後
  • 効果: 損害賠償・違約金の請求不可

手付金の制限

  • 手付金額の上限: 売買代金の20%以内
  • 損害賠償額の予定: 売買代金の20%以内に制限(超過した特約は20%に減額)

手付金等の保全措置

  • 工事完了前(未完成)物件: 手付金等が売買代金の5%超または1,000万円超の場合に保全措置が必要
  • 工事完了後(完成)物件: 手付金等が売買代金の10%超または1,000万円超の場合に保全措置が必要

免許:区分と数値の正確な把握が問われる

大臣免許と知事免許の区別

  • 国土交通大臣免許: 複数の都道府県に事務所を設置する場合
  • 都道府県知事免許: 1つの都道府県内のみに事務所を設置する場合

主たる事務所の所在ではなく、営業所の所在地が何都道府県にまたがるかで決まります。本社所在地だけで判断してはいけません。

免許の有効期間と更新

  • 有効期間: 5年
  • 更新申請: 満了日の90日前から30日前までの間に申請
  • 期限内に申請できなかった場合は免許が失効します(更新後に再申請が必要)

欠格事由の「5年」ルール

免許を受けられない欠格事由の多くに「5年」という期間制限があります。

  • 宅建業法違反で罰金刑に処せられた日から5年は免許取得不可
  • 禁錮以上の刑の執行が終わった日から5年は免許取得不可
  • 免許取消しから5年は免許取得不可(不正取消しの場合)

「禁錮以上か罰金か」「刑の確定日か執行終了日か」の細かい区別が問われます。

媒介契約の種類と「業務日」の落とし穴

種類他社への依頼自己発見取引レインズ登録義務報告義務
一般媒介できるできる任意(義務なし)なし
専任媒介できないできる契約締結の翌日から7業務日以内2週間に1回以上
専属専任媒介できないできない契約締結の翌日から5業務日以内1週間に1回以上

試験での落とし穴が「7日以内・5日以内」が「業務日」であること。土日祝は算入しないため、暦日より日数が延びます。選択肢に「7日以内」と書いてあっても「暦日か業務日か」を確認するのが正解へのカギです。

「レインズ登録の期限」「依頼者への報告頻度」「業務日か暦日か」が選択肢に頻繁に登場します。数値の違いを確認します。

報酬計算:速算式を具体的な計算例で確認

売買の場合の報酬上限(一方から受領できる金額):

  • 売買代金200万円以下の部分:5%
  • 200万円超〜400万円以下の部分:4%
  • 400万円超の部分:3%

速算式(400万円超の場合):売買代金×3%+6万円(税抜)で一方から受領できる上限が出ます。

計算例: 3,000万円の売買で売主から受領できる上限は?

  • 3,000万円×3%+6万円 = 90万円+6万円 = 96万円(税抜)

両者(売主・買主)から受領できる合計上限は96万円×2 = 192万円(税抜)。ただし「一方から受領できる上限は96万円」が問われることが多いため、速算式の使い方を問題で一度確認しておきます。

業法特有のひっかけパターン

ひっかけ1: 8種制限の「業者間取引には適用なし」 売主が宅建業者でも、買主が宅建業者なら8種制限は適用されません。「売主が宅建業者」という条件だけを見て「適用あり」と判断すると失点します。

ひっかけ2: 35条の「説明」と37条の「交付のみ」 35条書面は口頭説明が義務(宅建士が読み上げ説明する)ですが、37条書面は交付するだけでよく説明義務はありません。「宅建士が説明した」という選択肢が37条なら誤りです。

ひっかけ3: クーリングオフの「8日」の起算日 告知を受けた日から起算します(=告知受領日を1日目)。「申込日から8日」ではありません。また、告知が書面でなければクーリングオフの期間は開始しません。

残り時間別の優先アクション

残り時間やること
2ヶ月以上35条・37条の記載事項をリスト化して整理する
1ヶ月8種制限の数値を覚え、報酬計算の速算式を使いこなす
2週間ひっかけパターンを問題で確認し、媒介契約の3種類を比較する
直前3日数値リスト(クーリングオフ8日・手付2割・保全5%/10%・速算式)を再確認

まとめ:今日やる一手

宅建業法20問は、試験全体の得点設計の柱です。押さえるべき数値を整理します。

数値内容
クーリングオフ:8日書面告知を受けた日から8日以内(告知日が1日目)
手付金の上限:20%売買代金の20%以内(業者間は適用なし)
保全措置の基準:5%/10%未完成5%超・完成10%超(または1,000万円超)
速算式:3%+6万円400万円超の売買で一方から受領できる上限
レインズ登録:7/5業務日専任7業務日以内・専属専任5業務日以内
免許の更新申請:90日前〜30日前この期間外の申請は不受理
欠格事由の多くに:5年罰金刑・禁錮以上・不正取消後5年は免許不可

業法は「条文と数値を正確に覚えれば解ける」問題が多く、時間をかけた分だけ得点に直結します。

今日やる一手: 35条書面と37条書面の記載事項をそれぞれA4半ページにまとめ、「どちらにしか載らない項目」を確認してみてください。

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

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